アンチ程々の家宣言 〜BESSの家で程々じゃないジャパネスク生活〜

BESSがプロデュースするジャパネスクハウス「程々の家」を、ぜんぜん程々じゃなく暮らす様をご紹介いたします。

BESSのスタッフに求めたかったこと(その1)

前回さんざんっぱら文句を書き散らかしたうえ、クレームは私までなどと書いたところ、驚いたことに何件かのお問い合わせを頂戴いたしました。たいへんありがたいことでございます。

 

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いくつかいただいたご質問、スタッフの実情をもっと知りたいとか、私が何を求めているかをちゃんと伝えたほうがよかったのではとか、思った以上に私たちのコトを考えていただいた内容でございました。

 

で、それらの質問を並べてみて、ソコに共通することがひとつ。それは、私が結局スタッフに何を求めていたのかというコトを明らかにすれば、自ずと解消する質問が多いのではないか、と。

 

と、いきなりそんなことを言われても、まだ私自身アタマの中が整理されていないので、例によってズラズラ書きながら考えていくことにいたしましょう。書くのに時間かかるんだよな、この方法だと。

 

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前回も使った上の図を見ながら、いったいなぜ設計、営業、現場監督という、建築会社側のスタッフが揃いも揃ってレベルが低いと感じたのかをもう一度考えてみました。

 

で、見えてきた最大のポイントがプロ意識の欠如という点につきるかと思います。コレだけだと意味が分かりづらいので、設計さん、営業さん、現場監督さんの3者で、私の中でプロ意識ないやんけと思った代表的な場面をそれぞれ挙げてみることにいたしましょう。

 

【設計さんの場合】

私たちの程々の家は、カウンタータイプの洗面台を採用いたしました。収納力だけで言えばユニットになっている洗面化粧台が一番なのは分かりきっていて、オマケに収納が少なそうな間取りにも関わらずただの一枚板にしたのは、足元をスッキリさせたかったからでした。

 

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カウンタータイプにすることで開放感や閉塞感をちょっとでも減らしたかったのと、あとはなにより掃除がラクというとてつもない恩恵があると信じて疑わなかったため、ただ単に足元オープンにするだけでなく、壁給排水にするというのも最初から決定していた事項でございます。

 

が、実際には上の写真のように、ものの見事に床給排水となってしまい、この点は今でも残念無念なわけですが、そうなるコトが判明した時の設計さんとのやりとりをリアリティを排して見てみましょう。

 

設「床給排水にしかできません」

私「どして?」

設「外壁から直接給排水できないです」

私「どして?」

設「普通はそうですから(真顔)

 

えーと、この部分。実は建築当初からなぜか床に穴が開けられているのを発見し、コレ間違ってるんで直してくださいとお願いしていた部分になります。でも、それに対して返事もなにもなく、いざ取り付けという段階になってのこのやり取りなわけで。

 

今さら基礎切って外壁の中に水道管通させるとか面倒くさいし、何より納期がすでにギリギリだったしで、特に追求せずに平たく言うとあきらめたわけですが、常識的に考えて、配管して穴を開けた水道屋さんがなにも見ずにテキトーに作業するはずもなく、つまり図面では最初から床排水になってたと考えるのがフツーかと。

 

もちろんミスは誰にでもあるわけですし、その発覚が遅れてしまってリカバリーできないってことだってもちろんあるわけです。とはいえ、ミスした状態を「普通はそうですから」のヒトコトで納得させようというのは、ちょっと虫がいい話なのではないかなあ、と。

 

ていうか、普通はそうですからっていうなら、こんなこまっしゃくれた家なんて建てようとしないで、フツーの家だけ作ってりゃいいじゃん。ふん。

 

【営業さんの場合】

先日の入居前のWEB内覧会でご覧いただいたように、私たちの程々の家ではキッチン横の壁をタイル仕上げにしております。

 

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ここは結構アタマを悩ませて、というか気に入ったタイルがなかったためにいくつかショールームをうろついて決めたもの。というわけで、それなりの思い入れがあったワケですが、完成してみたらちょっとビックリすることになっておりました。

 

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私「あのうすんませんコンセントが多いんですけど」

営「?」

私「なんで壁とタイルのトコにダブってるんすか?」

営「?」

私「タイルのトコはコンセントいらないんですけど」

営「?」

私「図面にも1ヶ所ってなってるんですけど」

営「あー、間違えてタイルのトコにもつけちゃったみたいですね(微笑)」

私「えーと」

営「あ、ご安心ください(微笑)」

私「(おお、直してくれるんだ)」

営「追加料金はいただきませんから(微笑)

 

当たり前だよwwwwwwwwwwwwww

てゆーか直せよwwwwwwwwwwwww

キッチン本体に写り込んじゃってwwwww

見た感じコンセント祭りだよwwwwww

 

ちなみに確認したところ、すでに余ったタイルを処分しており、つまり直すにはタイルを箱買いしなくてはならず、つまりおカネがかかり、というわけで職人さんの工賃を浮かすためにあの現場監督さんが自分で直すとか言い出しかねない空気になり、むしろコンセントがさらに増えちゃったりしても困るので、つまり現状すっかりこのままで入居しております。

 

ちなみに、この話の最中も営業さんは若干困ったような表情をしつつ、微笑を絶やすことはありませんでした。って、ある意味プロ意識のカタマリな気がしてきました。

 

【現場監督さんの場合】

この方の場合はすでに何度もネタにしているため、ちょっとやそっとじゃもう皆様驚かれないかと思います。

 

が、これまでご紹介したエピソードは、どちらかというと「うっかり」とか「ぼんやり」とか「ウスノロ」という範疇のお話でして、てなわけでココでは私が考えるプロ意識が足りないということになるとちょっと別のお話になるかと思います。

 

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てなわけで、3月28日の引渡しの日、その前の施主検査で向きがおかしかった謎スペースのダウンライトが直っていなかったのを指摘した際のやり取りを見てみましょう。

 

私「まだコレ曲がってるんですけど」

監「そうですか?」

私「ていうか前回から何も変わってないwww」

監「そうですか?」

私「だって角度指定したマスキングテープがそのままだもん」

監「あ」

私「これ電気屋さんが入ったんですか?」

監「私がやりました」

私「何を?

監「私がやります」

私「いやもう僕が直します」

監「そうですか」

 

上の会話で私がどこにプロ意識の欠如を感じたかというと、ライトの向きが曲がっているのに気づかないうっかりさでもなければ、角度指定のテープも見ずに作業をしたと言い張るボンヤリさでもなく、作業自体してないことをさらりと認めてしまうウスノロさでもありません。

 

なんというか、仮にもプロだったらですよ。自分のやらかしたミスについて、客が目の前で「自分が直します」とか言い出したら、ポーズだけでも「いやこちらのミスなんで」くらい言ったほうがいいと私は思ってしまうんですが、どんなもんですかね?

 

うーん、予想はしてましたが、なんか小姑みたいになってきたので、ちょっとブレイク。

 

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次回「BESSのスタッフに求めたかったこと(その2)」につづく

 

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