夜の入居前内覧会(バスルーム編)
建築ブログを拝見しておりますと、それこそ人それぞれの考え方があるなあと常々思うわけでして、その中でも共感するのが「大きな建物や豪華な設備ではなく、豊かな空間を造ることそのものにお金をかける」という考え方だったりします。
結局設備なんていくらお金をかけたトコロで10年も経てば陳腐化してしまいますが、豊かな空間はその建物を取り壊すまで色褪せないわけでして、だったらそっちにお金を掛けるほうが賢いのは言うまでもありません。
が、しかし、人間やっぱり無闇に贅沢したくなることがあります。フツーのラーメンでお腹いっぱいになるはずなのに、意味もなく全部入りとかにしたくなることだってあるのです。
私たち一家3人の程々の家にとって、バスルームがまさにそういう空間。いや、別にほかがそこまで豊かな空間というわけでもないと思うのですが、なんというかちょうどそういうタガが外れた時期にお風呂を選ぶハメになったということで、今回のような事態と相成りましたが、いいじゃないか、にんげんだものと妻が申しております。
というわけで、前回の洗面&トイレスペースとひとつながりのバスルームを見ていきましょう。モノはLIXILのスパージュPZタイプ。サイズは1624。明らかに建物に対してバランスがおかしいですが、まあ、気にしない。
洗面スペースとバスルームを隔てるのはミラーガラスの開き戸。妻によればハーフミラーだから見えんしへーきへーきとのことでしたが、実際にはこんな感じであります。
丸見えwwwwwwwwwwww
いや、まあ、実際はバスルームの照明をもうちょっと暗くすればあまり見えなくなるのですが、それはそれで本末転倒という気もしなくもないので、ここは潔くやらかしたことを認め、誰に見られても恥ずかしくないボディを手に入れる、もとい、あまり誰かに見られることがないよう、何らかの手段を考えましょう。
問題のドアを開いて中をのぞくとこんな感じ。黒と白のパトカーのようなカラースキームで、一面が洗面スペースと同じ種類のタイル仕上げ。床面も大判のサーモタイルとなっています。
カウンターとバスタブはこのとおり。ワイド浴槽はその名に違わず幅広で、ヘタすりゃヨコに2人並んで入れるんじゃないかと思わせるレベル。アクアフィールとかいう肩湯とジェットバスも付いております。うおお早く入りてええええええ。
こちらはアクアタワーと名付けられたデバイス。オーバーヘッドシャワー、打たせ湯、フツーのシャワー、カランをこちらのハンドルでコントロールします。見た目は正直ちょっと安っぽい仕上げですが、ちょっとダイヤルを回してみたところ、動作の質感はなかなか。
右側の2段シェルフも安っぽいですが、まあ、このへんはユニットバスとしてしょうがない部分なんでしょうなあ。って、次は造作バスにしたいなんて誰も言ってないんだからね!
オーバーヘッドシャワーと打たせ湯の吐出口はこんな感じ。向こう側にはラインLED照明が見えています。まあ、コレだけだとなんとも言えません。
シャワーヘッドは標準でついてきたもの。他にもいくつか選べたのですが、どれも気に入ったものがないため、コレが使いにくいようだったらあとから好きなヘッドを買ってきて交換する予定。
天井を見上げると、右側がフツーの照明で、左側がスポットライト照明。フツーに電源を入れてもスポットライトは自動的に点灯せず、バスタブ横のスイッチで独自に点灯する必要があります。
で、それぞれの照明の外側にあるのがサウンドシステムのスピーカー。接続はBluetoothのみで、バスルームの中からは音量のみコントロールできます。曲のスキップくらいはできるようにしてほしかったり。
タイル面とラインLEDはこんな感じ。こちらの照明は反対側のフツーのLEDとリンクして調光が可能です。
タイルはニュアンスミックスホワイトという種類で、前回紹介した洗面スペースと同じものなのですが、こちらのバスルーム側は目地がフツーの目地材ではなく、なんとなく樹脂っぽい感じ。なので、洗面と揃えたもののイマイチ質感は異なっております。おまけに洗面スペースとは照明の色温度が違うから、実際の色味も結構違って見えて、なんだかなあ、といった感じ。
まあ、でも、最初目標にしていた一体感という点ではそれなりに成功していると思うので、それはそれで良しとしましょう。
お風呂場内の換気扇リモコンと給湯器リモコン。給湯器は日立の井戸水対応品で、換気扇はクリアミストサウナやら何やらの機能が盛りだくさんのモノ。これからの季節はともかく、寒い時期にはぜひとも活用したいガジェットのひとつであります。
バスルーム外側の換気扇リモコンはこんな感じ。もうちょっとデザインなんとかなったんじゃないか的な意見もありますが、まあ、いいや。
と、見ただけではぶっちゃけ高級感やら何やらというのはイマイチ感じませんでしたが、ユニットバスを選択した時点で見た目やら高級感よりも機能を優先したわけで、つまり一刻も早くバスタブにお湯張って肩湯つかってジェットバス使って、打たせ湯でリラックスしてからオーバーヘッドシャワーを使ってみたいというコトであります。
さあ、これで1階の居室はすべてご紹介いたしました。ので、次回はいよいよ外に飛び出して、広縁のご紹介となります。アウトドアリビング大好きっ子集まれ!
次回「夜の入居前内覧会(広縁編)」につづく