魂の入居後DIY(洗濯機編)
さて、これまではさんざん木やら壁やらを切り刻んで穴を開けてまいりましたが、本日からのお題は電気。というか、家電製品であります。家電でDIYとはこれいかにと思われる向きもあるかと思いますが、思いどおりの家づくりのためには欠かせない項目であります。たぶん。
ていうか、フツーは冷蔵庫やら洗濯機やらに合わせて家を設計する気もするのですが、それやっちゃうとどうしても買い換える時どないすんねんなどと思ってしまい、というわけで私はどちらかといえば家電を家に合わせて改造する派であります。弱小派閥であるということは重々承知之助です。
あ、最初にお断りしておきますが、ここに書いてあることはひょっとすると法に触れる可能性がなくもない気がいたしますので、それだけはご注意を。
さて、まずは洗濯機から。私たち一家3人の程々の家、洗濯機置場はパントリーの中になります。でもって、防水パンはございません。すると、どういうことになるかといいますと、こうなります。
タイルの床の上にニョッキリ生えた排水口。この上に洗濯機を置くことになるわけですが、つまりこの出っ張りのぶん洗濯機を上に浮かす必要があります。
妻「こういうのでよかやっか」
私「やだ」
妻「なして?」
私「下にホコリが溜まるしコケそうだし、なによりカッコ悪い」
妻「じゃあ洗濯機をヨコにずらす?」
私「やだ」
妻「なして?」
私「ヨコに排水口が見えてカッコ悪いし、なによりヨコにずらすようなスペースがない」
かさ上げするのもイヤ、ずらすのもムリとなると、残された方法はひとつ。洗濯機の底をえぐります。
先日の記事でちょろっと触れたように、私たち一家3人の程々の家にやってくることになった洗濯機は親戚からの頂きもの。キレイではございますが、まごうことなき中古品でございます。というわけで、なにも恐れることはありません。切り刻んでやりましょう。
えー、この洗濯機、なんだか重量が70kgとかありまして、それを倒して底をホットナイフとノコギリとニッパーで切り刻む姿は、作業の内容も相まってまさに一人相撲というワードがピッタリだったのですが、そんなこんなで余裕もへったくれもなく、いきなり完成写真であります。
画面上の方、四角く切り開かれているのがそこはかとなくお分かりいただけますでしょうか? ちょっと切り抜いたくらいに見えますが、さすがに洗濯機だけあってこんな下らない部分もやたら丈夫に作ってあり、たいそうな面倒くささでございました。
ホースももちろん長さに合わせて切り取って、シールテープとタイラップでジョイントにくっつけ、さらにギリギリを追求するために排水口のネジも外して接続。最短距離で排水できるようにいたします。
コレ、8割方自己満足ではありますが、ちょっと調べてみたところ、この日立のビッグドラムという洗濯機。この排水口を通して乾燥時の風を下水に流し込んでおり、ココの流れがスムーズじゃないと逆に下水のニオイが上がってくるという特徴というか欠点というかがあるとのこと。
というわけで、この部分をスムーズにするのは大切だと思います。同じビッグドラムユーザーはマネしていいよ。何も洗濯機切らなくても、かさ上げしてホース切るだけで十分だけど。
そんなこんなで、ご覧のようにかさ上げもしてないのに壁ピッタリに洗濯機を置くことができました。土間の上に直接置いているため、脱水や乾燥時の音や振動がほぼゼロ。この背面のクリアランスでも当たったり擦れたりは一切ございません。
私「ドヤァ」
妻「あのさ」
私「はい」
妻「ほかにやることいくらでもあるんじゃない? 庭とか」
私「ファッ!?」
次回「魂の入居後DIY(ペンダントライト編)」につづく