アンチ程々の家宣言 〜BESSの家で程々じゃないジャパネスク生活〜

BESSがプロデュースするジャパネスクハウス「程々の家」を、ぜんぜん程々じゃなく暮らす様をご紹介いたします。

夜の入居前内覧会(洗面&トイレ編)

先日からお送りしております夜の入居前内覧会。「夜の」とタイトルに加わるだけでアクセス数がぐんと伸び、日本人の性の乱れについて心を痛めている今日このごろです。というのは嘘で、これでたぶん折り返し点なので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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さて、前回までは「夜の」感満載でお届けしてまいりましたが、今回ご紹介する洗面スペースは夜も昼も関係ございません。なぜなら窓がないからであります。なくなった経緯はこちら。

 

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窓がない水回りなんて、いかにもジメジメしてそうで、暗そうで、考えただけで気が滅入るなんて方もいらっしゃるかもしれませんが、結果としてこれからご覧いただくとおり、私たち一家3人の程々の家の中で、もっとも明るい場所となりました。

 

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穴蔵みたいな暗さの程々の家の、さらに一番奥にある部屋がいちばん明るいなんて、さながら宝探しに入った洞窟のようで若干ワクワクいたしますが(しないよ)、そんなわけでリビングからその最奥をちょっと覗いてみましょう。

 

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ご覧の通り、洗面スペースは床から壁から天井から白一色。正確には巾木や梁なんかは黒になっていますが、受ける印象としては「白っ!」、そして「明るっ!」というもの。なんというか、他の空間とのコントラストがハンパないです。

 

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で、中に入ってみると、幅1650mmのカウンターにボウルがひとつ。それだけ。タオルハンガーはありますが、ミラーも棚もありません。

 

これはBESS東葛のあまりの提案力のなさによって自分で考えなくてはならなくなった私が、このエリアを考えてる時点で疲れ果てて「もうぜんぶ後でいいや」って思ってたら、後もなにも家ができてしまったという恐ろしいお話であります。

 

いや、実際はこれでもまだできた方で、そのうちご説明するつもりではありますが、この写真、入居前DIY後のものであります。自分でやらなきゃいつまでたっても家が出来上がらないのであります。

 

などと書きながら、この状態。収納力がゼロという点を除けばシンプルで結構気に入ってたりもします。人間の脳って柔軟だなあ。

 

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カウンターもボウルも水栓もタオルハンガーもタイルもぜーんぶLIXILというあたり、考えるのが面倒になった心理状態が如実に表れております。まあ、でも、特にどれにも不満はなく、しばらくこのままの状態で生活しそうな雰囲気がプンプンしております。

 

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もうひとつあるものとしてはこちらの分電盤。本当だったらパントリーとかに隠したかったのですが、どうしてもココじゃなきゃダメらしく、カウンターの右上にぶら下がっております。

 

IHヒーターのみ200Vのシールが貼ってありますが、床暖房も小屋裏のエアコンも200Vのはずでして、大丈夫なのコレ?

 

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で、そこから左を見ると、トイレの入口がございます。サンワカンパニーのドアで、とってもシンプルなデザイン。ぶっちゃけココはイマイチ気に入っておりませんが、まあ、でも、シロートがなにも考えずにセレクトするとこうなるという悪しき例として、しばらく反省のためにこのままにしておきたいと思います。

 

ちなみに、とんでもない場所にコンセントがありますが、これはこちらが指示して付けてもらったもの。この場所に設置する意味がまったくわからないらしく、何度となくふさがれそうになりましたが死守に成功。なにに使うかは、そのうち。

 

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で、ドアオープン。同じく真っ白の空間が広がっておりまして、見切り材こそあるものの、床材は白のタイルカーペットで統一。トイレにタイルカーペットってぶっちゃけどうなの的な疑問に対して、現在でも自問自答の日々が続いております。

 

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天井もご覧の通り。ダウンライトが1灯と換気扇があるほかは、棚もニッチもなーんにもなし。ごくごくつまらない空間です。ていうか、なにも言わなかったらここの換気扇もブラウンなんだ。ふーん(震え声)。

 

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スマートリモコン。トイレ。ペーパーホルダー。ぜんぶLIXIL。以上。

 

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で、このトイレ、洗面、そしてバスルームの空間を、できるかぎり明るく、できるかぎり一体感を持たせたいということで、タイルはもちろん壁や床の色をできるかぎりユニットバスに近づけるのが一つの目標でございました。床を白のタイルカーペットにしたのもそのような理由からです。

 

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そのバスルームとの境目はこんな感じ。向こうがタイルでこちらがタイルカーペット。色味などはサンプルも取り寄せずに一発勝負でしたが、個人的には十分に合格です。

 

ちなみに、入居後1ヶ月ほど経ちましたが、タイルカーペットであることで特に不具合はなく、掃除も思ったよりかんたんで、これはなかなか成功だったのではないかと思っている次第であります。

 

特に見るべきものもない洗面スペース&トイレでしたが、次回はいよいよ妻が贅の限りを尽くしたバスルームとなります。うひひ。

 

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次回「夜の入居前内覧会(バスルーム編)」につづく

 

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夜の入居前内覧会(リビング編・その2)

WEB内覧会をスタートしてから、ずいぶんとたくさんの方にこちらのサイトをご覧いただいております。自分で言うのもアレですが、こんな家見て何の参考になるんだという気がしないでもありません。というのは嘘で、お忙しい中ご覧いただき誠にありがとうございます。

 

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てなわけで、リビング編の続きとなります。全体的なムードは前回の記事でご紹介したので、今回は細かいところをメインに見ていきましょう。

 

 

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こちらが問題の盲腸スペースであります。広さは壁芯でちょうど1畳。程々の家の場合、杉のパネリング材を貼ってあるためフツーの部屋よりも有効寸法が狭く、実寸で奥行き1810mm、幅は740mmとなります。

 

ぶっちゃけココのスペース、なにに使おうかまったく決めておりません。いちおう奥に絵かなんかを飾れるように、上に設置するダウンライトは首を振れるタイプ(ユニバーサルとか言うんだっけ?)にしてありますが、飾るような絵もなく、ていうかこんなトコに絵が飾ってあったら怖いんじゃないのとかいう気も若干しつつ、絶対的に収納スペースが足りなさそうなこの家なので、奥に自在棚でもつけるかなあなどと考えつつ、現在に至っております。

 

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こちらのスペース、いちおうの通風用に小さい窓が付いています。ただでさえ狭い開口部が、横引き網戸のせいでもっと狭く感じてしまうのはご愛嬌ですが、まあ、いいや。

 

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こちらがこれまた例の意識高い系階段。階段そのものはフツーの(フツーなのか?)スケルトン階段なのですが、ご覧のように最初の2段が大きなボックスになっていて、中がまるっと収納になっております。で、その壁際に幅1200mmのライン照明が仕込まれており、その上にはテレビの壁掛け用ニッチがございます。

 

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階段下のスペースはご覧の通り。スピーカーを置くことは決定しているのですが、その他の部分についてはこれまたノープラン。棚やら何やらを置くことはいくらでも可能なのですが、玄関を開けたらいきなり見える場所のため、スマートな方法を考えているうちに月日ばかりが流れてゆきます。

 

とりあえずということでくっつけたコンセントがむなしく出番を待っているので、ちょっとなんか考えてあげないといけませんなあ。

 

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階段を登ってリビングを見下ろすとご覧の感じ。こうして見ると、カタチとしてはほとんど正方形ですね、コレ。ていうか、このアングルからだと盲腸スペースがいい味を出してる、というか、まさかこの先が行き止まりとは誰も思わないだろう感を醸し出していて、個人的にけっこうツボです。

 

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で、ふたたびこちらの階段ボックスに戻ります。中が収納っていっても、これドコをどうすれば中にモノが入れられるのでしょうか。

 

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などと思いながら手前側の踏み板を引っ張ると、ズズズと手前に動きます。この踏み板ブロック、異常に頑丈で異常に重く異常に精度が高く、この上で飛んても跳ねてもミシリとも言わず、子供がイタズラで開けることなんて完全に不可能な重さで、これっぽっちのスキマもなく収まります。確かに設計図とは異なりますが、大工さんのプライドを感じるトコロです。

 

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というわけで、中身はこんな感じ。奥に見えるコンセントはフツーの電源のほか、TVアンテナとLANになります。基本的にあまり使わないモノとオーディオやら何やらをこの中に収納予定。こうやってセコくセコく収納スペースを稼いでいくのです。

 

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先ほどさらりと触れたテレビ用ニッチはこんな感じ。たった5cmしか凹んでおりませんが、壁掛け金具をちょっとでも引っ込めて、階段の昇り降りのジャマにならないようにという涙ぐましい努力であります。ニッチが嫌いとか言ってたけど、ココはテレビの後ろに隠れて見えないからセーフ。

 

と、こんな感じでディティール編も終了。基本的にシンプルでガランとした空間のため、特にお見せする場所もないといえばないのですが、それではあんまりなので最後にリビングでいちばんお気に入りの画像を。

 

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格子戸を閉めて広縁の照明を点け、室内側の灯りを落とすと、こんな感じで不思議な空間に早変わり。これを見てしまったら、ここにソファやらテーブルやらを置くのがもったいなく感じてきてしまいました。

 

パントリーのところでもちょっと言ったように、精度や質感のせいでちょっぴり残念な格子戸ですが、カーテンやブラインドでは味わえない良さもあるのですねえ。ちょっと楽しい。

 

以上、リビングでございました。1階も残り少なくなってまいりましたが(2階はもっと少ないけど)、もう少々お付き合いくださいませ。

 

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次回「夜の入居前内覧会(洗面&トイレ編)」につづく

 

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夜の入居前内覧会(リビング編・その1)

こちらの入居前内覧会。便宜上「ナントカ編」と銘打っているわけですが、基本的に空間に仕切りというものがないため、ナントカ編もカントカ編もなく全部一緒じゃねーかというセルフツッコミが止まりません。というわけで、キッチン&パントリーエリアに引き続いてのリビング編です。

 

 

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そうそう、この家の場合「リビングルーム」ではなく、あくまで「リビングエリア」なのですよね。ていうか、まだリビングになるのかダイニングになるのか何になるのかよくわからない空間だったりします。それでいいのか。

 

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こちらのエリア、広さで言うと約15畳。建築ブログ界にあふれる大豪邸に比べれば、特に驚くに値するような広さではございません。ていうか、右下にある盲腸みたいなスペースを除けば14畳とかですし。

 

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それを表すかのように、土間スペースから見ても大して広さは感じません。吹き抜けではありますが、勾配天井の登り梁と表し梁のおかげで頭上がスコーンと抜けてる感じもあまりいたしません。

 

また、スケルトン階段とスケルトン耐力壁のお陰で抜け感はありますが、むしろコレのおかげで目線の奥行きが平板になってしまい、結果として広く感じないという気もいたします。家具やら何やらを置けばだいぶ変わるのでしょうが、まあ、つまり、第一印象としてはあんまり広くない、と。

 

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が、こうして見ると、なぜかちょっと広くなった気がします。何が違うかというと、格子戸の向こうにある広縁の照明。広縁にはダウンライトが3灯ありまして、こちらを点灯することでリビング空間が奥に広がったように錯覚します。外だけど

 

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でもって、格子戸を仕舞うとこんな感じ。映り込みさえ気にしなければ奥に2m以上空間が広がったような感覚。広縁を明るくしたいというリクエストを出した時「そんなに明るくしてどーすんの?」的なリアクションを頂戴したわけですが、これは明らかに正解でした。わーい。

 

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次は広縁側に移動して、土間スペース方面を振り返ってみます。リビング部分の写り方が少ないのを見てもわかるように、やっぱり広くはないのです。階段がスケルトンだろうが、キッチンが浮いていようが、決して広くはないのです。が、ちょっと上を見てみると……。

 

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土間エリアの上にロフトが乗っかっており、そのてっぺん。つまり、この程々の家でいちばん高い部分まで見渡せます。1階のフロアレベルからだと約5・5m。そのトップにあるロフト照明が目に入るのも、高さ感を強調してくれるひとつの理由かもしれません。

 

こちらからのアングルだと、先ほどはイマイチ感じられなかった吹き抜けの気持ちよさや開放感をフルに感じることができるわけで、この視線の方向による変化が結構好きだったりします。

 

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もういちど土間スペース、というかキッチンの出入口に戻って振り返ってみます。格子戸の上のライン照明と、階段ボックス上に仕込んだ同じくライン照明はこんな感じ。格子戸上の照明はうまいこと勾配天井に光が反射して、リビング空間に必要最低限の明るさをもたらしてくれています。どのくらい必要最低限かというと、だいたいホテルのベッドルームに近い明るさです。暗っ!

 

とはいえ、この空間にいる場合、視線の方向は基本的に格子戸方向、キッチン方向、テレビ方向のどれかになるはず。キッチンが明るいのはもちろんとして、格子戸と、あとはテレビ方向が明るくなっているのは、体感的な明るさに結構効いてくれてる気がします。というわけで、無理してでも階段ボックス照明を導入して正解でした。格子戸の上だけじゃ単調だし、つまんないもんね。

 

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そこから視線を上にやると、リビングエリアのほぼ中央にあるシーリングファンが目に入ります。直径1200mmと大型ですが、空間とのバランス的にちょうどいい感じ。室内のエアフローを考えて600mmの延長パイプで吊り下げているのですが、見た目のバランスにも好印象。

 

当初はレトロなデザインのファンを考えていたのですが、むしろシンプル&モダンな方向のセレクトをしたことで大型ながら悪目立ちせず、個人的には成功だったと思っています。あと、万一リビングが暗すぎて死にたくなった場合でも、あとからココに照明をつけられるので、そういった意味でもちょっと安心。

 

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階段側に移って、東側の壁を見てみましょう。左端にリビングライコンが見切れていますが、それを除けばスイッチもコンセントも一切ございません。おかげで手抜きと見まごうばかりのスッキリとした見た目になりました。

 

何度か書いておりますが、この程々の家、放っておくとどんどん室内の見た目がうるさくなってくるので、こういった何もない壁が1ヶ所はほしいなあと考えておりました。というわけで手抜きじゃないよ、狙いだよ。ホントだよ。

 

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そんでもって中央の引戸を開くと、洗面スペースが目に入ります。ココの中は基本的に白をベースにした別世界。ここの切り替えが上手くいくかどうかもちょっぴりギャンブルだったのですが、個人的にはギリギリ成立しているかなあ、と。

 

リビングの空間全体はこんな感じ。次回はこちらのディティールについてご紹介していきます。引き続きどうぞよろしく。

 

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次回「夜の入居前内覧会(リビング編・その2)」につづく

 

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夜の入居前内覧会(パントリー編)

前3回が意外と濃い内容になってしまっております夜の入居前内覧会。私たち一家3人の程々の家は基本的にワンルーム+ロフトという構成のため、一瞬で終わるだろうなどと高をくくっていたのがはるか昔のことのようです。

 

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というわけで、今回は2回にわたってお送りしてきたキッチンの後ろに控えるパントリーをご紹介いたします。

 

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パントリーと言いましても、このスペース。すべてにおいて開けっぴろげな間取りのうち、唯一に近くこもれる場所としての機能を与えられております。ので、期待される機能は以下のとおりです。

 

① 文字通りパントリー

② 冷蔵庫置場

③ 洗濯機置場

④ PCスペース

⑤ 家事スペース

 

これらの機能をほぼほぼ1坪の空間で実現するために、実際の作りをどのようにするか考えに考えた結果、このような形となりました。

 

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えー、ご覧の通り、キッチンの後ろにポッカリ開いたブラックホールのような空間がパントリーであります。作り付けの棚もなく、予定していた格子戸もなく、ダウンライトも1灯のみしかなく、つまりまったくの虚無であります。

 

こちらはあくまでキッチンというか我が家全体の黒子的なスペースのため、別空間なムードを出したく、黒いクロスを選択。逆に浮いてしまうかとも思ったのですが、床の玄昌石タイルと色合いがマッチしていて、リアルに黒子的なムードを作ることができました。わーい。

 

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こちらの空間、実際にはこのように使いたいと考えております。正面向かって右手前に冷蔵庫を配置してその後ろの洗濯機を隠し、左手には大きめの作業台を設置。この作業台に炊飯器やらトースターやらPCやらを置き、余ったスペースは配膳やらアイロンやらに使うという算段。

 

でもって、頭上は壁付けの収納やら、ひょっとしたらエアコンまでくっつける予定のため、壁はぐるりと下地を入れていただきました。が、出来上がってみたらなぜかここだけ天井高が2200mmと低め。収納力を考えたらもっと高い天井にしてもらうべきでしたが、どうせそんなトコにしまったモノなんて一生取らないだろという声も聞こえるので、まあ、いいや。

 

ちなみにこの間取り、前回のキッチンでご紹介したビルトインオーブンを導入したからこそと言えますが、そんなに上手く行くのかという点は出来上がった今でも疑問です。なお、このようになった経緯としては、こちらの過去記事をご参照ください。

 

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そんなこんなで、夢と希望が詰まったわずか一坪ちょっとのこちらのスペース。お見せするようなモノは現状で何ひとつないのですが、少々お付き合いいただければ幸いです。

 

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左側の壁には作業台を設置する予定ですが、その背後に当たる部分に各種操作盤やコンセント、LAN、電話線、TVアンテナなどが設置されています。キッチン周りの家電やPC、果てはプリンターやモデムや無線LANなんかをこのエリアに集中させる予定のため、いちばんコンセントが混んでる部分になります。

 

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カウンターの高さをキッチンと合わせて900mmにする予定なので、操作盤はフロアレベルから1300mmくらいのところに配置。左上から時計回りに、パントリー内のダウンライトと換気扇スイッチ、エコキュート操作盤、インターホン操作盤、床暖房操作盤になります。

 

普段なんの提案もしないBESS東葛が、ここではめずらしくスイッチニッチの設置を提案してくれたのですが、何だかよくわからない高い値段をふっかけられたのと、そもそも個人的にスイッチニッチがあんまり好きじゃないため、あえなく却下。まあ、育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めないです。

 

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こちらは向かって右側の壁。洗濯機と冷蔵庫が設置されるスペースになるので、排水口とそれぞれの電源が設置されております。

 

って、最初は思い切り排水溝を間違った場所に設置されそうになり、また、それぞれのコンセントが上にあると配線が丸出しになってしまうため、低い位置に設置してくださいとBESS東葛にお願いしてみたところ、宇宙語を話す人を目の前にしたくらいの対応をされたためすっかりやる気を無くし、極めてフツーの高さに両電源が設置されております。無念。

 

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キッチンのところでも少々触れましたが、この部分、本来は格子戸で区切る予定でございました。が、このサイズの格子戸をリクエストしたところあえなく拒否され、また、広縁部分に付いた格子戸のクオリティが存外に低く、さらにはじゃあ格子戸つけたとしても、実際はめんどくさいだけじゃね的な意見も台頭し、結果、将来的に戸をつけやすいように見切り枠だけ用意することとなりました。

 

特にそういう指定はしなかったのですが、タイルの目地を揃えてもらったため見切りの左右に連続感が生まれていい感じ。ここは職人さんに感謝です。

 

と、やっぱりなんだかんだで長くなってしまいました。次回はいよいよ土間を出て、吹き抜け下のリビングスペースに参ります。

 

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次回「夜の入居前内覧会(リビング編・その1)」につづく

 

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夜の入居前内覧会(キッチン編・その2)

前回に引き続きキッチン編の第2回となる「夜の」WEB内覧会。1ヶ月住んでみて、でもって画像を見返してみると、この程々の家。同じ暗いは暗いでも、夜は夜で昼とは別の魅力があることを再確認できて、ちょっと面白いですね。

 

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キッチンの作業スペース側から。左から幅1100mmのシンク、センターに幅450mmの食洗機、右に幅710mmのIHコンロとビルトインオーブンという構成になっております。

 

こう見ると2440mm幅のキッチンでも中身はパンパンということがお分かりいただけるかと。3Dシンクの作業台がなければ、作業スペースとIHコンロのサイズの余裕を両立できないはずという予想は、我ながらけっこう的確でございました。ちなみに、場所の取り合いについてはこちらの記事をご参照ください。

 

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こちらがそのおかげで導入できたAEGのIHコンロ。置いてあるのは手持ちで一番大柄なパスタポットで、直径が220mmの高さが180mm。以前使ってた3口のIHコンロだと、これとフライパンを同時に使うと一杯いっぱいだったのが、今ではパスタを茹でつつフライパンを使いつつ、さらにお湯も沸かしてさらに1口余るという贅沢っぷりでございます。

 

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操作パネルはこんな感じ。完全にタッチパネルで、いまひとつ反応はよろしくありません。このへんはやっぱりガゲナウのダイヤル式のほうがスマートだったり、国産のボタン式の方が確実かと思われますが、これ以上贅沢を言うとバチが当たりそうなので、人間の方を機械に合わせるよう努力します。

 

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こちらが贅沢その2のAEGビルトインオーブン。同じく操作性はあまり良くなく、扉は開けるのにものすごく力が必要で、高さ的にも使いやすいとは言えませんが、39Lという据え置き型では望めない容量はやっぱり大きな魅力。

 

また、前者2つの欠点は、つまり子供がイタズラしにくいという望外のメリットを与えてくれているわけでもあるので、ここも特に文句は言わず、人間を機械に合わせることにいたします。

 

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センターに配置されているガゲナウの食洗機。安い方なのでフロントに操作パネルが見えておりまして、ボタンの質感なんかは正直大したことないのですが、変に凝ったデザインではないので個人的には問題なし。フタが硬いのとワンプッシュでスタートしてくれないという欠点は、やはりチャイルドプルーフ的に優秀な作りと前向きに考えます。

 

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さっきのパスタポットを実際に置いてみるとこんな感じ。画像では出し忘れてますが、本当は最上段にカトラリートレイがあるため、内部は3段になります。容量としては、何も考えずに一家3人の3食分は入ってくれない感じ。夜だけならまったく問題なく、また、キチンと考えてパズルのように配置していけば、3食分でも一気に洗える。そんなサイズ感です。

 

正直600mm幅ならもっと楽だったでしょうし、3Dシンクのまな板も洗うことができたのですが(この450mmのだと入りません)、やはりここは人間を機械に(以下略)。

 

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ここからは収納のお話。ビルトインオーブン下のスペースに、どうしても先ほどのパスタポットを収納したいと考えておりまして、オーブンに食われた分の高さについてヤキモキしていたのですが、結果フタを逆さまにすれば無事に収納できることが分かりました。

 

個人的には正直これだけでキッチンに関するモヤモヤがすべてクリアになったほど嬉しい出来事でして、いろいろ無茶を聞いていただいたトーヨーキッチンさんには感謝の言葉しかございません。家本体もこれくらいオーダーに対するやる気を見せてくれれば嬉しかったのですが、まあ、この家はキッチンが本体だし、いいか。

 

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シンク下に移って、上段はこんな感じ。カトラリートレイとナイフトレイが最初から付属してまいります。シンクの深さぶんここに入る高さは結構限られてしまいますが、まあ、ソレは当然。最近のシステムキッチンのように引き出しが飛び出てくるようなギミックはありませんが、こっちのほうがシンプルで個人的には好みです。

 

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下段はこちら。サイズとしては幅1150mmの奥行520mmといったところ。完全に引き出せるタイプのドロワーなので空間をフルに使えます。普段使いの食器類をこちらに入れる予定ですが、たぶんスペース的には十分なはず。大して食器持ってないし。

 

ちなみに、キッチンから左側にちょっと写ってる壁までの距離は約750mm。ドロワーがガバチョと開いてしまうぶん、ここを開けてると人は通り抜けられませんが、まあそれは土間スペースを活かすため覚悟の上であります。

 

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というわけで、WEB内覧会ではお約束のようになっている(ように感じる)全開フォト。食洗機の存在感が異様です。お値段ではコンロもオーブンもいい勝負のはずなのですが、この辺のアピールが負けてるぞ、がんばれAEG!

 

ていうか、フタを開けるとやっぱりみっちり感がハンパない気がいたします。キッチンってこんなだったっけ?

 

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今度は視線をちょっと上に移してみると、タイル仕上げの壁面にレンジフードがくっついております。って、もうちょっとマシな表現はないのか。

 

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このレンジフード、サイズが900mm四方もありまして、先日の記事でも書いたとおり上に設置したダクトレールが半分ムダになってしまうというアクシデントが。まあ、その代わりと言ってはなんですが、ちょうどカウンター側に照明がついているので、事実上不便はないので気にしません。

 

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やはり機能的には最近の高機能レンジフードに比べれば劣るのでしょうし、フタ部分の作りなど安っぽさを感じる部分もそれなりにありますが、特に換気扇マニアというわけではない一個人の感想としては、値段に見合ってるかどうかは別として機能もデザインも必要十分かと。

 

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壁面のタイルに寄ってみます。SICISのガラスモザイクタイルで、そもそも色合いに濃淡があるのですが、ご覧のように光の当たり具合によって表情がガラリと変わります。派手な色合いではありますが、まわりの茶色い壁面やステンレスの天板とのマッチングも特に問題なく、というか、とても落ち着いて見えます。

 

ぶっちゃけタイルなんかそんなに興味がなく、その割に真っ赤なタイルなんて冒険しすぎかなあなどと内心ドキドキしていたのですが、出来上がってみるとキッチンどころか、家全体の中でもかなりのお気に入りポイントとなりました。これも提案していただいたトーヨーキッチンさんに感謝です。田部井さん、兵庫さん、ありがとうございました!

 

以上でキッチンはひとまず終了。すでに個人的には最大のヤマを超えた気分でいっぱいですが、まだまだ続きます。

 

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次回「夜の入居前内覧会(パントリー編)」につづく

 

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夜の入居前内覧会(キッチン編・その1)

前回からスタートしたWEB内覧会。「夜の」と銘打っておりますが、特にアダルトな内容はございませんで、単に暗いだけなのでご家族で安心して楽しめる内容となっております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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前回の玄関土間編に続いて、本日はキッチンをご紹介いたします。といっても玄関土間とつながっているというか、玄関土間にあるというか、つまり土間キッチンであります。

 

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こちらのキッチンエリア、以前からご覧いただいている方ならなんとなくお察しいただけるかと思いますが、私たち一家3人の程々の家におけるハイライトというかほぼご神体に近い存在となっておりますので、2回に分けてお送りいたします。

 

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まずはキッチン全景から。モノはトーヨーキッチンのCOREシリーズ。サイズは幅2440mmの1050mm。天板の高さは900mmなので、フツーのキッチンより幅が多少狭く、奥行きが大きく、高さがちょっと高い感じ。

 

存在感は確かにあるのですが、足元が浮いてるからか、土間側がカウンターとして張り出してるからか、天板がフルフラットのためかどうしてか、むしろ思ったよりコンパクトに感じるのは私だけでしょうか?

 

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コンパクトに感じる理由のもうひとつとしては本体の面材があるかと。ルシーダという種類のハーフミラーの面材でございまして、ハーフミラーというかスモークミラーっぽい仕上げとなっております。

 

こちらがなんというか大変いい感じ(ボキャブラリーが貧困である)でございまして、フツーの鏡ほどビカっといやらしく映らず、適度にディティールをごまかしつつ、落ち着いた暗さに床面を写し込んでくれるため、キッチン全体の圧迫感を減らしつつ、上品さを保ちつつ、なんとなく不思議な空間にしてくれております。最初はオールステンレスにするつもりだったのですが、こちらを選んで正解でした。安いし。

 

ちなみに、カウンターの張り出し幅は280mm。フツーにスツールを置いてヒザが当たらない幅です。ていうか、ココの下が空間になってるのもコンパクトに感じる一因になってるのかもしれません。

 

 

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こちらはワークスペース側からの天板全景。いわゆるペニンシュラ型のキッチンとなっておりまして、コンロ側の壁をタイル仕上げにしてございます。通路のドンツキに30cm幅の窓があり、いつでも通行人の方と目を合わせられる仕様です。

 

すでに何回か、私が平日の昼間っからケンタロウさんばりに鍋を揺すっている場面をご近所様に目撃されており、そもそもリビング側からの抜け感と通風を狙って配置した窓であって、北側道路まで丸見えな必要はないため、というかフツーに恥ずかしいため、なる早で目隠し的な何かを設置する必要を感じております。

 

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パントリー側からご覧いただくとこんな感じ。ギリギリの幅の中にオーブンやら食洗機やらを詰め込んでいるので、美しさとしてはイマイチではございますが、別に見せびらかす用のキッチンではないので特に問題なし。これでいいのだ。

 

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じゃあなんでトーヨーキッチンなんか選んだんだというお話ではございますが、その最大の理由がこちらの3Dシンク。幅1100mm、奥行き560mm、深さ250mmという、それだけ聞くとちょっともう何だかよくわからないサイズ。とりあえず第二子誕生の暁には、コレをベビーバスとして使うことに夫婦間で意見が一致しております。

 

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この3Dシンクにはご覧のように左から作業台、まな板、水切りボードの3枚が付属してまいりまして、上、中、下段に配置するとこんな感じ。もちろん全部自由にスライドできて、作業台と水切りボードは上下を入れ替えるコトも可能。まな板だけは中段にしか引っかかりません。ってよくわかんないですよね。

 

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と、自分でも思ったのでヨコからの写真。基本的にはこんな流れになります。

 

① 作業台に食材を並べる

② 並べた材をまな板に落として切る

③ 切った材を水切りボードに落として洗う

④ 洗った材をシンク底に置いた鍋に入れる

 

こんな感じで食材を一方通行にできるのが最大のメリット。これまでの動きに慣れた身には多少の違和感はあるでしょうが、どう考えても合理的な動きなのですぐに慣れるでしょう。

 

ていうか、ショールームでも思ったのですが、作業台とまな板はもちろんのこと、水切りボードに至るまで剛性感がハンパありません。どちらもワークトップと遜色のない強度で、動かせるモノという意識なくガンガン使えます。うれしい。

 

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と、肝心のワークトップはこちら。チタン研磨仕上げという、通常のヘアライン仕上げよりも目が細かく、深い研磨が施されています。ヘアライン仕上げが一方向に研磨跡が流れているのに対して、こちらは磨きを失敗したクルマみたいに円形に研磨跡がついている感じ。マットな感じで、ちょっと試したトコロ指紋や汚れもつきにくく、私は大好きです。

 

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で、先ほどからチョロチョロ写り込んでいるこちら、ウサギさんであります。玄関灯のフクロウさんに並んで、カワイイというだけの理由で採用いたしましたが、いやあ、カワイイですね(おい)。

 

というかこのウサギさん、思ったより大きいだけでなく、天板がフルフラットだとさらに存在感が際立ちます。オマケに2匹いるし。

 

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カタチそのものがかなり派手な出で立ちなので、最初にトーヨーキッチンさんから提案されたクローム仕上げではなく、妻の言うとおりステンレスフィニッシュにしといて正解でございました。高かったけど。

 

やっぱりなんだかんだでキッチンは書くことも画像も多くなってしまいます。コンロとか食洗機とかについては、また明日!

 

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次回「夜の入居前内覧会(キッチン編・その2)」につづく

 

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夜の入居前内覧会(玄関土間編)

紆余曲折ございましたが、ようやっとこの日を迎えることができました。私たち一家3人の程々の家・七草さんのお披露目と相成ります。契約してから1年2ヶ月、ブログをスタートさせてからも2ヶ月近くかかり、結構な感無量っぷりでございます。

 

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で、その記念すべき入居前内覧会がなんで夜やねんという話でございますが、この時期なんだかんだで忙しく、昼間に写真を撮りに行けなかったというのが表向きの理由。昼間に写真を撮ってしまうと室内の暗さが際立ってしまい、皆様からドン引きされそうで怖いというのが裏の理由でございます。

 

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というわけで、本日は玄関から土間にかけてをご覧いただきます。2日に分けて撮ったのでホワイトバランスがバラバラとか、そもそもの間取りがおかしいとか、ツッコミどころ満載かと思いますが、ご笑覧いただければ幸いかと。

 

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玄関でございます。ドア枠がなぐり加工となっていて、意外と重厚。陰影がいい感じに出ております。あ、ちなみに下のほうが明るくなっているのはポーチ灯ではなく、あまりに暗くてピントが合わないため、カングーさんのヘッドライトで照らしているためでございます。

 

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そのイマイチ役に立たないポーチ灯がこちら。オーデリックのカタログの中からかわいいという理由だけで選択いたしました。まあ、実物もかわいいから許すけど、こんだけ暗いなら軒天にダウンライト入れとけばよかった気も。

 

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その玄関を開けると、ざっとこんな感じの眺め。玄関土間というか家の反対側まで既に見えてしまっておりますが、あくまで今回は玄関土間の日ですので、お忘れなきよう。

 

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そこから視線をずずっと左に移していくと、銀色の物体が見えてまいります。思ったとおりラーメン屋のようですが、あくまで一般の民家ですのでお忘れなきよう。

 

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で、その銀色の物体たるトーヨーキッチン様の全景であります。幅2440mm、奥行き1050mmの天板のサイズ感はだいたいこんな感じ。シンクにフタをすると結構なフルフラット感であります。

 

本体は足で16cmほど浮いているのですが、水回りや食洗機の足元カバーが結構目立っちゃってます。コレはなんとかしてもうちょっと浮かせたいトコロ。というか、ルシーダというハーフミラーの面材に土間タイルがバッチリ写り込んでいるため、キッチンが浮いているというか、どちらかと言うと天板が浮いているように見えなくもありません。

 

その後ろにポッカリ開いた黒い空間がパントリー兼家事室兼冷蔵庫置場兼仕事部屋。なんつーか、この写真だけだとこれっぽっちも意味がわかりませんが、さて、どうなることやら。

 

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さて、玄関ドアの正面に視線を戻すと、極限までストリップダウンされた耐力壁でございます。ここが壁か抜けてるかでだいぶ印象が変わったはず。というか、化粧仕上げというお話だったのですが、ただ単に色を塗ってあるだけな気がします。まあ、驚くには値しません。

 

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ところで筋交いって、クロスしてるセンター部分では結合されてないんですね。確かにロールケージでもここ溶接してないやつあるし、あんまり関係ないんだろうなあ。ていうかササクレだらけだなあ。ペーパー当てたいなあ。

 

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その耐力壁の後ろから玄関土間の全景を。このアングルだと枠の高さがバラバラなのがバレバレですが気にしない。とはいえ、こういうトコロをもうちょっとなんとかすると、全体的に建物がシュッとしてくるんでしょうね。そもそも内装がうるさいので、こういう雑音は減らしたかったというのがホンネです。

 

土間タイルはキッチンから後ろのパントリーまで続いております。キッチンとパントリーの間には格子戸を導入する予定だったのですが、結構悩んだ末見切りの枠だけを入れてもらいました。純正格子戸のクオリティが低かったからというのはあくまでも噂です。

 

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今度はそこから床に寝っ転がって天井を。ダウンライトが6灯と、2mのダクトレールが1本。このダクトレール、1/3ほど換気扇フードの上になっちゃって意味がなくなっております。図面だと完全に盲点でございました。ははは。

 

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土間からの框は高さ5cm。貼ってある玄昌石タイルのデコボコ具合はだいたいこんな感じ。素足で歩くとたまにツボを刺激される程度の不陸ですが、個人的には全然問題なし。ていうか、どこまで土足OKにするのか全然決めてないのですが、土間キッチンの人って皆さんどうしてるんですかね?

 

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キッチンの斜め後ろに立って玄関ドア方面を見てみましょう。ここからドアまでは4m弱。あくまで個人的な感想ですが、思ったほどキッチンの向こうがすぐドアという感じはなく、ギリギリ許容範囲内の広さ感です。左側の窓は幅60cmの縦すべり窓。下側のFIXはやっぱりジャマだけど、まあしょうがない。

 

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内側から見た玄関ドアはこちら。3回間違われて、ようやく希望通りのドアがやってまいりました。無垢材とのことですが、今のところ反って向こう側が見えるとかいうことは特にございません。

 

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間違いのもととなったワンダーデバイスのドアノブ。死ぬほど使いやすくてコレは変えてよかったポイント。あ、あと、ドアが反ってないとか上で書いたばっかですが、多少鍵は閉めにくいですw

 

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というわけで、本日はここまで。また明日お目にかかりましょう。って、帰るんかい!

 

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次回「夜の入居前内覧会(キッチン編・その1)」につづく

 

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引越しするからクルマを買う(その4)

5万3000円で引越しに使えるオサレ外車が買えたぞばんざーいと喜ぶ間もなく、そのままディーラーで直したら50万円ほどのお布施が必要ということが分かった私たち一家3人。このままでは私の沽券に関わるため、なんとか安く直します。

 

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① ナビの電源が入ったり落ちたりする

② オーディオがまぶしい

③ ETC行方不明

④ アンテナ行方不明

⑤ エアコンの風量が最強かゼロか

⑥ ドライブシャフトがバキバキ言う

⑦ オートマが壊れてる

 

とりあえずぶっ壊れてる場所を一覧にしてみました。上の方はどうでもいいのですが、オートマはアクセル踏んでなくても法定速度で走れてしまうという危険極まりないシロモノなので、なんとか直さなくてはいけません。

 

まず、①はナビを取っ払って完了。②のオーディオは交換しないとダメで、③も適当なETC車載器を調達してくる必要がございます。けど、ココまでは楽勝。

 

で、問題は④以降。修理のためにはルノー純正の部品が必要となるのですが、国内のディーラーで買うととんでもない金額になってしまうため中古部品を探します。とうわけで、壊れてる部品の当たりをつけて、eBayとヤフオクを検索。おそらくコレで直るであろうという部品を調達した一覧がこちらの画像でございます。

 

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円とポンドが入り乱れておりますが、特に交換する必要がなかったタイヤとホイール、あとココに載ってないオーディオと送料を合わせてだいたい8万円ほどで部品が揃いました。

 

でもって、余ったタイヤとホイールを含めて、最初からついてきたけど外した部品をイロイロ売却。なんだかんだで3万円ほどになりました。やっぱヤフオクはフォトショップがキモであります。

 

さて、部品は揃ったのですが、オーディオやらETCやらはともかく、オートマなんてこれっぽっちも分からないので、この手のポンコツに慣れているお店に持ち込みます。聞けばディーラーで30万円(オマケに1ヶ月待ち)とか言われた作業も、5万円もあればお釣りが来るとのこと。ホンマかいな。

 

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というわけで、1週間後にきっかり5万円を握りしめてお店に伺ったところ、ホントにお釣りをいただけて驚きつつ、そんなこんなでココまでの収支をまとめてみました。

 

車両価格 5万3000円(税金・リサイクル料込)

部品代金 8万円

整備代金 3万7000円

売却益  ▲3万円

トータル 14万円

 

最初の目標だった10万円からはさすがに足が出てしまいましたが、乗り出し価格で15万円以下に抑えられて、おまけに7月の車検も楽勝で通ってしまうという健康優良児になってしまい、もし車検のときに売ったとしても14万円以上で売れるはずであります。

 

私「少なくとも引越し代の元はとりました」

妻「その情熱を仕事にも向けて欲しかばい」

私「買ってよし、乗ってよし、売ってよし」

妻「なにかが間違ってる気がするんやけど」

私「まさにクルマ界のトリプルスリーや!」

妻「……」

 

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そんなこんなでこれっぽっちも建築とは関係ない話題を4回に渡ってお届けしてまいりましたが、いよいよお家も完成したので、このポンコツでお引っ越しをしてみます。

 

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さすがに商用車だけあって山のように積めます。積むというか詰める的な感じではありますが、洗濯機と冷蔵庫を除く一家3人の荷物を、合計5往復で運びきってくれました。すげえ!

 

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ちなみに車高がこんな感じになるまで積み倒しても乗り心地とか走安性は全然問題なし。下からトルクのあるエンジンと低めのギアリングでフツーにぐいぐい走ってくれます。空荷だとおバカに感じるオートマのプログラムも、ココまで積むと逆にしっくりくる感じ。

 

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また脱線しかけたのでおウチの話題。程々の家の特徴とも言える広縁ですが、引越しの際はこんな感じで大活躍。クロネコヤマトの荷捌場みたいに、ほぼバリアフリーで荷物の積み下ろしができるという有能っぷりであります。んが、エレベーターなしの3階から積み出したため、カラダへのダメージはプラマイゼロという噂もあります。

 

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で、カングーさん(さん付け)と一緒に引っ越しで大活躍してくれたのが、こちらの3Mのコンフォートグリップグローブ。リアルに半分の力で荷物を運べるような感じ。たった500円なので自力で引越しをお考えの方はやっすい軍手なんか使ってる場合じゃありませんよマジで。

 

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このように、さんざん荷物を積み倒し、さんざんIKEAに行き倒し、千葉と横浜を何往復もしてますが、今日もカングーさんは元気です。

 

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引越しするからクルマを買う(その3)

自力で引っ越しするために10万円以内でクルマを買うことになった私たち一家3人。というか私。ヤフオクに3万5000円で出品されている怪しさ満点の初代カングーを見つけ、いざ入札いたします。

 

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妻「どがんやったと?」

私「7万5000円でした」

妻「まあつまりゴミってことやね」

私「いやいや今日取ってくるからwwwwww」

 

というわけで意気揚々と都内の出品者のトコロへ向かい、引渡しのときにちょっと乗せてもらったら、付いてるという話だったETCが影もカタチもないとかいうのはまだいい方で、ドライブシャフトからどんなLSDが入ってるんだくらいの異音がし、オマケにメーターパネルの真ん中にある心電図みたいなランプが点灯して、オートマのギアが3速に固定されたまんまアクセルを踏まないでも60km/hで走れてしまうという見事なぶっ壊れ方をしてくれたため、ゴネにゴネたところめでたく5万3000円になりました。わーい。

 

というわけで、以下5万3000円のオサレ外車のお写真です。なお、写真とは真実を写すと書いて写真と読みます。

 

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2004年式の初代カングー。フェイズ2と呼ばれるタイプです。インテンスブルーとかいうぐうの音も出ない不人気色ですが、どこもぶつかってないので色は気にしません。

 

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後ろからでもひと目見てボロボロという場所はなく、これは儲けもの。ていうか、見た目ボロボロでも中身がちゃんとしてたほうが人気があるのでしょうが、何事も形から入る身としてはコレで全然問題ありません。

 

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1600ccで95馬力とかいうスペックですが、フェイズ1と違って16バルブなので、誰がなんと言おうと高性能車です。ていうか、クルマの性格に合わせて営業走りをするとフツーに結構速いです。

 

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すべて低質なプラスチックで構成されてる室内ですが、安っぽすぎて欠けたり割れたりといった場所は見当たりません。フロアマット以外はどちらかと言わなくてもキレイだし、変なニオイもいたしません。わーい。

 

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走行は3万5000kmですが、そんなのもちろん嘘でたぶん実際は13万5000kmくらいでしょう。まあでも商用車なんで100万kmくらいはノーメンテナンスで行けるに違いありません。ははは。

 

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パチンコ屋のような電飾のオーディオのほか、紙の地図から毛を抜いたようなナビが付いておりました。デモモードの解除方法が分からないので運転中眩しくてしょうがありません。あと、アンテナがないからラジオが聞けません。

 

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フロントシートもなかなかキレイ。商用車の分際でサイズもたっぷりしてて快適なうえ、チャイルドシートを装着してもマトモな運転ポジションを取れるのが最高です。全長4mソコソコのクルマだと意外に難しいんですよねえ。

 

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ISOFIXアンカーは、一番安全とされているセンターのみに設定。スライドドアのおかげもあって、左右どちらからも子供を積み下ろしできるのが便利すぎて死にそうです。ルノーさんありがとう。

 

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オーバーヘッドコンソールも付いております。大きい荷物を積むにはむしろジャマなのですが、ちょっとしたアウトドア用品とか子供のおむつとかを入れておくのに便利そうなので、まあ、このままにしておきましょう。

 

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ノーマルサイズのタイヤホイールを4本積んで、ちゃんとトノボードを閉められるサイズのラゲッジルーム。しょせん全長4mのクルマなので奥行きは知れてますが、高さがあって真四角なので使い勝手は最高です。

 

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ワタナベ8スポークのニセモノのさらに劣化コピーのような白いホイール。生意気にグッドイヤーの新品スタッドレスとかが付いているので、さっさと他のたタイヤを用意して、こいつは山が減らないうちに叩き売ります。

 

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ヘッドライトはこんな感じで薄曇り。ポリッシャーで磨き倒せば全然もとに戻るレベルではありますが、ひたすらめんどくさいのでたぶんこのまましばらく乗るに違いありません。まあ、ライトも暗くないしへーきへーき。

 

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樹脂部分を拡大。バッジの部分がもともとの黒色で、つまりコレだけ色が白っぽくなっちゃってるということ。まあ、大きな傷や割れはないので、ワコーズのスーパーハードを塗り倒せば新車同様になるはず。たぶん。

 

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キレイに見えたフロントシートのサイドサポート部分も、寄ってみるとこんな感じで若干ケバケバ。コレくらいならカミソリで撫でてあげればキレイになるはず。嘘だと思う人は面白いから騙されたと思ってやってみてください。

 

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基本的に塗装はきれいなのですが、フェンダーの肩やルーフの肩なんかの、元々の塗膜が薄い部分はクリアが飛んできております。これくらいなら安いコーティングでも進行を食い止められるはず。いや、止まる。止まってくれ!

 

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助手席側のスライドドアレールがこんな感じでボロっちい。一瞬塗り直そうかとも思いましたが、めんどくさいので多分絶対このまま放置です。まあ、乗っちゃったら見えないし気にしない気にしない。

 

というわけで、個人的な指標では極上車だったこちらのカングー。上に書かなかった細かい修理箇所もいくつかはありますが、まあたとえば運転席側のドライブシャフトが完全に逝ってる(ディーラー修理代約7万円)とか、オートマチックが完全にぶっ壊れてる(ディーラー修理代約30万円)とか、室内への送風ファンのコントローラーが壊れてて風が最強か停止かの二択だったり(ディーラー修理代約5万円)と、いずれも取るに足らない小さな問題であります。さあ、引越し引越し。

 

妻「ゴミやん

 

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次回「引っ越しするからクルマを買う(その4)」につづく

 

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引越しするからクルマを買う(その2)

半年も家が建つのが遅れるから引っ越しに使えるクルマを10万円で買わざるを得なくなった私。完全に風が吹けば桶屋が儲かる的な訳のわからない話ですが、そういうしょうもないクルマの買い方は大好きなのでノリノリで考えます。うひひ。

 

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ただ引越しに使えるだけじゃさすがに選びようがないので、その他条件なんかをまとめてみました。

 

① 車両本体価格10万円以下

② 荷物積める

③ 最低4月いっぱいまで車検が残ってる

④ 右ハンドル

⑤ オートマ

⑥ ISOFIXのチャイルドシート用アンカーがついてる

⑦ いちおう動く

 

こうずらずらっと書いてて思ったこととしては、上の条件の中で相反するものが意外と多いということ。たとえばこんな感じでございます。

 

【10万円以下 vs 荷物積める】

荷物積めるクルマは役に立つので基本的に高い。大変高い。

 

【10万円以下 vs 車検付】

オマケに車検ついてるとかだともっと高くなる。

 

【荷物積める vs ISOFIXアンカー】

あくまで荷物を積むためのクルマなのである。女子供は引っ込んでろ。

 

【ISOFIXアンカー vs 10万円以下】

国産だと結構高年式じゃないと付いてなかったりする。明らかに少子化の一因である。

 

妻「軽トラとかはダメなの?」

私「軽は高いし、バンだとISOFIXがない」

妻「ハイエースとかは?」

私「こないだニュースで『車ドロボーからすればお金が走ってるようなもの』とか書かれてたじゃん」

妻「じゃあどがんすっと?(#^ω^)」

私「腹案があります

 

 

条件が厳しいのであれば、その条件をクリアするための条件を一個ずつ考えてって、でもってその最小公倍数というか最大公約数を探せば、自ずから答えは見えてくるというのが私の持論。ダテに高校の時リアルに数学で3点とか取ってないのであります。というわけで、さっき出した希望の中で安く買える条件を考えてみます。。

 

① 車両本体価格10万円以下

→古めの不人気車種とか不人気色とか事故車とか距離不明車とか

 

② 荷物積める

→4ナンバー(商用車)じゃなくてあえて5ナンバー(乗用車)

 

③ 最低4月まで車検ついてる

→車検通らない程度に適度に壊れてると、検切れ前に投げ売られることが多い

 

④ 右ハンドル

→これは普通

 

⑤ オートマ

→これも普通

 

⑥ ISOFIXのチャイルドシート用アンカーがついてる

→そういやヨーロッパ車だと古くてもついてる

 

⑦ いちおう動く

→いっそ不動でもすぐに直ればいい気もする

 

私「ととのいました

妻「はいどうぞ」

私「つまり適度に古くて荷物の積める壊れかけのヨーロッパ車を探せばいいのです」

妻「はあ」

私「でもってその中でも履歴の怪しい不人気色の右のオートマを探せばいいのです」

妻「はあ」

私「(ドヤァ)」

 

えー、ここで言うヨーロッパ車とは、基本的にフランス車とイタリア車のこと。壊れやすいという風評被害(事実という話もある)のせいで、国産車やドイツ車に比べると、10年オチくらいになった時の値落ちが非常に大きいため、大変おトクなのであります。あ、ここで言うおトクとは、単にイニシャルコストの話であります。後の話は知りません。

 

妻「でもこないだまでのシトロエンとか荷物詰めんやったよ」

私「基本ケチくさい国だからクルマも小さいのです」

妻「ダメばい」

私「いや、1台当たりをつけてあります」

 

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妻「カングーやっか」

私「これなら死ぬほど荷物積めて右のオートマでISOFIXも付いてます」

妻「かわいかばってん10万じゃ買えんやろ」

私「フツーに売ってるのは無理です」

妻「ダメばい」

私「いや、さらに当たりは付けてあります」

 

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私「距離不明、不人気色、異音ありエンジンチェックランプ点灯

妻「なにこれ」

私「ヤフオク

妻「写真は?」

私「これだけ」

妻「アルミって?」

私「アルミホイール

妻「3万5000円で買えると?」

私「車検7月まであるし、さすがにもうちょっと上がるかと」

 

というわけで、建築ブログではありますが、次回ヤフオクでクルマを買います。

 

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次回「引っ越しするからクルマを買う(その3)」につづく

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