炎の入居前DIY(TVアンテナ編・その2)
BESS東葛さんに小屋裏へのTVアンテナ設置を断られてしまった私たち一家3人の程々の家。オマケにアンテナをカッコよく取り付けてほしいというささやかな希望まで却下されそうになったため、仕方ないので自分でアンテナを付けます。
妻「アンテナなんて自分で付けられると?」
私「ドリルがあればなんとかなるはず」
というわけでさっそく「アンテナ DIY」とかのキーワードで検索。それなりにヒットはしますが、よく見ると皆さんベランダに取り付けてらっしゃる方がほとんどです。なんだよ、ウチにそんなもんはないぞ。
で、いろいろ調べてとりあえずつなぎ方を考えて、でもって必要なモノを手配いたしました。モノとお値段はこんな感じであります。
合計で1万4000円ちょっと。BESS東葛さんの見積もりだと全部で5万円くらいとか言われたので、自分でやればだいぶおトクであります。問題はできるかどうかですが、もうぜんぶ注文しちゃった上に届いちゃったのでやらざるを得ません。
さて、カッコよく取り付けるということは、まずは場所を決めなくてはいけません。というわけでちょっと考えた上で、取付用マストに2つのアンテナを取り付けて、壁のどのへんにつければスマートなのかをいろいろ考えます。作業の様子はこんな感じ。
妻「なにこのへっぴり腰wwwwwwwwww」
私「うるさいうるさい」
妻「ていうかこれカングーがジャマじゃない?」
私「いや、落ちた時にクルマの屋根なら怪我しなさそうでしょ?」
妻「カングーさんがヘコむやっか!」
私「夫と5万円のポンコツどっちが大事なんだwwwwwww」
いくら私でも3万円ちょっとと引き換えに大怪我はしたくないので、いちおう登山用のヘルメットをかぶり、下にカングーさんという名のクッションを置いていろいろ試行錯誤。でもって、場所を決めます。
ちなみに、この程々の家から見てスカイツリーはほぼ西側。でもってBS・CS用の人工衛星もほぼ西向きなので、アンテナを1ヶ所にまとめることができます。それを見越して、建物内部のアンテナ配線は西側の壁面にまとめて出しておいてもらいました。写真でコードがぐるっと巻かれているのがソコですね。
ちなみに、これが東京の西側とか神奈川だとスカイツリーと衛星が正反対になっちゃうので、いまひとつアンテナをスマートにまとめられません。ビバ千葉県。
あ、さらにちなみに上の画像だと脚立の上に立っておりますが、この使い方は本来NGとされているらしいのでマネしないでくださいおねがいしますどうぞよろしく。
で、場所が決まったらアンテナマストを仮止めする用のアンカーを2本打ちます。どうでもいいですが、アンテナ2つ取り付けた状態のポストをかついで脚立の上で右往左往するのは本当に怖いのでオススメしません。
でもって、ポストをアンカーに引っ掛けたら本締めするためのボルトを打ちます。コレはボルト用の下穴を開けてるトコロ。作業者に精神的な余裕がないため、写真の意図が分かりづらいですが、ご容赦ください。
ボルトを打つということはつまり外壁に穴を開けるわけで、当然防水が必要になります。通常はシリコンシーラントを使うのですが、このためだけに買うのもめんどくさいので代用品を探したトコロ、こんな接着剤が出てきました。防水になるどころか、ボルトがいらないどころか、二度と取れないくらい強力にくっついてくれるので、これをシーラント代わりにつかいます。
というわけでいろいろすっ飛ばしてとりあえず完成。この時点で配線はギリギリの長さに詰めて余らないようにしてますが、このあとさらに壁から浮かないようにして、あとはアンテナの方向をきっちり決めて終わりであります。
アンテナの向きはテレビにつないだ上で、画面に出てくる電波の強さを見ながら微調整するわけですが、それ以前の基本的な向き(特にBSアンテナ)は、だいたいどのへんに合わせればいいのかを教えてくれるアプリがあるので、それを使うのがラクチンです。便利な時代ですなあ。
そんなこんながありまして、特に追加の出費もなく、1万4000円でアンテナが取り付けられてしまいました。かかった時間はおよそ2時間。短いようですが、脚立の上で2時間はおっかないのでオススメしません。
妻「ちょっとちょっと」
私「はい」
妻「お金浮いたからよかったみたいなまとめ方しとるけど」
私「はい」
妻「そもそもカッコよくつけるのが目的やなかったと?」
私「うっ」
妻「この取り付け方はカッコいいの?」
私「えーと」
妻「カッコいいの?」
私「……」
妻「……」
私「カッコいいです(小声)」
妻「え?」
私「見たこともないくらいカッコいい取り付け方です!(断言)」
妻「……」
私「……」
妻「……よかったね」
私「……うん」
次回「炎の入居前DIY(クローゼット編)」につづく