程々のエクステリア(構想編・その1)
文句シリーズがひたすら続き、なんとなく暗ーい気持ちになっておりましたが、仕事の合間に無理やりスケジュールを詰め込んだ趣味の時間が大変充実した感じになりまして、身も心もリフレッシュいたしました。
やっぱり現場はいいなあ。次はお手伝いじゃなくて出たいなあ。でもここで雨でスリックは死んじゃうから絶対に嫌だなあなどと思いながら移動中であります。
さて、上の写真の田舎っぷりもたいがいな感じなのですが、私たち一家3人の程々の家も、それはもう大変な騒ぎであります。
これでも東京まで1時間もあれば着いてしまうというのはまさしく文明の恩恵に他ならないわけですが、やっぱり田舎は田舎なわけで、オマケに市街化調整区域のうえ、最寄り駅から徒歩30分はいいとして、コンビニまですら徒歩20分という抜群の立地条件。
このような条件のため、当然のことながら土地のお値段はバカ安でございました。で、話は土地の購入時に遡ります。
妻「2区画あってそれぞれ650万円やね」
私「むーん」
妻「東側と西側どっちにすっとね?」
私「両方」
妻「は?」
私「せっかく千葉に引っ込むんだから、土地は広いほうがいい」
妻「引っ込む?(#^ω^)」
私「上葉させていただくの間違いでした」
妻「ムフー」
私「いやほら、両方買えば割引してくれるかもしれないし」
妻「ホントに?」
私「隣に家も建たなくてすむし」
妻「むーん」
果たして結果はその通りで、1区画650万円だった土地は2区画あわせて1100万円になり、オマケに東西南北あわせてほぼ永久に隣家が建たないという環境を手に入れることができたのです。
ひとつだけ誤算があったとしたらその広さ。なんということでしょう、その土地は2区画あわせて800㎡もあったのです。ひとくちに800㎡といってもまったくピンとこないので、わかりやすい比較を持ってまいりました。
私「庭で内野ノックができるのか!」
妻「お花畑も作り放題ばい!」
私は生まれてこの方ほとんどマンション暮らしでございまして、実家が一戸建てになるとほぼ同時に家を出たため庭の広さというものにイマイチ比較対象というかなんというかがございません。
それじゃあ妻はと言うと、佐賀県出身の分際でやはり家の敷地はそんなに広くなかったらしく、やっぱり上のようなのんきな発言をする始末。
というわけで、家の大きさが決まり、建てる位置も決まり、建ぺい率が8%台というアスリートの体脂肪率のような数字になることが分かってからもいたって平和そのもの。というわけで、待ちに待った工事も始まりそうになった秋の終わりに、それじゃあ外構のことも考えようかなんて言い出したわけでございます。
私「外構ってどうしよう」
妻「とりあえず雑草ば生えんようにせんばいかんね」
私「というと」
妻「芝生をサーッて敷いて」
私「ほうほう」
妻「木をポンポンて立てて」
私「ほうほう」
妻「花壇ばチョロっと作るくらいでよかばい」
私「BESSさんの見積もりってどのくらいだったっけ?」
妻「いちおう予算は100万円取ってあるね」
私「そんなに!」
とんだことをしでかしたと気づいたのは、それから約5分後。「100万円 外構」というそのものズバリのキーワードでググってから、そう時間は掛かりませんでした。
私「やべえよやべえよ」
妻「誰ね! 土地ば2区画も買おうなんて言い出したんは!」
私「君だってええねええねとか言ってたじゃんか!」
妻「キー!」
私「ムキー!」
いがみあっても何も解決いたしません。ということで、もうちょっとマジメに考えてみます。
私たちの土地は800㎡。そのうち建築でだいたい100㎡弱が必要となり、でもって法面部分が150㎡ほど。ということは、実質550㎡ほどの広さをなんとかすればいいという計算になります。よし、じゃあ「600㎡ 外構」で検索検索。
http://www.pmnet.jp/joho/jo02/jo_0205.html
妻「ウチは事務所でもなければ共同住宅でもホテルでもなかばい」
私「ホテルっぽくしたら家がもう一軒建つぞ」
妻「いっそのこと民泊とかどがんやろか?」
私「ワンルーム+ロフトの家に民泊したいと思う人が果たしてこの世にいるだろうか」
このまま考えてみましたが、出てきた案としては100万円握りしめて競馬場に行くとか土地の半分を叩き売るとか温泉を掘るとかいう妄想しか出てこなかったため、もうちょっとマジメに考えてみます。
次回「程々のエクステリア(構想編・その2)」につづく