程々の家の理想と現実(工期編・その1)
施主検査というか引渡しの時に大変残念な思いをした私たち一家3人の程々の家。ずっとモヤモヤしていたのですが、やっぱり文章にするとそれなりに考えもまとまりますし、私の精神衛生的にもいい効果を与えてくれるようです。ふう。
全3回でお伝えした施主検査の様子。サムネールを見返すとサラリーマン珍太郎、ホームラン8本打たれた番長、仁義なき戦いの菅原文太と、私の心情を如実に表していて大変興味深かったりします。
で、今回はちょっとマジメに、一体全体何が気に食わないかということを考えてみます。画像少なめ文章多めですがご容赦を。
一般的に、気に食わないということは理想と現実に何らかの差が生まれているからと考えられます。出てきたハンバーガーが写真より小さかったり、届いたクルマが写真よりボロかったり、やってきたお姉さんが写真と全然違ったり。
妻「(#^ω^)」
私「ひえー!」
というわけで、今回の家造りで、いったい何が気に食わなかったのか、理想と現実というトコロで考えてみましょう。
【工期】
理想:9月ごろ引越し(契約から6ヶ月)
現実:翌年4月中旬引越し(契約から13ヶ月)
コレはたいへんたいへん不満であります。何度か書いているように、今回家を建てるにあたって、なるべく早く引越したいという希望を持っておりました。理想は上に書いたように6ヶ月。とはいえ、買った土地が市街化調整区域ということもあって、プラス2ヶ月の11月までは譲歩いたしました。
いやあ、まさかそこからもう半年掛かるとは。というのが、今の正直な感想でございます。ははは。
いやね、こちらも子供じゃないので、何が何でも約束守れというつもりは毛頭ございませんで、何かの事情があって遅れてしまうのは仕方ないと思うのですよ。ていうか、私もよく遅刻しそうになって今向かってますとか言ってるし(おい)。
ただ、何の説明もなくさらっと半年遅れるのはなんかもうスゴいとしか言いようがないというか、せめてなんか「協議の上納期を変更しました」的なアリバイくらい残しとけよというか、あと完成保証の期間延長するのくらい同意するからお願いだから勝手にハンコ買ってきて私たち名義の書類作るのやめてというか、ツッコミどころが多すぎて疲れました、はい。
妻「まだ言いたいことがあるばい!」
私「はいなんでしょう」
妻「遅れた理由聞いたら『役所の開発許可が遅れたから』て言うてたやっか」
私「あれホントに遅かったんじゃないの?」
妻「調べました」
私「ヒェ〜ッwwwwwwwwwwww」
妻「その結果」
私「はい」
妻「申請出すのが遅かっただけばい」
私「マジで!?」
えー、私たちがBESS東葛さんと契約したのが去年の3月。でもって、そこから建築許可が出たのが9月上旬。さすが市街化調整区域、許可が出るのに半年もかかるのかなどと考えておりましたが、なんか妻によるとそうじゃない、と。
妻「市街化調整区域だと、建築確認申請の前に開発の許可を取る必要があるとね」
私「ほう」
妻「その開発許可申請にも事前協議ってのがあって」
私「ほほう」
妻「事前に仮の図面やら何やらを見て、問題ありそうなところを潰して」
私「ほほほう」
妻「で、実際の申請をスムーズにするための仕組みなんよ」
私「なぜそんな面倒な」
妻「窓口は市だけど実際に開発許可出すのは県だから」
私「ほう」
妻「県に書類上げて突っ返されるとそれだけで1ヶ月無駄になるやっか」
私「なぜそんなにw」
妻「開発許可を出すための会議が月1回だから」
私「マジでwwww」
ということで、できるかぎりタイムラグをなくすために事前協議という仕組みを作っていて、というわけで図面とかが固まりきる前にとりあえず持ってきてNGポイントを把握してほしい、という流れのようであります。
ところが今回BESS東葛さんは、事前協議では見もしないような家の細かい仕様が全部決まるまで申請を出さず、でもってソレとは関係ない排水計画でNGを出されていたとのこと。ううむ。
結局5月末に出した事前申請に回答が来たのが7月上旬。でもって、その回答をもとに申請内容を修正して、正式な開発許可申請を出したのが7月下旬。でもって、8月上旬と意外とすぐに開発許可が下りております。
私「てことは開発申請で役所の手続きに掛かった時間って」
妻「実質1ヶ月半やね」
私「役所いけるやん!」
妻「まあ、まだそこから建築確認申請があるけど」
私「フツーここからはじまるやつですね」
妻「コレは9月上旬に出されてて」
私「ガッツリ夏休み取ってて草wwwwwwww」
妻「1週間後には確認下りとるばい」
私「役所いけるやん!!!!」
というわけでまとめますと、通常3ヶ月ほどかかるとされている市街化調整区域の開発許可申請。私たちの場合は実質2ヶ月弱と、むしろたいへんスムーズに許可が下りている案件ということがわかりました。
私「えと、じゃあ、3月中旬に契約して9月中旬に許可が下りてるわけだから」
妻「ちょうど6ヶ月」
私「そのうち役所にあったのが2ヶ月で」
妻「BESS東葛さんにあったのが4ヶ月」
まあ、なんというか、そりゃまあひょっとして市街化調整区域に家建てることなんてそんなないのかもしれませんけど(そりゃそうだ)、だったらだったで最初から「不慣れなんでお時間いただくかもしれません」くらい言ってもらったほうが、こちらとしては心の準備ができるわけで。
でもって、あまつさえそれを他人のせいにするのは感心できないなあ、などと小学生並みの感想を抱くわけでございます。つか、他人ていうか公務員のせいにしちゃったから、同じく公務員であるところの妻から余計な怒りを買い、公務員ネットワークでイロイロと調べ上げられちゃって、提出した書類のハンコも筆跡も違うとかまでバレちゃうし。ていうか公務員こわい。
私「納税者としてひとこと言いたい」
妻「なんね」
私「市役所の個人情報の管理はどうなっているのだね!」
妻「私の名前で申請出しとるしなんの問題もなかろうもん」
私「そうですねwwwwww」
妻「ムフー」
私「ん、でも建築確認が下りたのって9月の中旬だよね?」
妻「そう」
私「地鎮祭いつだったっけ?」
妻「11月上旬」
私「どゆことーwwwwww」
写真もろくすっぽないまま長くなったので、ふたたび連載化となりました。楽しくないお話ではございますが、よろしくお付き合いのほど、平にお願い申し上げます。
次回「程々の家の理想と現実(工期編・その2)」につづく