アンチ程々の家宣言 〜BESSの家で程々じゃないジャパネスク生活〜

BESSがプロデュースするジャパネスクハウス「程々の家」を、ぜんぜん程々じゃなく暮らす様をご紹介いたします。

炎の入居前DIY(クローゼット編)

入居前にもかかわらずさっそくDIYづいてきた私たち一家3人の程々の家。洗面スペースにタイルカーペットを貼り、TVのアンテナを立て、今回はクローゼットの中を作ります。よし、これでやっと引っ越せる。

 

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この家のクローゼットスペースは上の記事にあるように、ロフトに2畳のみ。ココに今持っている洋服たちをほとんど全部つめこむ必要があります。

 

今の仮住まいで使っている洋服収納スペースはフツーのクローゼット3ヶ所。であれば、フツーに考えれば2畳のウォークインクローゼットがあれば特に問題なく入りそうな気がいたします。んが、そこにはちょっぴり問題が。なにかといえば、このクローゼット、天井がナナメっているのです。

 

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ご覧のように、手前側は天井高がキチンと2100mmあるのですが、奥側は1400mm。というわけで、フツーにパイプやら枕棚やらを組むことができません。つまり、ボンヤリ中を作ってしまうと、収納力がものすごーく少なくなってしまうのです。

 

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というわけで、考えたのが上のような配置。これならハンガーパイプの長さを合計で2460mm取れるので、仮住まいのクローゼットと同等。あとは枕棚にカバンとかを乗っけて、ハンガーパイプの下のスペースに無印のPP収納ボックスを重ねる算段であります。

 

最初BESS東葛さんに枕棚やらハンガーパイプを組んでいただくようにお願いしたのですが、どういうわけだか無理とのこと。主な理由としては以下の2点であります。

 

① 1680mmだとパイプのスパンが長いため途中で曲がる

② だから中間で吊らないといけないけど、そうすると枕棚を丈夫にする必要が

③ でも勾配天井だから枕棚を丈夫にできない

 

うーん、確かにパイプのスパンは1680mmと長めですが、フツーのパイプよりも太い38mmのを使えば、100kgくらいまでの荷重であれば1mmくらいのたわみに抑えられるはず。だったら、中間で吊らなくても平気で、枕棚もフツーにつけられるはず。

 

私「ですよね?」

B「38mmパイプだと引っ掛けられないハンガーが出てきて」

私「いやハンガーくらい買い替えます」

B「32mmでも38mmでも6mmしか違わないですから大差ないですよ」

私「曲げ剛性で考えると1.5倍くらい違うんですが」

B「そんなはずありません絶対たわみます無理です」

 

そこまで言うのならということで、1680mmのパイプに50kgと100kgの重さのモノを掛けた時のたわみ量を計算します。あ、パイプの厚さは1.2mmに設定いたします。

 

【50kgの場合】

32mm:1.074mm

38mm:0.631mm

 

【100kgの場合】

32mm:2.147mm

38mm:1.261mm

 

コレはフツーの無垢パイプで考えた場合なので、実際の電縫管だともうちょっとたわむと思いますが、それでもスパン1680mmで100kg吊っても1mmちょっとのたわみ量なら全然セーフ。つか100kgってどんなにパンパンに吊ってもありえないでしょへーきへーき。

 

と、ここまで計算してお願いするのもアホくさいので、自分で作ることにしました。最初からそうしろよ。ということで、いきなり出来上がりです。

 

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お、こう見ると意外となんかウォークインクローゼットっぽくなってますなあ。ぶっちゃけ最初この空間を見た時は「狭っ!」としか思わなかったので、アタマの中には奥様が激怒する様子しか思い浮かばなかったのですが、なんとなく形になったので一安心です。

 

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ハンガーパイプと枕棚はこんな感じ。パイプの高さは右側の短いほうが1500mm、左側の長いほうが1380mm。枕棚の高さは右側のパイプに合わせて1500mmにいたしました。これでパイプの長さが違っても見た目もスッキリに違いない、うん。

 

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パイプが余ったので、こんな感じで短い棒もつけてみました。よく角っこでパイプがクロスしてるのは見るのですが、こういうのはあんまり見ません。って当たり前か。これでも長さは150mmほどあるので、意外と掛けられるに違いない、うん。

 

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枕棚はパイン集成材で、厚さ19mm・幅300mm。薄っぺらい気はしますが、そんなに重たいモノを乗っけるつもりはないのでたぶん大丈夫。

 

ちなみにこの下に換気扇があるため、空気が通るように奥側の壁との間にスキマをあけてみました。バッグのストラップとかを奥に落とせばスッキリ見えるはずなので、一石二鳥に違いない。うん。

 

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逆サイドはちょっと見にくいのですが、IKEAの金具やらパイプやらをくっつけてあります。左側の壁には80cmのパイプと、40cm幅のパイプ棚。正面入口上の壁には、折りたたみ式のフックを7つ(上3つが見えにくいっす)くっつけてあります。

 

特に何をどうするか決まってるわけではないですが、帽子やらちょっと掛けときたいものやらは何らかあるはずなので、きっと便利に違いない、うん。

 

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こちらは壁にくっつけてみた同じくIKEAの人感センサー付きLED照明。単4電池3本で勝手に光ってくれます。これならちょっとした出入りのたびにスイッチを操作する必要がなくなって、きっとラクチンにちがいない、うん。

 

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こちらは床にならべた無印のPP収納ボックス。横ワイドという幅55cm・奥行き44.5cmのタイプのものです。コレの小2個、中4個、大2個を組み合わせてありますが、たぶん小だったらもう2個くらい詰め込めるはず。

 

ちなみにこちらも壁との間にちょっとスペースを開けてあり、後ろに普段使わないイロイロをしまい込めるはずなので、きっと収納力も十分にちがいない、うん。

 

ここまでやって、大体のお値段は以下のような感じでございます。パイプはオールステンレスとステンレス巻管がありますが、サビる場所ではないので安い方のステンレス巻管を使用。ブラケットが高いのは、ロングスパンの方を耐荷重高めのブラケットにしたためであります。

 

レシートを紛失したため正確な金額を覚えてないのですが、合計金額は大体1万3400円ほど。いちおうご参考まで。

 

ハンガーパイプ(38mm) 3000円

パイプブラケット(5個所) 3500円

IKEA80cmパイプ   1200円

IKEA40cmパイプ棚  1300円

IKEA折りたたみフック  3600円(9個)

IKEA照明        800円(2個)

 

さて、これでいよいよお引っ越し。と、その前にちょっと時間を巻き戻して、施主検査についてのお話です。ちょっと暗いぞ。

 

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次回「施主検査で悲しい思いをする話(その1)」につづく

 

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