第一次外構大戦(その2)
そういえば前回からこれっぽっちも戦争っぽくないのに大袈裟なタイトルがついてて、なんだよまたタイトル詐欺かよと思われている向きもあるかと思いますが、ここまでは第二次大戦のまやかしの戦争にあたる時期でありまして、きっとこの後は派手なドンパチが発生するはずです、きっと。
さてはて、帰ってきてほどなく、注文していた唐船ツツジをお届けいたしますという宅急便さんからの電話が。前回のブルーパシフィックがフツーに箱に入って届いたと聞いていたのですが、葉っぱが箱で届くってどういう意味かしらん。
などと思っていたら、フツーにこんな感じで届いてビックリであります。これで17株。すでに花が満開レベルでついていて、中にはもう終わりかけのもありますが、全体的には元気な感じ。いや、素人なのでよくわかりませんが。
届いてから慌ててウェブで「つつじ 植え方」などと検索し、必要そうな物資をホームセンターで調達します。買ってきたのは腐葉土50Lと鹿沼土56L。それともうひとつ、三角ホーという謎の農具もチョイスいたします。
なんでもツツジは酸性の土を好むらしく、でもってこの鹿沼土が酸性らしく、そいつを腐葉土と混ぜてやれば万事OKとのこと。情報の正誤の判断すらままなりませんが、ウソついても何の得もないでしょうし、もう言われるがままです。
まずはとりあえず全部のツツジを箱から出してやって、ざっくりと並べてみます。なんとなく間隔を見つつ、サイズに差があるのでどう並べるのがキレイに見えるかなどと考えてみます。あ、ちなみにこのツツジは16.5cmポットに入ってます。
で、こちらが建設予定地。いや、建設じゃないけど、まあ、この場所に植えます。が、しかし、工事終了後にBESS東葛さんがどっから持ってきたのか分からないテキトーな砂が撒かれていて、乾けばガチガチ降れば沼という状態になっているため、まずはある程度開墾してやらなければなりません。しんどい。
ここで先ほどの三角ホーの出番です。最初はスコップ買ってきてそいつで掘り返そうと考えていたのですが、お向かいのおじいさんの言葉によるとそんなもんじゃ歯が立たないとのこと。ので、オススメのコイツで耕していきます。
スコップと違って柄が長く、振りかぶってザクザクイケるので、体力的にとてもラク。ヨコにも刃がついているので、土をかき寄せたりするだけでなく、雑草も根っこから刈れたりするのでたいへん便利な道具です。
その代わりと言ってはなんですが、土の状態は表面がガチガチの固まった砂で、その下3cmくらいにゴロゴロの砂利が混じった硬い土という、たいへん人に優しくない仕様のため完全にプラマイゼロ。マジでしんどい。
それでも30分くらい掛けてこんな感じで耕しおわり、両手のマメと引き換えにようやくツツジ様をお迎えする準備が完了いたしました。しくしく。
やり方はちょっと考えて、まず三角ホーで30cmくらいの穴を掘り、その中に腐葉土と鹿沼土を入れて混ぜて、でもってその中にツツジを植えるという方法に。バケツいらずでラクチンですが、コレでいいのか?
すっかり陽も傾いてきたころ、ようやく17株を所定の位置に植えることができました。株と株の間隔は60cmで、前列と後列は30cmずつズラしてあります。水平儀を使ってレベルも合わせたので、いちおう揃って見えなくもありません。これでなんとなく広縁の裾を隠すことが出来るような気がしなくもなくもない。
ただただ辛く、面白いことなど何もない作業ではありましたが、水を張ったばかりの田んぼ(当時)といっしょに眺めると、それはそれで悪くない眺めでして、そこはかとない満足感とともに、残った土地どうしようなどと暗い気持ちもアタマをもたげてまいります。つらい。
次回「第一次外構大戦(その3)」につづく