息子に中古ドイツ車を買い与える(その2)
【いま話題の「わたしおかあさんだから」のフレーズでお楽しみください】
ドリ車に乗ってたの おとうさんになる前
うんこタイヤ履いて 鬼キャンにして
筑波の最終から1コーナーまで繋げられるって強がってた
今はカングーさんに乗るわ 子供と遊ぶため
スタッドレス履くの 雪の日も買い物行くから
あたし おとうさんだから
あたし おとうさんだから
キックカーのステアリングバラすの
あたし おとうさんだから
舵角を制限するキー溝見つけるの
あたし おとうさんだから
ヒートガンでキー溝あぶるの
あたし おとうさんだから
自分のクルマより息子のクルマのことばっかり
妻「はいストップストップ」
私「どうしました」
妻「炎上するばい」
私「ヒートガンの温度くらいじゃそう簡単に発火しないぞ」
妻「そうじゃなくて」
私「いやこれは自分を犠牲にして息子のことを考える父親の気持ちを」
妻「自分を犠牲て1台増えとるやっか」
私「あれおかしいな」
妻「次の休みも富士のレースば出よらすごたるねえ」
私「どどどこでそんな情報を」
妻「で、いきなりバラバラにしてなにしとっと?」
私「上の写真のU字の溝の範囲内でPUKYのステアリングが動くから」
妻「ホントにやっとんさる」
私「だからその溝を延長してるのです」
前回お話ししたとおり、こちらのPUKYのキックカー、とても作りはいいのですが小回りがきかないのが玉に瑕。買い与えられた息子もグルグルとテーブルの周りを走れないので、カーブのたびに車体を持ち上げて向きを変えております。これはあまりに不憫。
というわけで、なんとかステアリングの切れ角をアップして、上手に室内で遊べるように改造することに。待ってろ、息子よ。
で、こちらのPUKY。本体は灯油タンクと同じポリエチレン製のため、熱を加えてやると柔らかくなります。ので、その状態でステアリングの切れ角を制限している溝に棒を突っ込んでぐいっと引っ張ってやれば溝が伸び、でもってつまりハンドルの切れ角もアップすると。
左側が作業前、右側が作業後。画面で見るとちょっとした違いですが、たったこれだけで最小回転半径が30%ほど小さくなりました。もちろんどこにも干渉することなく、テストしてみたら無事にダイニングテーブルの周りも切り返すことなくグルグル回れます。しかも材料いらずだぜ、うひひ。
私「というわけで、全国のPUKYユーザーの皆様、どうぞマネしてください」
妻「もう生産中止ばい」
私「さあ行け息子よ!」
妻「あ」
私「どしたの」
妻「小回りできるようになったの気づかんで相変わらず持ち上げて回っとるよ」
私「泰明小学校アルマーニ問題もびっくりの大人の自己満足でしたなあ」
妻「ていうか今日のブログ」
私「はい」
妻「1年後に見たら何のことかさっぱりやろね」
ちなみにちょっと調べたら、風太くんはお年を召されたため、もう立たないらしいです。いろいろと身につまされます。しくしく。
妻「はいストップストップ」
次回「再開のお知らせ(その1)」につづく