魂の入居後DIY(トイレ編)
えー、まず、私たち一家の程々の家には、作り付けの収納というものがほぼございません。前回の本棚もそうですが、そもそもBESS東葛さんに面倒くさがられたというのが理由の半分、そしてもう半分は建ってみなくちゃその収納が正解かどうかわかんないという考えでございます。
これが家具をあとから置くのであれば、たとえイマイチだったとしてもその家具を放り捨てれば問題ないのですが、造作していただいた場合はそういうわけにもいきません。とはいえ、造作のほうがスッキリキレイに見えるのも事実。うーむ。
というわけで、このブログでご紹介するDIYは、基本的にあとから作るにもかかわらず、できるかぎり造作っぽく見せることを目標にイロイロ作ることを目標にしております。誰ですか、ビンボーくさいとか言うのは。
さて、今回はトイレ。以前のWEB内覧会でご覧いただいたとおり、私たちの家のトイレは棚もなんにもない真四角な空間。さすがに消耗品をストックする場所は必要なので、棚を作ることにいたしましょう。
造作っぽく見せるということで、ポイントとなるのは金具。ホントだったら見えないのがいちばんいいのですが、見せないようにするのがかなり面倒くさいので、じゃあなるべくスッキリ見えて、でもって強度がちゃんとある安い金具を探します。
うむ、コレだな。
できた。ので、上に無印の硬質パルプボックスを乗せてみましょう。
な、なんかすっごい飛び出てないかコレ。ものすごい立体感というか、圧迫感というか、棚の奥行が28cmでボックスが35cmなのでちょっと飛び出るのは分からないでもないのですが、なんかおかしい。
で、すでにお分かりのことかと思いますが、原因はコイツ。程々の家仕様とかいうブラウンというだけが取り柄のこの換気扇でございます。この厚さだけさらにボックスが飛び出しちゃってるわけですね。
真っ白な壁紙のトコでも問答無用でこのカラーのが付いてくるのはまあ仕方ないとして、なんか無闇に分厚い気がします。ので、交換交換。
ホームセンターでイロイロ探して、とにかく薄っぺらいやつくださいと言って出てきたのが右のパナソニックの換気扇。下の四角い部分が壁から飛び出るワケですが、ココの厚みだけで2cmほど違います。さすがパナソニック。ちなみに純正は聞いたこともないメーカーだったので名前忘れましたごめんなさい。
交換後はこちら。カバーそのものもスクエアで、合計3cmくらい薄っぺらくなりました。試運転してみたら純正にくらべて音も静かで、しかも電気代も2/3とか。さすがパナソニック。ていうか純正もこっちにしてくださいおねがいします。
交換後はご覧のような感じ。もちろん飛び出してはおりますが、だいぶマシになりました。造作っぽいかどうかは別にして、とりあえず見た目的に不満はだいぶなくなったのでこれにて一件落着。ふう、つかれた。
妻「ちょっとちょっと」
私「わあ」
妻「こがん箱の置き方したら換気扇が意味なかばい」
私「え?」
妻「換気扇の前ばふさいどるやろ?」
私「ふふふ」
妻「なに笑うとるん?」
私「この程度のふさぎかただったら、実は何の問題もないのです」
妻「だって前見えなくなってるよ?」
私「換気扇って正面からは空気吸わないから」
妻「?」
上の図のように、壁に空いた穴から空気を通そうとすると、そこを通り抜ける空気のほとんどが壁沿いに流れてくる空気になっちゃうというよくわからない現象が発生します。空気だとピンとこないけど、お風呂の栓を抜いた時、排水口のまわりの水の流れを確かめてみると分かりやすいかも。
というわけで、前がけっこうふさがれてても、ヨコ部分がちょっと空いてれば流量はあんまり変わらないはず。そもそも換気扇を交換して流量自体が上がっているので、ほとんど問題ないはず。
私「ムフー」
妻「なしてそがんこと知っとーと?」
私「ファンネルがサージタンクでスロート長がカールして慣性吸気が音速でどうのこうの」
妻「あっ、もういいです」
そんなこんなで、今回掛かった費用はだいたいこんな感じ。ご参考になるかどうかは微妙です。
【トイレ】
棚 4000円(金具・棚板)
ボックス 6600円
合計 10600円
次回「魂の入居後DIY(洗面編)」につづく