程々に 夢と希望を つめこんで(その4)
家電どころか電車やフネまで引き合いに出してなにをするための場所なんだかイマイチわからないスペースの利点を説き、なんとなく妻の承諾を取り付けたような気になっておりますが、 じゃあ何をどうくっつければそうなるのかという方向性は未だに見えてまいりません。ので、考えます。
妻「そもそも」
私「はい」
妻「家の中でなんだかよく分からんスペースって何ね?」
私「うーん、なんというか多目的というか(話しながら考えてる)」
妻「?」
私「何にでも使えるというか(さらに考えてる)」
妻「??」
私「あ、たとえば家具ひとつで用途を変えられるとか?」
そういえば確か程々の家のカタログに「室礼ひとつで云々」とかいう表現があったような気がしたので探してみると、ほらやっぱりあった。
私「そうそう、やっぱり決めるのは家じゃなくて主なんだよなあ(ドヤ顔)」
妻「いや、そういうんじゃなくて」
私「?」
妻「つまりウチの場合はどがんことなると?」
私「え?」
妻「だから、七草は多く見積もって3部屋やろ?」
私「はい」
妻「でもうちらに必要なのはキッチンとダイニングとリビングと寝室と子供部屋と収納とパントリーとで、少なくとも7種類の部屋が必要やろ?」
私「は、はい」
妻「くっつけるのはよかばってん、何と何をくっつける気?」
いきなり具体例を聞かれてもそんなのコッチが聞きたいというのがホンネですが、仕方がないので無い脳みそをフル回転して考えます。って、こういうのがめんどくさいから建売みたいな程々の家にしたのにという納得いかなさが若干アタマをかすめます。
私「うーん、たとえばリビングだかダイニングを兼ねるようにするとか」
妻「?」
私「大きいダイニングテーブルと座り心地のいいダイニングチェアを用意して、テレビとオーディオをキチンと配置すれば、ご飯もちゃんと食べられて野球も映画もキチンと見られる空間になるぞ」
妻「でもチェアじゃ寝そべって本読めんし」
私「じゃあ、たとえばリビングだかベッドルームを兼ねるようにしとくとか」
妻「??」
私「ホテルみたいにベッドとソファを同じ空間に配置して、リラックスしながら本も読めて、眠たくなったらそのままベッドに移動できる空間になるぞ」
妻「それは理想」
私「しかもリビングが2つあるのと同じことだぞ」
妻「それはすごかね」
なんとなくテキトーに思いついた苦し紛れの案ではありますが、よくよく考えるといろんなペアリングが思いつくはず。というわけで、いろんな組み合わせとメリットを考えてみました。
・リビング+ダイニング
→ソファでテレビ見るとすぐ寝ちゃって内容覚えてないという謎の現象を防げる。
→美味しいご飯をだらしなくない姿勢で食べながら野球が見れる。
・リビング+ベッドルーム
→ダイニング兼用リビングと比べて、もっとリラックスしたい時に使える。
→ベッドがすぐそこにあることで、眠くなった時の移動がラク。
・キッチン+ダイニング
→キッチンの天板をカウンターにすることで、軽食がラクに取れる。
→動線も短くなって作る側のサービスがラク。
・広縁+ダイニング
→季節のいい時期は外でもくつろげたりご飯が食べられる。
→チェアの選び方によってはさらにリビングも兼ねられる。
・パントリー+洗濯機スペース
→料理と洗濯という家事に必要なスペースを一体にできる。
→キッチンや洗面という目立つ場所に洗濯機がでーんとある状況を防げる。
・収納スペース+仕事エリア
→仕事に必要な資料とか書類の近くで作業できる。
→集中したい時にこもれるスペースにもなる。
・土間+フリースペース
→土間を広くとれるので、玄関がゆったりとした雰囲気になる。
→趣味の作業を汚れにくい土間でできる。
・土間+キッチン
→掃除がラクなので油ハネとかを気にしないで済む。
→昔の家みたいでカッコいい。
私「こうして見るといろいろメリットがありますなあ」
妻「なんかダマされてる気のすっけんが」
私「そんなことないない」
妻「あと」
私「?」
妻「メリットばっかり言ってるけど、デメリットは?」
私「それは住んでみないとわかんないんじゃないかな?」
妻「(#^ω^)」
次回「程々の家カスタマイズ計画(塊魂編・その1)」につづく