魂の入居後DIY(ダイニングテーブル編・その2)
「テーブルがなければ作ればいいじゃない」的なノリで製作させられる、もとい、させていただくことになったダイニングテーブル。当然ながら机なんて作ったことありませんが、カタチを見る限り板に棒をくくりつければ完成する気もするので、まあ、やってみることにいたしましょう。
さて、前回決定したテーブルの仕様は以下の通り。基本的にはイケアで売ってた大きいテーブルと同じ値段で、もっとカッコいいのを作れということですね。
【ダイニングテーブル仕様書】
・天板は一枚板
・シュッとしたシンプルなデザイン
・サイズは長さ240cm・幅100cm
・予算は6万円
というわけで、一枚板の天板を用意いたしました。ゴムの集成材で厚さは30mm。画像からはこれっぽっちも伝わりませんが、一人でクルマに積み下ろしできないレベルの重量であります。
イケアのテーブルで不満だった点のひとつとして、伸縮式のため天板に継ぎ目が出来てしまうことがありました。一番安いゴム材ですが、やっぱり同じようなサイズでも1枚なのと2枚つないであるのでは、なんとなく迫力が違う気がしなくもなくもない。
本棚のときはサボりましたが、今回はダイニングテーブルということで表面をちょっと磨きます。なぜだか手元にランダムアクションサンダーがあるので、木工用のペーパーを買ってきてコレでグリグリ磨いていきましょう。
よく木工で使われるオービタルサンダーに比べて仕上がりは今一歩劣るらしいですが、なによりスピードが段違いで失敗しづらいので、私のようなズボラ大将にはピッタリのキカイであります。10分くらいであっさり終了。
磨いたら今度はオスモカラーを塗ってやります。イケアテーブルのもうひとつの不満として、塗装がイマイチ安っぽいというのがございましたが、さすが定評のある塗料だけあってとっても自然な仕上がり。本棚なんかに使ったのはもったいなかったかなあ。
ていうか、リアルに広縁(と照明)が大活躍なのですが、これさえなければこんなもの自分で作る羽目にならないで済んだのにと思うと若干微妙な気分です。
キチンとオモテウラ塗って一晩寝かしたら、室内に引っ張り込んで裏っかえしに。反り止め用の金具が3ヶ所埋め込んでありますね。
でもって、こちらも届いたスチールの脚を、付いてきたネジで四隅に止めます。この脚、床と接する部分がネジ式になっているので、ガタツキを防ぐことができる模様。お値段ソコソコで仕上げもソコソコなので、これはまあまあの買い物でございました。
ちなみに、脚が40mm角じゃ細いんじゃないかとか、240cmのスパンだと天板のセンター部分がタレてくるんじゃないかとかいろいろな心配がありますが、やってみなくちゃ分からない精神でどんどん先に進みます。
先に進むも何も、天板に脚をくっつけたらそれでおもむろに完成。ご覧のような見た目は立派なダイニングテーブルが完成いたしました。
なにより大きいので、イケアのアームチェアを余裕で片側3脚は配置できるという素晴らしさ。ていうか何だこれは、店か?
空間に対するサイズ感はご覧の通り。周囲を余裕で歩き回れるだけの余裕はあり、シンプルなデザインのおかげで圧迫感も意外なほど感じることなく、何よりも無闇に豊かな気持ちになります。
妻「やっぱり大きなダイニングテーブルってよかねえ」
私「心なしか料理も美味しく感じますなあ」
妻「これでテーブルに燭台なんてあったらカンペキやねえ」
私「ワークスペースが広いから仕事もはかどりますなあ」
妻「若干グラグラしとるけど、なんとかならんの?」
私「うっ」
妻「いっぺん揺れだしたらなかなか止まらんばい」
私「たぶん脚の構造的なもんなんだけど」
妻「?」
私「脚本体と取付のL字部分にガゼットをつければ改善するはず」
妻「がぜっと」
私「こういうの」
私「コレのパイプとパイプの交点にあるプレートみたいな」
妻「筋交いみたいな?」
私「そうそう」
妻「じゃそれお願い」
私「えっ!?」
てなわけで、フツーのソファとラグの代わりに、でっかいダイニングテーブルと座りやすいアームチェアがやってきた私たち一家の程々の家。多少の問題はありますが、シュッとしててカッコよくて、大ぶりなアームチェアでキチンとくつろげて、仕事にも趣味にも使えて、オマケにご飯も美味しく食べれるという空間になりました。って、リビングはどこに行くんだろ、この家。
【ダイニングテーブル】
天板 36000円
脚 20400円
合計 56400円
次回「魂の入居後DIY(階段編)」につづく