もっと光を!(その3)
一家3人の期待を背負ってオーデリックのショールームに行き、ビシっとやる気の無さを見せつけてきた私。でもって、そこにあった動く天井やらなんやらをいかにも楽しげに妻に報告したところ、思わぬ展開が発生いたしました。
妻「そがん楽しかトコやったら私も行きたか」
私「めんどくさいからいいって言ったの君じゃないか」
妻「(#^ω^)」
私「慎んでご案内させていただきます」
とはいえ、3日と空けずに同じショールームに行ってもバカみたいなので、もうちょっと検索して今度はこちらのショールームにお邪魔することにいたしました。
こちらは前回のオーデリックとは異なり、パナソニックで作っているものであれば照明以外のお風呂やキッチン、トイレなんかも展示してある大型の施設。そのぶんと言ってはアレですが、照明そのものはオーデリックよりボリューム感は少なめな感じです。
でもって、前回と同じく家の説明をしてひと通りの恥をかき、ひと通りの希望をお伝えし、オーデリックより面白くなかったという理由だけでひと通りのお小言を妻よりいただいて帰ってきたわけですが、ソレだけでは何なので一応オーデリックとの印象の違いなどを。って、二択かよ。
オーデリック:デザイン重視・種類豊富・お値段安め
パナソニック:機能重視・種類そこそこ・お値段高め
私「まあ、オーデリックのほうがカッコいいのは多かったですなあ」
妻「そうなの?」
私「シーリングファンとか明らかにオーデリックのがカッコよかったし」
妻「たしかにコレはかっこよかばい」
私「他のシーリングファンはなんか妙な装飾がついてるけどシンプルだし」
妻「家がコテコテやけん、シュッとしてたほうがいいね」
私「なにより大きいのがカッコいいっす」
妻「あれだけガラーンとしてる空間で小さいのがクルクル回っててもおかしかばい」
私「(若干引っかかるな……)」
妻「?」
私「あと玄関ポーチ用の灯りとか」
妻「これは果たしてかっこいいんやろか?」
私「ダメ?」
妻「ていうかパナソニックのこれは便利やったばい」
私「あ、確かに」
妻「これならスイッチをズラ~って並ばせんでも済むし」
私「君でもスイッチの場所を一発で覚えられるしね」
妻「照明がス~って切り替わるのも雰囲気よかばい」
私「いきなり真っ暗になって何も見えんばいとか騒がなくて済むよね」
妻「(若干ひっかかるとね……)」
私「?」
妻「あと美ルックとか」
私「これ必要かなあ?」
妻「美しい妻がより美しく引き立つけんね」
私「……」
妻「……」
などといったやり取りの後、一週間ほどしてオーデリック、パナソニックそれぞれからプランが送られてまいりました。つか、どっちも封筒がでっかくてビビります。
まあ、こちら。当たり前といえば当たり前かもしれませんが、どちらも驚くほど似通ったプランとなっております。どちらもざっくりとこんな感じ。
どちらも私たち夫婦の意向を反映してか、特にこだわりがない感じ。まあ、シロートがいらんこだわりを見せたところでロクなことにはならないので、基本的にはこのプランを踏まえつつ、もうちょっとだけ考えてみます。
私「キッチンにダクトレールがあれば好きな時だけペンダントを吊るせるねえ」
妻「吊るしっぱなしにせんで済むのはええねえ」
私「でもどっちもやっぱり天井を照らすスポットは付いてるんだなあ」
妻「掃除せんばならんのはいややねえ」
私「ロフトはホントにモデルルームのとおりですなあ」
妻「まあアレはアレでよかやっか」
このようなまったく真剣に議論する様子もなく、とはいえ以下のような問題点もありそうななさそうなコトが判明いたしました。
・天井を照らすスポットライトは掃除が大変だから却下
・シーリングファンに照明を付けるのは見た目が美しくないから却下
・ロフトの東側はベッドを置くからその上のシーリングは不要
・階段灯はつけたり消したりがめんどくさいから不要
・広縁はもっと明るくしたいからダウンライト&スポット追加
えー、なんといいますか、基本的に中は暗く、外は明るくという、まさに住人の性格そのもののリクエストとなったわけですが、つまりそれを図に起こすとこんな感じになります。
というわけで、この内容で再度オーデリック、パナソニックの両社にプランを出し直していただくことに。で、返ってきた答えがこちら。
オ「リビング絶対暗いと思うんですが……」
パ「リビング絶対暗いと思うんですが……」
文字通り暗雲が立ち込めてきた我らが程々の家の照明計画。誰が見ても暗いのはわかりきっているだけに、早期の解決策が待たれます。てか、解決するのこれ?
次回「もっと光を!(その4)」につづく