程々に 夢と希望を つめこんで(その3)
家に対する希望をいろいろ書き出して、そこからどういう家にしていきたいのかを考えた私たち一家3人。ヒトコトで言ってめちゃくちゃな内容ですが、言ったもん勝ちスピリットでなんとかします。
ダイニングで仕事ができてリビングでくつろげてプライバシーが守れて開放的なキッチンで料理が楽しめて収納が充実してて居心地のいいゆったりとした水回りでいながら、コンパクトな暮らしぶりの中で収納が充実したこもり感のあるスペースと広い土間のある程々の家・七草(約25坪)
私「コレはこういう家にしたいというか……」
妻「こういう暮らしをしたいって話やね」
私「そうね」
つまり、私はダイニングやらこもり系スペースやらでダラダラと仕事をしながら料理して音楽聴いて本読みながら長風呂して、妻は暖かいリビングでダラダラしながら本読んでお茶のんでお酒のんでお風呂入りたくて、それをコンパクトながら収納が充実した空間で実現したいと、そういうわけであります。長い。
妻「というわけで、秘策よろしく」
私「ま、まかせとけ」
妻「こんな要求、どがんすっと?」
私「つまり、こういうこと*1であります」
妻「は?」
私「あとはこういうの*2とか」
妻「へ?」
私「コレ*3とか分かりやすいかも」
妻「もしかして……」
私「そう」
妻「つまり……」
私「くっつけてしまえばいいのです」
妻「佐賀に帰ります」
私「わー待って待って」
いろいろがんばってくっつけても、夫婦が離れてしまっては意味がないので説得に当たります。
私「いや、くっつけるというかね、ちょっと常識を疑ってみればいいんだよ」
妻「うさんくさか」
私「いやいや、たとえばテレビってどこで見る?」
妻「リビング」
私「じゃあ食事は?」
妻「ダイニング」
私「仕事は?」
妻「会社」
私「正論wwwwwwwwwww」
えーと、つまり何が言いたいかというと、基本的に家って「◯◯をする場所」っていうのが決められてしまってる気がするのですね。でも、そういうのって実は意外と機能してないことが多い気がするのです。
たとえば、家族が集まるはずのリビングにお父さんしか集まらないとか、ダイニングを作ったけど狭っ苦しい上にテーブルの上が物置になっててリビングでご飯食べてるとか、書斎を作ったけどただの倉庫になってるとか、誰もがちょっとは思い当たるフシがあるはず。
だとしたら、むしろソレを逆手に取って「なにをするための場所なんだかイマイチわからないスペース」を積極的につくって、でもって、暮らしてみた結果落ち着くところに落ち着くのを待ったほうがいいのではないか、と。
妻「なるほどねえ」
私「一理あるでしょ」
妻「うちの実家もお父さんがリビングに居座って邪魔やもんね」
私「うんうん(気をつけよう……)」
妻「わたしも結構大きくなるまでダイニングで勉強しとったし」
私「というわけで、いろいろくっつけてみよう」
どう考えても屁理屈の域を出ない気はいたしますが、500万円安い七草を建てるにはコッチの方向しか残されていない気がするので、頑張って考えます。
次回「程々に 夢と希望を つめこんで(その4)」につづく