魂の入居後DIY(ペンダントライト編)
興味のない向きにはぜんぜんどうでもいい情報ですが、今年のル・マン24時間レースはJスポーツが25時間半まるまる中継してくれております。もちろん私としては嬉しいのですが、現場でも真っ暗でよくわからないナイトセッションをどのように乗り切るつもりなのか不安でもあります。
さて、私たち一家3人の程々の家には、キッチンカウンターの上にダクトレールを用意しております。
そもそものリクエストにキッチンカウンターでお酒をおいしくいただきたい(妻が)というものがあったため、じゃあいい感じのペンダントライトでも探してきて吊るかというつもりで、これっぽっちも深く考えずに取り付けておりました。
妻「さあ約束ですいい感じのペンダントを吊ってください」
私「ヒエ〜ッwwwwwww」
妻「なにか?」
私「いえ別に」
妻「どんなのがあるとね?」
私「定番だとこんなのとか」
妻「色はともかくよかやっか」
私「1つ7万円とかですが」
妻「はい却下」
私「じゃこんな感じ?」
妻「ただでさえ暗い家にこがんライト吊ったら地下牢のごたるよ」
私「ほいたらこんなんは?」
妻「小さかのは可愛かばってん、せっかくやったらもうちょっと可愛いのがよかね」
私「というと?」
妻「なんかちょっとアンティークっぽいのとか?」
私「いかがかしら?」
妻「んー、ムードのあるけんがガラスはちょっと」
私「ワガママですなあ」
と、そんなやり取りの結果、1ヶ月経っても吊らず終いだったのですが、ちょっとアンティーク系の家具屋さんに立ち寄ったトコロ、なんとなくかわいい紙のランプカバーがあったので衝動買い。というわけで、そいつをベースにペンダントライトを作ることにいたします。
用意したのはELPAのダクトレール用ソケット&コードと、イケアのフィラメントLED電球。E27サイズなので大きいかなあなどと思いましたが、まあ、とりあえずということで。
こちらのソケット&コード、長さがちょっとオーバーなのでゴニョゴニョしてちょうどいい高さになるように調節し、電球くっつけてランプカバー被せて完成です。楽勝楽勝。
私「どうよ?」
妻「上が広がってるのがかわいかねえ」
私「たしかに」
妻「赤いのも後ろのタイルと合っとるし」
私「じゃあコレで完成で」
妻「でもヒモがぐにゃぐにゃしてるのなんとかならんの?」
えーと、このヒモことコードは上の画像のように折りたたんで届くので、当然のように折れグセがついてしまっております。ほっとけばそのうち伸びるような気もしなくもないのですが、仕方がないので直します。
使うのはこちらのヒートガン。こいつでコードをあぶりながら引っ張ってやると、大体のコードの折れグセは直ってしまいます。ちょっと時間はかかるけど、ドライヤーでも問題なく代用可。
そうそう、こんな感じ。あんまり近づけたり暖めすぎるとコードからケムリが出たりしますが、滅多なことでは燃えないのでガンガンにあぶってあげましょう。
ご覧のように、ぐにゃぐにゃのコードがほとんどまっすぐになってしまいます。不思議不思議。
おお、コードがまっすぐになるだけで、見た目の印象がものすごくスッキリしますなあ。面倒くさかったけどやってよかった。
夜に点灯するとご覧のような感じ。いつの間にやら我が家のテーマカラーとなった赤が差し色になっていて、低めの色温度と相まってとってもいい感じ。換気扇のフードと高さをだいたい合わせたので、小ぶりなサイズということもあり存在感もちょうどいいところに落ち着きました。
このムードに気を良くして、トルコで買ってきたステンドグラスのミラーを引っ張り出してまいりました。
今までの家には置く場所がなく、オマケに電球がE14という日本では見ない規格だったので捨てちゃおうかどうしようか迷ってたのですが、奮発してLED電球を取り寄せて、広縁側のかどっこ、スピーカーの上に設置。おお、こちらもいい感じ。
トルコのワケの分からない市場で買ってきたのでスイッチがなく、点灯消灯はコンセントを直接引っこ抜くという漢らしい仕様だったのですが、常夜灯代わりに使いたかったのでスイッチを追加。使いやすさもアップであります。
そんなこんなで照明が増えた程々の家。すっかり気に入って、夕食後は今回作った2灯とテレビ下の間接照明だけで過ごすことが増えました。一般的には真っ暗といえる明るさですが、元々が薄暗い人間なのでこれっぽっちも気にしないもんね。
次回「魂の入居後DIY(テレビ&オーディオ編・その1)」につづく
魂の入居後DIY(洗濯機編)
さて、これまではさんざん木やら壁やらを切り刻んで穴を開けてまいりましたが、本日からのお題は電気。というか、家電製品であります。家電でDIYとはこれいかにと思われる向きもあるかと思いますが、思いどおりの家づくりのためには欠かせない項目であります。たぶん。
ていうか、フツーは冷蔵庫やら洗濯機やらに合わせて家を設計する気もするのですが、それやっちゃうとどうしても買い換える時どないすんねんなどと思ってしまい、というわけで私はどちらかといえば家電を家に合わせて改造する派であります。弱小派閥であるということは重々承知之助です。
あ、最初にお断りしておきますが、ここに書いてあることはひょっとすると法に触れる可能性がなくもない気がいたしますので、それだけはご注意を。
さて、まずは洗濯機から。私たち一家3人の程々の家、洗濯機置場はパントリーの中になります。でもって、防水パンはございません。すると、どういうことになるかといいますと、こうなります。
タイルの床の上にニョッキリ生えた排水口。この上に洗濯機を置くことになるわけですが、つまりこの出っ張りのぶん洗濯機を上に浮かす必要があります。
妻「こういうのでよかやっか」
私「やだ」
妻「なして?」
私「下にホコリが溜まるしコケそうだし、なによりカッコ悪い」
妻「じゃあ洗濯機をヨコにずらす?」
私「やだ」
妻「なして?」
私「ヨコに排水口が見えてカッコ悪いし、なによりヨコにずらすようなスペースがない」
かさ上げするのもイヤ、ずらすのもムリとなると、残された方法はひとつ。洗濯機の底をえぐります。
先日の記事でちょろっと触れたように、私たち一家3人の程々の家にやってくることになった洗濯機は親戚からの頂きもの。キレイではございますが、まごうことなき中古品でございます。というわけで、なにも恐れることはありません。切り刻んでやりましょう。
えー、この洗濯機、なんだか重量が70kgとかありまして、それを倒して底をホットナイフとノコギリとニッパーで切り刻む姿は、作業の内容も相まってまさに一人相撲というワードがピッタリだったのですが、そんなこんなで余裕もへったくれもなく、いきなり完成写真であります。
画面上の方、四角く切り開かれているのがそこはかとなくお分かりいただけますでしょうか? ちょっと切り抜いたくらいに見えますが、さすがに洗濯機だけあってこんな下らない部分もやたら丈夫に作ってあり、たいそうな面倒くささでございました。
ホースももちろん長さに合わせて切り取って、シールテープとタイラップでジョイントにくっつけ、さらにギリギリを追求するために排水口のネジも外して接続。最短距離で排水できるようにいたします。
コレ、8割方自己満足ではありますが、ちょっと調べてみたところ、この日立のビッグドラムという洗濯機。この排水口を通して乾燥時の風を下水に流し込んでおり、ココの流れがスムーズじゃないと逆に下水のニオイが上がってくるという特徴というか欠点というかがあるとのこと。
というわけで、この部分をスムーズにするのは大切だと思います。同じビッグドラムユーザーはマネしていいよ。何も洗濯機切らなくても、かさ上げしてホース切るだけで十分だけど。
そんなこんなで、ご覧のようにかさ上げもしてないのに壁ピッタリに洗濯機を置くことができました。土間の上に直接置いているため、脱水や乾燥時の音や振動がほぼゼロ。この背面のクリアランスでも当たったり擦れたりは一切ございません。
私「ドヤァ」
妻「あのさ」
私「はい」
妻「ほかにやることいくらでもあるんじゃない? 庭とか」
私「ファッ!?」
次回「魂の入居後DIY(ペンダントライト編)」につづく
魂の入居後DIY(階段編)
先日無事に我らが息子が1歳を迎え、いや、実は予期せぬ呼吸停止が2回ほどありましたが、まあそれでもとにかく現在では元気に歩き回っております。おそろしい。というわけで、本日は長男生誕記念特別DIY企画をお届けいたします。誰が読むんだコレ。
えー、そんなおそろしいほど歩き回った結果、最近では目を盗んで階段にチャレンジしております。馬鹿と煙は高いところに登るとはよく言ったものです。
悲しいことにオツムは両親に似てしまったと思われる我らが息子。「あれ、いない」と思ったら階段のだいぶ上の方でニコニコしているとかはザラでして、おまけに3段目くらいから転げ落ち、このままでは3回目の心肺停止もそう遠くない将来のことのように思われ、3度目の正直という単語が脳裏をかすめたため、早急な対応が求められております。
妻「どがんしよ」
私「柵みたいのが必要でしょうなあ」
妻「ベビーゲートってやつやね」
私「でもカッコ悪いんだよなあ」
妻「こういう木のもあるよ?」
私「むー」
妻「ワガママ言うならまた作らせるよ(#^ω^)」
私「えー」
妻「というわけでテキトーなの買ってくるけんね」
私「ひー」
子供がちょっと大きくなるまでということであれば、テキトーなのを買ってきてごまかすというのもアリだとは思いましたが、よくよく考えたら第二子(来るのか?)とか第三子(来ないだろ?)とかの時にまたいちいち設置するのも面倒なので、常設しても違和感がないモノを作ることに。
ホームセンターを巡回していろいろ考えて、こちらのパーツを購入。外構用のラティスフェンスとタルキ、スプリング丁番でございます。全部で2000円くらいでございました。
塗料は相変わらずペンキ屋さんが残してってくれた内装用の塗料をそのまま使います。色合せする必要がなくてラクチンとか思ってたら、ラティスフェンスは防腐剤が塗ってあって、イマイチ同じ色にならないという悲しい事案が発生。くそう。
このスプリング丁番、イマイチ付け方がよくわかりません。ので、備忘録代わりに解説を。おじいちゃんかよ。
えー、上の画像では手前側に開くように取り付けている状態で、最初閉じてるのを角に押し付けるようにして開いて、ポストとなるタルキにネジ止めします。あ、タルキは階段の側板(ささらって言うんだっけ?)の角度に合わせてカット済みであります。
で、さらにそっからぐいっと丁番を開いて、スイングする扉部分にネジ止めします。ちなみにこのネジ、最初から付いてきたやつで色が合っているのはいいのですが、驚くほどナメやすいのでお気をつけください。
コレで完成。おお、なんか西部劇の酒場のドアみたいでカッコいいぞ。
コイツをおもむろにコーススレッドで壁にネジ止めいたします。せっかくの新築ではありますが、すでに私たち一家3人の程々の家は穴だらけであります。
さて、コレだけでは扉がバネに吊られてブラブラしてしまうので、ストッパーを作りましょう。テキトーな建材用のL字金具を買ってきて、当たり止めのクッションを貼って、タッピングビスを用意して。
こんな感じでポストと反対側の手すりに取り付けます。ああ、また穴が。
これを2セット繰り返し、階段の両端にベビーゲートが登場いたしました。色の違いもあんまり気にならず、やっつけで作った割にはわりかしいい感じであります。
上下どちらも「開いて階段に進入」という向きに作ったので、扉を手前に引っ張りつつ階段を登ることができる程度の知能と器用さと体力がない限り、枕を高くして寝られるはず。というわけで実験実験。
フハハ、馬鹿め! 下からくぐれるとでも思ったか!
使ってみると意外と使いやすく、夜中にねぼけて大人が階段から落ちることも防げて一石二鳥。これで階段問題はひとまず解決いたしました。
【ベビーゲート】
フェンス 2000円(2枚)
タルキ 250円
スプリング丁番 500円(2セット)
合計 約3000円
えー、このほぼリアルタイムDIYネタ。巡業帰りでやることが溜まっており、もうちょっと続く感じなのですが、読んでて面白いのかなコレ?
次回「魂の入居後DIY(洗濯機編)」につづく
魂の入居後DIY(ダイニングテーブル編・その2)
「テーブルがなければ作ればいいじゃない」的なノリで製作させられる、もとい、させていただくことになったダイニングテーブル。当然ながら机なんて作ったことありませんが、カタチを見る限り板に棒をくくりつければ完成する気もするので、まあ、やってみることにいたしましょう。
さて、前回決定したテーブルの仕様は以下の通り。基本的にはイケアで売ってた大きいテーブルと同じ値段で、もっとカッコいいのを作れということですね。
【ダイニングテーブル仕様書】
・天板は一枚板
・シュッとしたシンプルなデザイン
・サイズは長さ240cm・幅100cm
・予算は6万円
というわけで、一枚板の天板を用意いたしました。ゴムの集成材で厚さは30mm。画像からはこれっぽっちも伝わりませんが、一人でクルマに積み下ろしできないレベルの重量であります。
イケアのテーブルで不満だった点のひとつとして、伸縮式のため天板に継ぎ目が出来てしまうことがありました。一番安いゴム材ですが、やっぱり同じようなサイズでも1枚なのと2枚つないであるのでは、なんとなく迫力が違う気がしなくもなくもない。
本棚のときはサボりましたが、今回はダイニングテーブルということで表面をちょっと磨きます。なぜだか手元にランダムアクションサンダーがあるので、木工用のペーパーを買ってきてコレでグリグリ磨いていきましょう。
よく木工で使われるオービタルサンダーに比べて仕上がりは今一歩劣るらしいですが、なによりスピードが段違いで失敗しづらいので、私のようなズボラ大将にはピッタリのキカイであります。10分くらいであっさり終了。
磨いたら今度はオスモカラーを塗ってやります。イケアテーブルのもうひとつの不満として、塗装がイマイチ安っぽいというのがございましたが、さすが定評のある塗料だけあってとっても自然な仕上がり。本棚なんかに使ったのはもったいなかったかなあ。
ていうか、リアルに広縁(と照明)が大活躍なのですが、これさえなければこんなもの自分で作る羽目にならないで済んだのにと思うと若干微妙な気分です。
キチンとオモテウラ塗って一晩寝かしたら、室内に引っ張り込んで裏っかえしに。反り止め用の金具が3ヶ所埋め込んでありますね。
でもって、こちらも届いたスチールの脚を、付いてきたネジで四隅に止めます。この脚、床と接する部分がネジ式になっているので、ガタツキを防ぐことができる模様。お値段ソコソコで仕上げもソコソコなので、これはまあまあの買い物でございました。
ちなみに、脚が40mm角じゃ細いんじゃないかとか、240cmのスパンだと天板のセンター部分がタレてくるんじゃないかとかいろいろな心配がありますが、やってみなくちゃ分からない精神でどんどん先に進みます。
先に進むも何も、天板に脚をくっつけたらそれでおもむろに完成。ご覧のような見た目は立派なダイニングテーブルが完成いたしました。
なにより大きいので、イケアのアームチェアを余裕で片側3脚は配置できるという素晴らしさ。ていうか何だこれは、店か?
空間に対するサイズ感はご覧の通り。周囲を余裕で歩き回れるだけの余裕はあり、シンプルなデザインのおかげで圧迫感も意外なほど感じることなく、何よりも無闇に豊かな気持ちになります。
妻「やっぱり大きなダイニングテーブルってよかねえ」
私「心なしか料理も美味しく感じますなあ」
妻「これでテーブルに燭台なんてあったらカンペキやねえ」
私「ワークスペースが広いから仕事もはかどりますなあ」
妻「若干グラグラしとるけど、なんとかならんの?」
私「うっ」
妻「いっぺん揺れだしたらなかなか止まらんばい」
私「たぶん脚の構造的なもんなんだけど」
妻「?」
私「脚本体と取付のL字部分にガゼットをつければ改善するはず」
妻「がぜっと」
私「こういうの」
私「コレのパイプとパイプの交点にあるプレートみたいな」
妻「筋交いみたいな?」
私「そうそう」
妻「じゃそれお願い」
私「えっ!?」
てなわけで、フツーのソファとラグの代わりに、でっかいダイニングテーブルと座りやすいアームチェアがやってきた私たち一家の程々の家。多少の問題はありますが、シュッとしててカッコよくて、大ぶりなアームチェアでキチンとくつろげて、仕事にも趣味にも使えて、オマケにご飯も美味しく食べれるという空間になりました。って、リビングはどこに行くんだろ、この家。
【ダイニングテーブル】
天板 36000円
脚 20400円
合計 56400円
次回「魂の入居後DIY(階段編)」につづく
魂の入居後DIY(ダイニングテーブル編・その1)
最近次回予告詐欺が続いておりますが、昨日の私と今日の私は別の人間というだけの話でして、特に他意はございません。むしろ書き溜めてない証拠とも言え、絶妙のライブ感を読者の皆様にお届けできていると自負しております。ていうか、ゴタクはいいから早く始めろよ。
さて、上の記事でちょろっと書いたのですが、私たち一家3人の程々の家、13畳ほどのリビングスペースの使いみちが決まっておりません。
私「フツーにラグ敷いてソファじゃダメなの?」
妻「そうすると食事の場所がなくなるばい」
私「キッチンのカウンターがあるじゃん」
妻「家族は顔をあわせて食卓を囲むのがよか」
私「どうしたんだ急に昭和のお父さんみたいな」
妻「というわけでリビングはやめてダイニングにします」
と、このように謎の宣言によって、我が家からリビングスペースはなくなることに決定。でも、14畳のダイニングって大きすぎませんかねえ。
私「テーブル置いてもスカスカになりませんこと?」
妻「だからね、大きいダイニングテーブルば置くとよ」
私「ははあ」
妻「イメージはコレね」
私「サウンド・オブ・ミュージックじゃねーかwwwwww」
妻「よか映画たい」
私「ルイーザ泣いてるじゃねーかwwwwwww」
妻「これが家族のあるべき姿ばい」
私「でもさでもさ、大きいダイニングテーブルって高くない?」
確かに私もサウンド・オブ・ミュージックは大好きで、こういう食卓って憧れなくもないのですが、チラと見た限り大きいダイニングテーブルは大変エクスペンシブなプライスをチラつかせている気がいたします。
私「そこそこお手軽っていうマスターウォールでも30万超えですなあ」
妻「まあ、しょんなかね」
私「目を覚ませ!」
妻「だって見ればもっと高いのもいっぱいあるよ?」
私「いや安い方を見てくださいお願いします」
こんな時に便利なのが困った時のイケアさん。さっそくウェブでダイニングテーブルを探すと、こんなのが見つかりました。
上のが3万円で175cmから260cmまで、下のが6万円で210cmから293cmまで、それぞれ3段階の長さに設定できます。ていうか293cmってすごいなあ誰が買うんだよなどと思いつつ、コレを買う気まんまんで船橋へレッツゴー。実物を拝んでみることにいたします。
私「……」
妻「……」
私「安っぽいね……」
妻「天板にスキマがある……」
私「そりゃ伸ばしたり縮めたりするからしょうがない」
妻「どーせ長さなんか変えんやろ?」
私「確かに」
妻「決めた」
私「?」
妻「作りんしゃい」
私「ファッ!?」
と、非常にライトな感じでダイニングテーブルの製作を命じられた私。決められた条件は以下のとおりです。
【ダイニングテーブル仕様書】
・天板は一枚板
・シュッとしたシンプルなデザイン
・サイズは長さ240cm・幅100cm
・予算は6万円
えーと、まあ、つまりイケアのテーブルの値段で自分で作れとそういう話でございます。ので、天板と脚をどうするか検索。いろいろ検討した結果、ゴム集成材&スチールの脚という組み合わせでいけば、ギリギリ予算内に収まることが判明いたしました。
天板はこちらのサイトでゴムの集成材を注文。今回のサイズで厚さ30mmの板に反り止め加工を施していただいて約3万5000円でございます。
でもって脚はこちらのを採用。見た感じもっとも安く、もっともシンプルな作りなのでデザイン的には文句なし。こちら2万円ちょっとなので、天板と足して5万5000円。塗料は本棚を作った時のオスモカラーが残っているのでそちらで問題なし。おお、予算内じゃないですか、ははは。
注文から一週間。届いた天板がこちらであります。デカい。
いや、厳密には届いたというか、このサイズだとデカすぎて西濃さんの営業所止めになってしまうらしく、仕方がないから取りに行ったところカングーにギリギリ積めず、仕方ないから運転席の上まで板をぐさっと押し込んで、それでも足りないから仕方なしにリアゲートを開けっ放しで帰ることになったわけで、いやあ、営業所近くて助かった。あと、観音開きじゃなくてよかった。
さて、長くなったので次回、このただの板をテーブルにしていきます。しんどい。
次回「魂の入居後DIY(ダイニングテーブル編・その2)」につづく
魂の入居後DIY(ポタジェガーデン編・その2)
どう考えても疲れ果ててる時にやる作業ではないと思うのですが、今やらないと手遅れになるまでやらなそうなので始めたポタジェづくり。ていうか、何の見本もなく作り始めたので果たしてコレでいいのかという気が激しくいたしますが、もう枠まで作っちゃったので後戻りはできません。
さて、前回の続きとなりますが、出来上がった枠のサイズは長さ364cm・幅75cm・高さ30cmというなかなかに立派なモノ。幅はいくらでも伸ばせるのですが、このくらいが両側からアクセスしやすいはず。中央部分までキチンとお手入れできるようにしないとジャングル化しそうなので、このへんは安全方向にサイズを設定しております。
さて、現在のところグラウンドレベルが完成予定より10cmほど低くなっているので、ご覧の通り枠の下がスカスカに空いております。ので、ココにあぜガードと呼ばれる波板を貼っていきましょう。
樹脂製なので切るのも曲げるのもカンタン。35cm幅の15mという長さなので、高さを合わせながら2周ぐるりと貼ってもまだ余裕があります。下のスキマさえなければ不要といえば不要なのですが、木部の保護にもなるのであったほうが枠が長持ちします。たぶん。
固定はこんな感じで波板用のワッシャーをかませてコーススレッドで。ていうか、貼ってから思ったんですが、重ね順を逆にしたほうがあぜガード同士のスキマに土が入らなくてよかったんじゃないかと。
まあ、気付いた時にはすでに完成していたので、めんどくさいしこのまんまで進行いたします。2個めからは気をつけよう。作るか分からんけど。
すっかり日も傾いてまいりましたが、いただいた土を枠の中に移し替えて作業完了。一輪車はおろか洗車バケツしかないという心もとなさではございましたが、なんとか移動に成功。サンキュー洗車バケツ。フォーエバー洗車バケツ。
私「というわけで完成しました」
妻「……」
私「どうよ?」
妻「……」
私「あれ?」
妻「なんかこう、ちょっと違くない?」
私「ファッ!?」
妻「もうちょっとこう、ポタジェガーデンぽさが足らんくない?」
私「なにそれwwwwwww」
妻「ほら、オシャレさとか」
私「はあ」
妻「かわいさとか」
私「ちなみにどういうのがカワイイのですか?」
妻「わからん」
私「ファーwwwwwwwwwww」
まあ確かに、先日見てみたポタジェに比べると、かわいさという点では一歩譲ります。つか、ポタジェというより鉄道の資材置き場みたいに見えてしまわなくもありません。むーん。
とはいえ、いまさら上のようにランダムな配置にできるわけでもなければ。
後ろにハシゴやら壁やらを用意するだけのやる気もなければ。
棚を作ったりレンガを積んだりなどという作業も真っ平御免でございます。うーん、手間ヒマかけずにかわいく見せる方法ないかなあ?
とりあえず手持ちの資材を確認すると、余った野地板が数枚と、釘やらネジやらそのくらい。というわけで、ここからどうすればお金を使わずにかわいくなるのか考えた結果、こうなりました。
妻「これはwwwwwwww」
私「思ったよりイカすwwwwwwwww」
妻「これ座れると?」
私「イケるイケる」
妻「キャー!」
私「オマケに木口を隠してくれるから本体も長持ちするぞ」
妻「キャー!!!」
まさか枠を付けただけでココまで見た目がマトモになるとは思ってもみませんでした。サンキュー枠。フォーエバー枠。
てなわけでいちおうの完成を見たポタジェさん。まあ、どなたもお気付きの通り、重要なのはこのガワではなく、中身に何を育てるかという点なわけですが、まあ、なんとかなるでしょう、きっと。
【ポタジェ】
野地板 3500円(1820×150×10mm・24枚)
米マツ杭 1200円(500mm・10本)
その他 約500円(コーススレッド・木工用ボンド)
合計 約5300円
次回「魂の入居後DIY(ダイニングテーブル編・その1)」につづく
魂の入居後DIY(ポタジェガーデン編・その1)
なぜかリアルタイムの話になるのですが、巡業がようやく終了し程々の家に帰ってまいりました。自宅大好きっ子の名に恥じぬよう全身全霊でお家を満喫しようと思っていたのですが、そんな私の目論見を打ち壊す出来事が発生したため、予定を変更してほぼ同時進行日記になります。
時差ボケで昼過ぎまで寝ていた昨日、起こすなと厳命していた妻にぺしぺしと叩かれた私。なんだなんだ。
妻「ちょっとちょっと」
私「ほげー(寝てる)」
妻「土くれるって」
私「ほげ?(まだまだ寝てる)」
妻「やけんそのへんに積んどいてもらってよかと?」
私「ほほげ?(ぜんぜん寝てる)」
なんだかまったく状況がつかめておりませんが、寝ぼけたアタマでほげほげ考えていると、庭先からゴロゴロゴロと音がしてまいります。なんだなんだと思いつつ縁側に出てみると、そこには衝撃の光景が。
妻「じゃあ梨屋さんこのへんでおねがいしますー!(標準語)」
梨「あいよー」
妻「わあこの土ふっかふかですねー!(標準語)」
梨「一杯だけじゃどもなんねから何杯か持ってくっから」
妻「きゃあイケメンですねー!(標準語)」
えー、聞いたトコによると、妻が庭の草むしりをしていたところ、通りがかりのイケメンのおじいさんから「おい、畑の土いるか?」とお声掛けいただき、一も二もなくお願いしますと言ったところこのような事態になった、と。てなわけで、我が家の庭にはバケット4杯分の畑の土がででんと積まれる事となったのであります。
妻「どどどどがんすっとねコレ」
私「1立米くらいはありますなあ」
妻「梅雨入りしたしこのまま積んどくわけにもいかんばい」
私「ドロドロになって流れてしまいますなあ」
妻「じゃあアレやね」
私「ほげ?」
妻「ポタジェガーデン計画始動やね!」
私「ファーwwwwwwww」
というわけで、有無を言わさずにスタートさせられたポタジェガーデン計画。とりあえず土の量を測り、でもってそれにだいたいピッタリくるサイズの枠を大ざっぱに設計し、ホームセンターに買い出しに。
前から考えてたとおり野地板と米マツの杭、それからあぜガードというロールした波板を揃えて帰宅。全部で5000円ほどのお買い物でございます。でもって、ざっくりと野地板を切って並べます。
野地板は激安なのが特徴ですが、このまま野ざらしにするとカンタンに腐ってしまうので、保護用の塗料を塗ります。色とかはどうでもよかったので、塗装屋さんが残してってくれた程々の家の塗料の残りを使います。
はい塗れた。というか、この広縁。きっちりと照明をつけてしまったおかげで、いくらでも残業できてしまいます。恐ろしや。
翌朝、塗料が乾いたので枠板を組み立てます。土の圧力が加わるので丈夫にしたいのと、そもそも好き放題反っているので、2枚重ねにして誤魔化すようにいたしましょう。
木工用ボンドの乾燥を待っている間に、建設予定地を掘り返します。砂利だらけの硬い地面の長さ4m・幅1mほどのエリアを15cmほど掘るのですが、端的に言ってユンボが欲しいレベルであります。
全身がガタガタになりますが、そうこうしているうちに枠板が完成しております。ので、コイツを地面に突き立てます。
雨水マスをグラウンドレベルの目印にして水平を取ってまずは打ち込み。カケヤみたいのが必要かとも思いましたが、クルマ用に持ってたPBのショックレスハンマーでイケました。よかったよかった。
で、次にサイドの枠板を、だいたい90度になるようにコーススレッドで止めていきます。
つか、最初はめっちゃ慎重に水平やら垂直やら直角を出そうとしていたのですが、ある時ふと「家建てるわけじゃないからいいじゃん」というテキトーの神からのご神託を受け、その意のままに作業することに。
ご神託を受けてからはビックリするほど作業がはかどり、ご覧の通り長さ3640mm・幅750mmの枠が完成。その存在感に若干ドン引き気味ですが、このままでは下の隙間から土が流れてしまうので、ここであぜガードの出番であります。
つか、長くなったのと睡魔が限界なので、続きはまた明日。ばたん。
次回「魂の入居後DIY(ポタジェガーデン編・その2)」につづく
魂の入居後DIY(洗面編)
この入居後DIY、これまではあんまりアタマを使わなくても問題のない作業ばかりでしたが、今回からはちと様子が変わってまいります。細かいものをイロイロ収納したり取り付けたりを考えながらなので、時間も掛かるしなにより面倒くさいのですが、まあ、しょうがない。
というわけで、今回は洗面スペース。以前のWEB内覧会でご紹介したとおり、このスペースには現在カウンターとボウルとタオルハンガー以外何もございません。
さすがにコレでは不便で仕方ないので、ここにイロイロ組み立てていくことにいたします。なぜそんな仕様にしたんだという疑問があるにはありますが、さて、まずは収納から。
まずはカウンターと同じ1650mmに切ったメラミンボードを用意して、カウンター下に収納棚を作ります。こんな感じでヨガブロックとウマで高さを決めて。
高さが決まったら、棚を作るのに使う支柱をちょうどいい長さに切って黒く塗って。
でもって、こんな感じでぶら下げます。取り付けはカウンターを止めているマウントの木材に共締めできるのでラクチンらくちん。
でもって、この無印ボックスをスキマに入れていきたいのですが、奥行と高さの計算を間違えたらしく、3cmほど前に出っ張ってしまうどころかそもそも入りません。高さは天板を取っ払えば済む話なのですが(済んでるのか?)、奥行はどうしよう。
考えていても始まらないので、当たるところをホットナイフでざっくばらんにカットしていきます。ここまでやって入らなかったら怒られる気がいたしますが、まあ、気にしない。
さて、次は鏡を取り付けましょう。イロイロ考えたのですが、オーダーの鏡ってなんだかよくわからないのですが異常に高価でございまして、まあ端的に言ってケチりたいわけでございます。ので、こちらのIKEAのミラーを使ってみましょう。
STAVEというミラーで、高さ1600mmの幅400mm。お値段驚きの2999円だったのですが、今調べてみたところ残念ながらカタログ落ちしておりました。悲しい。
で、コレをタイルにどうやって取り付けるかといいますと、こちらのマジックテープを使います。テープのオスとメス両方に強力な両面テープがついてるので、これでだいたいのものは壁にひっつけられます。
ミラーは7kgくらいありますが、テープ1枚の耐荷重が2kgくらいあるので、まあ6枚くらい貼っとけば問題ないでしょう。
こんな感じで四隅と真ん中にマジックテープを貼りつけ。コツというほどでもありませんが、テープを貼ってから一晩放っておくとしっかりとタイルに張り付くので、あとから鏡が落っこちる心配が減ります。
マジックテープの何がいいかといえば、取り付ける時に「あ、ちょっとズレた」みたいなことがままありがちなのですが、そんなときでもやり直しが効くというところ。あとは穴も開けなくて済むのもラクチンですね。
で、ついでに最初からついてきた使いやすくもなんともないタオルリングも、IKEAの飾り棚とタオルハンガーを組み合わせたものに取り替えます。使っているのはこちらとこちら。
飾り棚は55cmで、レールは40cm。あわせて1200円であります。いいのかコレでという意見もなくはないですが、これでいちおう完成。
おお、意外とマトモ。あ、コンセント部分に取り付けた扇風機の影が出ちゃってますが、これはそのうち扇風機を小さくして解決したい気もしつつ、面倒な気もしつつ、今ではすっかり慣れたのでおそらくこのままでしょう。ははは。
そもそもの目指したイメージがこんな感じなので、意外と近いというか遠いというか、まあこんなもんかという気がしないでもありませんが、シロートがやっつけで作った割にはソコソコの再現度な気がしなくもなくもありません。ていうか、家造りで再現度ってどういうことだよ。
あ、ちなみに壁付けの扇風機はこちらです。買ってから気付きましたが、同じデザインでもっと安いACモーターのがありました。こんな場所にDCモーターのをつける必要なんてドコにもなかったよう、しくしく。
後ろ側の壁にはやはりIKEAのフックを取り付け。2個で399円というお値段だったのですが、こちらも残念ながらカタログ落ち。早めにストックしといてラッキーであります。
さて、こんな感じでいちおうの形が整った洗面スペース。体力は大して必要ありませんでしたが、使いやすい配置やら高さやらを考えるのがけっこう面倒くさい作業でございました。かかった費用はこんな感じ。
【洗面スペース】
カウンター下収納 6000円(化粧板・ステー・収納ボックス)
ミラー 6000円(マジックテープ含む)
タオルハンガー 1200円
扇風機 8000円
その他 1000円(IKEA金具・ネジ類)
合計 22200円
えー、こんな感じでかなりのリーズナブルさを実現。にもかかわらず、自分で言うのも何ですが意外とカッコよく仕上がりました。いえーい(当社比)。
次回「魂の入居後DIY(ポタジェガーデン編・その1)」につづく
魂の入居後DIY(トイレ編)
えー、まず、私たち一家の程々の家には、作り付けの収納というものがほぼございません。前回の本棚もそうですが、そもそもBESS東葛さんに面倒くさがられたというのが理由の半分、そしてもう半分は建ってみなくちゃその収納が正解かどうかわかんないという考えでございます。
これが家具をあとから置くのであれば、たとえイマイチだったとしてもその家具を放り捨てれば問題ないのですが、造作していただいた場合はそういうわけにもいきません。とはいえ、造作のほうがスッキリキレイに見えるのも事実。うーむ。
というわけで、このブログでご紹介するDIYは、基本的にあとから作るにもかかわらず、できるかぎり造作っぽく見せることを目標にイロイロ作ることを目標にしております。誰ですか、ビンボーくさいとか言うのは。
さて、今回はトイレ。以前のWEB内覧会でご覧いただいたとおり、私たちの家のトイレは棚もなんにもない真四角な空間。さすがに消耗品をストックする場所は必要なので、棚を作ることにいたしましょう。
造作っぽく見せるということで、ポイントとなるのは金具。ホントだったら見えないのがいちばんいいのですが、見せないようにするのがかなり面倒くさいので、じゃあなるべくスッキリ見えて、でもって強度がちゃんとある安い金具を探します。
うむ、コレだな。
できた。ので、上に無印の硬質パルプボックスを乗せてみましょう。
な、なんかすっごい飛び出てないかコレ。ものすごい立体感というか、圧迫感というか、棚の奥行が28cmでボックスが35cmなのでちょっと飛び出るのは分からないでもないのですが、なんかおかしい。
で、すでにお分かりのことかと思いますが、原因はコイツ。程々の家仕様とかいうブラウンというだけが取り柄のこの換気扇でございます。この厚さだけさらにボックスが飛び出しちゃってるわけですね。
真っ白な壁紙のトコでも問答無用でこのカラーのが付いてくるのはまあ仕方ないとして、なんか無闇に分厚い気がします。ので、交換交換。
ホームセンターでイロイロ探して、とにかく薄っぺらいやつくださいと言って出てきたのが右のパナソニックの換気扇。下の四角い部分が壁から飛び出るワケですが、ココの厚みだけで2cmほど違います。さすがパナソニック。ちなみに純正は聞いたこともないメーカーだったので名前忘れましたごめんなさい。
交換後はこちら。カバーそのものもスクエアで、合計3cmくらい薄っぺらくなりました。試運転してみたら純正にくらべて音も静かで、しかも電気代も2/3とか。さすがパナソニック。ていうか純正もこっちにしてくださいおねがいします。
交換後はご覧のような感じ。もちろん飛び出してはおりますが、だいぶマシになりました。造作っぽいかどうかは別にして、とりあえず見た目的に不満はだいぶなくなったのでこれにて一件落着。ふう、つかれた。
妻「ちょっとちょっと」
私「わあ」
妻「こがん箱の置き方したら換気扇が意味なかばい」
私「え?」
妻「換気扇の前ばふさいどるやろ?」
私「ふふふ」
妻「なに笑うとるん?」
私「この程度のふさぎかただったら、実は何の問題もないのです」
妻「だって前見えなくなってるよ?」
私「換気扇って正面からは空気吸わないから」
妻「?」
上の図のように、壁に空いた穴から空気を通そうとすると、そこを通り抜ける空気のほとんどが壁沿いに流れてくる空気になっちゃうというよくわからない現象が発生します。空気だとピンとこないけど、お風呂の栓を抜いた時、排水口のまわりの水の流れを確かめてみると分かりやすいかも。
というわけで、前がけっこうふさがれてても、ヨコ部分がちょっと空いてれば流量はあんまり変わらないはず。そもそも換気扇を交換して流量自体が上がっているので、ほとんど問題ないはず。
私「ムフー」
妻「なしてそがんこと知っとーと?」
私「ファンネルがサージタンクでスロート長がカールして慣性吸気が音速でどうのこうの」
妻「あっ、もういいです」
そんなこんなで、今回掛かった費用はだいたいこんな感じ。ご参考になるかどうかは微妙です。
【トイレ】
棚 4000円(金具・棚板)
ボックス 6600円
合計 10600円
次回「魂の入居後DIY(洗面編)」につづく
魂の入居後DIY(本棚編)
すっかりWEB内覧会を終わらせた気満々になっておりましたが、よくよく考えたら単純にがらんどうの家の中を真っ暗な中で撮っただけということに気づき、戦慄している私たち一家3人。というか、私。とっととリアル完成状態を作らないといけないので、DIYの時間であります。日本語おかしい。
というわけで、第一弾は本棚です。多いというほどでもないけれど、決して少なくもないと思われる微妙なボリュームの本があるため、それなりのサイズの本棚が必要とされることがなんとなく予想されておりました。
やはりどうにもボンヤリとした日本語ですが、まずは本を並べた時のサイズを測って、それに合うサイズの本棚を探すことに。んが、実際探す段になって今度は建物のサイズを測ったところ、どうにも上手くいかないことが判明いたします。
この程々の家、本棚を置けるスペースといえば、階段上がってすぐのロフトの北側の壁しか見当たらず、というわけでこちらの壁一面を本棚にすることに決定し、置ける本棚を探したわけでございます。上の図のとおり、幅は2700mmもあるのでソコは全然問題ないのですが。
この立面図のように北側も傾斜天井になっているため、壁自体の高さが2000mm「しか」ありません。「しか」というのは、壁一面に置けるような大型の本棚を探したことがある方ならなんとなく想像できるはず。というのも。
たとえばこちらの本棚、IKEAのBILLYというシリーズですが、高さが2020mm。ギリギリ2cm足りません。いやまあ2cmくらいなら手前に出しちゃえば問題ない気もするのですが、裏にホコリが溜まりそうだし、なによりきちんと壁に固定できないのはちょっと怖い気も。
その他の本棚も軒並み2050mmとか2100mmとかなので、仕方がないので作ることに。あ、ちなみに造作してもらおうという気もあったりなかったりしたのですが、BESS東葛さんにあからさまに面倒くさい顔をされたのであきらめた気もしたりしなかったりします。
プロが面倒くさいなら、当然ながら私のような素人も面倒くさいので作る作るといいながらあっという間に入居の日を迎え、でもっていつまでも作らずにダンボールが山積みになっている状況が続き、オマケにそのダンボールで息子がボルダリングの真似事を始めるに至って、重い腰を上げて作業開始です。しくしく。
で、作ると言ってもイメージもへったくれもないので、まずはウェブを徘徊して、素敵な本棚を探します。全然上がってないじゃん、腰。
で、丸三日かかって探していちばんイメージと合ったのはこちらのブログの記事。同じくロフトだし、勾配天井だし、イメージとしてはピッタリ。違いといえばこちらはキチンと造作していただいているトコロくらいです。よし、まねっこまねっこ。
この本棚、自在棚と呼ばれるレールと支えを使って、その上に棚板を乗っけてるタイプ。レールが見えてしまいますが、あとから棚の間隔を変えたり増やしたり減らしたりできるのがポイント。
金具のメーカーを質問して、でもってイメージをぼんやり作って、ジョイフル本田に向かったトコロ、見本にしたブログと同じシリーズで白い金具を発見。さらに安いパイン材の集成材と、投げ売りのオスモカラーも発見。お、これでできちゃうじゃん。
で、こちらがやってきた棚板。厚さ25mm、長さ2440mmの集成材を、長さ方向そのままにカットしてもらったものです。棚板は6枚用意して、幅200mmが4枚、250mmと300mmがそれぞれ1枚ずつです。全部で1万6000円くらいだった気が。
で、こちらが投げ売りされてたオスモカラー。色はウォルナットという人気色のはずなのですが、750mlの缶がなぜか70%オフで1700円くらい。ニセモノなんじゃないのコレ?
塗ってみたところ、ドラえもんのオイルのように完全に中身が分離しておりましたが、特に問題なく色はつきました。あ、ちなみにジョイフル本田の富里店です。今でもあるかは知りません。
塗ったあとはこんな感じで乾かします。広縁が便利すぎます。あと、大工さんが置いてってくれた養生用のろくはらボードも便利すぎます。軽くて折りたためてDIYには欠かせません。マジで。
次は棚柱と金具を取り付けるのですが、ひとり孤独に作業を行ったため写真が撮れず、画像がございません。大変申し訳ございませんがいきなり完成いたします。あ、水平儀とインパクトドライバーはあったほうがいいと思います。
こんな感じで上は2000mmのトコに出っ張ってる梁ギリギリ、下は無印の硬質パルプボックスほぼギリギリのところに棚板を設置。棚を作るのはもちろん面倒くさかったのですが、このボックスを6個組み立てるのが発狂するレベルに面倒くさかったので、皆様ご注意ください。
ヨコから見るとこんな感じ。棚柱の長さは1800mmで、棚板の配置は迷った結果、上から300mm、200mmが4枚並んで、一番下が250mmの奥行となっております。目線より高いトコロが出っ張ってる分にはあまり気にならないので、まあこれで正解かな、と。(実はめちゃくちゃ試行錯誤した)
あ、ちなみに使った棚柱はスガツネのAWF15が1本に、ASF10が2本。それに木棚用ブラケットを1枚あたり4本使用しております。お値段はアタマが白い木ネジとかも含めて、全部で20000円弱でございました。
【金額合計】
棚板 16000円(パイン集成材)
金具 20000円(棚柱・棚受け)
その他 2000円(オスモカラー・ネジ等)
合計 40000円
うーん、まあ、意外とかかったといえばかかった気もいたしますが、見た目はソコソコカッコいいですし、30cm以内に近づかなければアラも見えませんし、パンパンに本を詰め込んでも今のところブッ壊れる気配はないので、とりあえずは満足しております。もう二度とやらん。
次回「魂の入居後DIY(トイレ編)」につづく