息子に中古ドイツ車を買い与える(その1)
まず最初にお断りしますが、家となんにも関係ない話題でございます。読者諸賢には本当に申し訳なく思う次第ではございますが、今のところ問題なく書けそうなネタということでご容赦ください。
さて、無事に1歳6ヶ月になった我が息子。自然豊かな環境の中にもかかわらず、父親に似てクルマと鉄道が大好きで、しかもクルマは見るというより運転したがって仕方ありません。
さっさとキックカーを買い与えたかったのですが、そもそもちびっ子の上に、これは誰に似たのやら見た目にも明らかな短足のため、人並みに足が伸びる今日まで導入がずれ込んでしまいました。
で、導入したのがこちら。PUKY Racerという正真正銘のドイツ車でございます。お値段は近所のハードオフで5400円。カングーさんの10分の1という、赤子には過ぎた高級車です。
こちら、三輪車とかではおなじみのメーカーのようですが、このキックカーはすでに生産終了。とはいえ、新車価格が1万8000円もしただけあって、各所の作りがものすごくキチンとしております。
たとえばこのフロントアクスル。普通のキックカーは左右のタイヤが一本の棒で繋がってて、それを真ん中の軸を中心に振り回すというタイプが多いのですが、こちらは本物のクルマと同じアッカーマンタイプの操舵機構を採用。サブフレームにキングピンで止められたナックルを、下側に見えるタイロッドで操向するというシステムです。本人もいまいち理解してません。
私「しかし困った」
妻「どがんしたと」
私「ステアリングの切れ角が少なくてダイニングテーブルを周回できない」
妻「それが?」
私「切り返さないといけないからタイムアタックできない」
妻「せんでよかばい」
えー、こちらが以前ちょっとお見せした我が家のダイニング、というか、1階のほぼすべてなのですが、このまわりをグルグル走り回ってタイムアタックというのが一家の長である私の希望。ですが、最小回転半径が大きすぎるため、短辺は切り返さないと曲がりきれないのです。これはあまりに不細工。
妻「まあ、しょんなかよ」
私「やだ」
妻「やだって」
私「もうちょっと切れるようにする」
現状でこちらのクルマ、ステアリングをいっぱいに切った状態でこんな感じ。これをもうちょっと切れるようにして、小回りがきくようにいたします。ちなみにこの切れ角アップという作業、ドリ車には必須となっております。
妻「ドリ車って?」
私「こういうの」
妻「なにこれ」
私「若さゆえの過ちというか」
妻「いやそうじゃなくて」
次回「息子に中古ドイツ車を買い与える(その2)」につづく