第一次外構大戦(その1)
関東は梅雨真っ盛りという感じのお天気になってまいりましたが、全国8000万のエアコンまだ取り付けてねーよどうしようという新築オーナーの皆様、いかがお過ごしでしょうか? 私たち一家3人の程々の家もご多分に漏れずまだその状況なのですが、不思議な事に本日までシーリングファンのみで快適(当社比)に生活できております。これまでの悲惨な住宅状況が偲ばれます。
さて、ちょっと季節は前後いたしますが、上のエクステリアプランを検討していたのがゴールデンウィーク前のお話。当初のんびり構えていたわけですが、ふとしたことから草花にはシーズンがあるということに気づきました。
私「どうしようホームセンターにツツジ売ってないんだけど」
妻「ネットもあらかた売り切ればい」
私「花の季節が終わると売らなくなるんですなあ」
妻「花のついとらんツツジ植えようとするなんて公共事業くらいやろ」
というわけで、慌ててプランの中から唐船ツツジとシマトネリコを楽天市場で購入。こんなもんが家から一歩も出ずに買えるなんてどうかしてる気もするのですが、そんなことを言っていたら本人が1週間ほど家に帰れない事態が発生。
私「ツツジは発送遅らせてもらえたけど、シマトネリコはもう送っちゃったって」
妻「(#^ω^)」
私「というわけで、大変申し訳無いのですが植えといてください」
妻「(#^ω^)」
私「じゃ、じゃあ行ってきます」
妻「(#^ω^)」
イロイロ調べると、シマトネリコはとにかく丈夫ということらしく、まあたとえテキトーな植え方をしたとしても1週間やそこらでダメになることはなかろうという気もしつつ、しかし植える相手はバラを3回枯らした剛の者ということもあり、私は連日の接待で美女に囲まれ美食に舌鼓を打ちつつも心が休まることはこれっぽっちもなかったのであります。
妻「(#^ω^)」
で、帰ってきたらこんなことになっておりました。
私「おおおなんかできてる!」
妻「ムフー」
私「ていうかなにこの下に並んでるやつ」
妻「ブルーパシフィックばい」
私「あれなんか聞いたことある」
妻「君が植えたがってたやっか」
私「あっ」
妻「先にシマトネリコだけ植えたけど、なんか寂しかったから追加したとよ」
私「おおおお」
こちらがブルーパシフィック。15cmポット(よくわかってない)に入っていたらしく、砂地に穴を掘って腐葉土混ぜてそのまま植えたとのこと。緑があざやかで意外とかわいいですが、コイツが1年で70cmも伸びるっていったいどういう状態になるのか皆目見当もつきません。
私「ていうかシマトネリコでかっ!」
妻「わたしもビックリしたばい」
私「これ植えるの大変だったでしょ」
妻「そ、そうね」
私「支柱もちゃんとカッコよく組んであるし」
妻「で、でしょう」
私「下を石で支えるなんて凝ってますなあ」
妻「わ、わかる?」
私「ていうか何だこれ!」
私「ライト植わってるwwwwww」
妻「……」
私「コレ電源どーしたの?」
妻「で、でんげん?」
私「あっ!」
私「ソーラーパワーwwwwwwww」
妻「そうそうソーラーソーラー」
私「すごすぎるwwwww」
妻「そうでしょうそうでしょう」
なんと驚いたことに、たった1週間家を空けている間に、玄関側の外構がなんとなく完成しているではありませんか。しかも予定よりはるかに立派になって。
私「……」
妻「……」
私「怒らないから正直にいいなさい」
妻「お向かいのおじいさんが手伝ってくれました」
私「……」
妻「……」
私「……」
妻「お向かいのおじいさんが全部やってくれました」
私「……」
妻「……」
私「君が希望したお土産はお向かいさんに持っていく」
妻「はい」
私「君はこの上海蟹せんべいで我慢しなさい」
妻「はい」
施工状況の写真がない理由も分かり、でもって聞いたところ、おじいさんの「これライトアップするの?」という無邪気なヒトコトに思わずハイと答えてしまい、でもって勧められたのがこのソーラーライトということで、お値段も3000円とかありえない安さで、これはこれでファインプレーのため、個人的には大変満足であります。なにこの文章。
そんなこんなで、夜はご覧の状態になっております。目隠しにもキチンとなってくれてるし、カッコいいし、お向かいのおじいさん本当にどうもありがとうございました。
次回「第一次外構大戦(その2)」につづく