程々のエクステリア(構想編・その2)
家だけでなく外構にも家が建つほどのお金がかかるということを一切知らず、土地は広けりゃ広い方がいいという小学生並みの考えに基づいて800㎡もの土地を購入してしまった私たち一家3人。いまさら土地を返品することもできないので、何かいい方法を考えなくてはなりません。
私たちの予算は100万円。それに対してエクステリア工事が必要な面積はざっと550㎡。どう考えても予算と費用が釣り合いません。考えられる手段としては2つ。
① 予算内でなんとかする
② 予算を白紙に戻す
妻「まあ①やろね」
私「ていうかなんとかなるのだろうか?」
妻「ならんやろね」
私「ですよねー」
ざっと調べてみたところ、私たちの予算でできることは次のような感じであります。
・100㎡くらい芝生を敷く
・100㎡くらい駐車場のコンクリートを打つ
・機能門柱とシンボルツリーと花壇をつくる
妻「これってどれかひとつやろ?」
私「左様でございます」
妻「どれも必要やっか」
私「左様でございます」
妻「じゃあ、予算内でやろうとするとどうなるの?」
私「つまり30㎡の駐車場と30㎡の芝生とシンボルツリー1本と機能門柱ですな」
妻「ひっどwwwwwww」
私「土地2区画買った意味がまるでないwwwwww」
クルマを1台停められるコンクリート土間と謎の芝生スペースがちょろっとあって、殺風景な機能門柱とフツーのシンボルツリーを何も考えずに配置するとこのようになりますが、さすがにこんなものに100万円も払えないので他の方法を考えます。
妻「芝生に特化してみたらどがんなっとね?」
私「やってみましょう」
妻「焼け石に水wwwwww」
私「やっぱり土地1区画でよかったwwwwww」
多少マシになったとは言え、これでもまだまだ西側に広大なフロンティアを抱えてしまいます。コレはコンクリートに特化しても植木に特化しても同じこと。うーん、どうしよう。
私「予算増やす?」
妻「でもちょっとくらい増やしたトコでやっぱり焼け石に水ばい」
私「確かに」
妻「ていうか」
私「はい」
妻「そもそもどういう庭にしたいかイメージのあるとね?」
私「うっ」
不肖私、こう見えても登山を趣味にしておりまして、ですので植物には多少の心得がございます。ちなみにここで言う多少とは木と草の区別がつく程度のレベルを指します。
妻「なにしに行っとっとね」
私「冬山だからしょーがないだろ!」
妻「夏山行きんしゃい夏山」
私「混んでるから嫌でやんす」
というわけで、植物やら庭やらにはこれっぽっちも興味がない私。そもそも理想とする家がこんな感じだったので、イメージもへったくれもありません。
妻「いかんばい」
私「大変申し訳ない」
妻「君には任せられんけん私が考えっとよ」
私「恩に着ます」
妻「そもそも家は君の好きにつくってるんだから」
私「返す言葉もございません」
妻「庭は私の好きにしてよかと?」
私「とりあえずイメージを拝見できれば」
妻「こんな感じ」
私「本格的イングリッシュガーデンwwwwwww」
妻「ムフー」
私「池とかあるんですけどwwwwww」
妻「癒やしスポットばい」
私「いくらかかんのコレ」
妻「適当に苗植えたらこがん感じにならんとやろか?」
私「宝くじが当たるレベルの確率でなら」
妻「キチンと世話はするよ?」
私「そういや君いただいた薔薇枯らせてなかったっけ?」
妻「ムキー!」
聡明な読者諸賢ならすでにお気付きの通り、私から指揮権を剥奪した妻でさえ、エクステリアというか園芸の知識が皆無に近いということがここにいたって判明。とはいえ、お互いが理想とするイメージはなんとなく把握できました。ので、それぞれが庭に希望する項目を書き出していきます。
【私の希望】
・クルマを3台以上置けるスペースがほしい
・広い芝生エリアがほしい
・広縁の回りを覆いたい
・テイストとしてはアメリカン
【妻の希望】
・お花畑エリアがほしい
・目隠しとなる木がほしい
・家庭菜園がほしい
・テイストとしてはヨーロピアン
素人目に見てもマッチするとは思えないこれらの要望ですが、まあコレだけ土地が余ってればなんとかなるでしょと前向きに考えつつ、いつの間にか棚上げされてる予算はどうするんだという話もありつつ、もうちょっと考えます。
あ、あと、佐藤琢磨さんおめでとうございます。同宿のアロンソファンにひきずられて何気なく見ててホントによかったです。
次回「程々のエクステリア(構想編・その3)」につづく