魂の入居後DIY(ペンダントライト編)
興味のない向きにはぜんぜんどうでもいい情報ですが、今年のル・マン24時間レースはJスポーツが25時間半まるまる中継してくれております。もちろん私としては嬉しいのですが、現場でも真っ暗でよくわからないナイトセッションをどのように乗り切るつもりなのか不安でもあります。
さて、私たち一家3人の程々の家には、キッチンカウンターの上にダクトレールを用意しております。
そもそものリクエストにキッチンカウンターでお酒をおいしくいただきたい(妻が)というものがあったため、じゃあいい感じのペンダントライトでも探してきて吊るかというつもりで、これっぽっちも深く考えずに取り付けておりました。
妻「さあ約束ですいい感じのペンダントを吊ってください」
私「ヒエ〜ッwwwwwww」
妻「なにか?」
私「いえ別に」
妻「どんなのがあるとね?」
私「定番だとこんなのとか」
妻「色はともかくよかやっか」
私「1つ7万円とかですが」
妻「はい却下」
私「じゃこんな感じ?」
妻「ただでさえ暗い家にこがんライト吊ったら地下牢のごたるよ」
私「ほいたらこんなんは?」
妻「小さかのは可愛かばってん、せっかくやったらもうちょっと可愛いのがよかね」
私「というと?」
妻「なんかちょっとアンティークっぽいのとか?」
私「いかがかしら?」
妻「んー、ムードのあるけんがガラスはちょっと」
私「ワガママですなあ」
と、そんなやり取りの結果、1ヶ月経っても吊らず終いだったのですが、ちょっとアンティーク系の家具屋さんに立ち寄ったトコロ、なんとなくかわいい紙のランプカバーがあったので衝動買い。というわけで、そいつをベースにペンダントライトを作ることにいたします。
用意したのはELPAのダクトレール用ソケット&コードと、イケアのフィラメントLED電球。E27サイズなので大きいかなあなどと思いましたが、まあ、とりあえずということで。
こちらのソケット&コード、長さがちょっとオーバーなのでゴニョゴニョしてちょうどいい高さになるように調節し、電球くっつけてランプカバー被せて完成です。楽勝楽勝。
私「どうよ?」
妻「上が広がってるのがかわいかねえ」
私「たしかに」
妻「赤いのも後ろのタイルと合っとるし」
私「じゃあコレで完成で」
妻「でもヒモがぐにゃぐにゃしてるのなんとかならんの?」
えーと、このヒモことコードは上の画像のように折りたたんで届くので、当然のように折れグセがついてしまっております。ほっとけばそのうち伸びるような気もしなくもないのですが、仕方がないので直します。
使うのはこちらのヒートガン。こいつでコードをあぶりながら引っ張ってやると、大体のコードの折れグセは直ってしまいます。ちょっと時間はかかるけど、ドライヤーでも問題なく代用可。
そうそう、こんな感じ。あんまり近づけたり暖めすぎるとコードからケムリが出たりしますが、滅多なことでは燃えないのでガンガンにあぶってあげましょう。
ご覧のように、ぐにゃぐにゃのコードがほとんどまっすぐになってしまいます。不思議不思議。
おお、コードがまっすぐになるだけで、見た目の印象がものすごくスッキリしますなあ。面倒くさかったけどやってよかった。
夜に点灯するとご覧のような感じ。いつの間にやら我が家のテーマカラーとなった赤が差し色になっていて、低めの色温度と相まってとってもいい感じ。換気扇のフードと高さをだいたい合わせたので、小ぶりなサイズということもあり存在感もちょうどいいところに落ち着きました。
このムードに気を良くして、トルコで買ってきたステンドグラスのミラーを引っ張り出してまいりました。
今までの家には置く場所がなく、オマケに電球がE14という日本では見ない規格だったので捨てちゃおうかどうしようか迷ってたのですが、奮発してLED電球を取り寄せて、広縁側のかどっこ、スピーカーの上に設置。おお、こちらもいい感じ。
トルコのワケの分からない市場で買ってきたのでスイッチがなく、点灯消灯はコンセントを直接引っこ抜くという漢らしい仕様だったのですが、常夜灯代わりに使いたかったのでスイッチを追加。使いやすさもアップであります。
そんなこんなで照明が増えた程々の家。すっかり気に入って、夕食後は今回作った2灯とテレビ下の間接照明だけで過ごすことが増えました。一般的には真っ暗といえる明るさですが、元々が薄暗い人間なのでこれっぽっちも気にしないもんね。
次回「魂の入居後DIY(テレビ&オーディオ編・その1)」につづく