アンチ程々の家宣言 〜BESSの家で程々じゃないジャパネスク生活〜

BESSがプロデュースするジャパネスクハウス「程々の家」を、ぜんぜん程々じゃなく暮らす様をご紹介いたします。

施主検査で悲しい思いをする話(その3)

何だかよくわかりませんが、この施主検査のお話になったとたんアクセス数がすごいことになり、いかに皆様他人の不幸が大好きかということを痛感しております。ちくしょう。というのは嘘で、やる気もひとしおでございます。

 

というわけで、本日もハイエナのような、もとい、新築に向けて夢と希望の炎を燃やし続けている読者の皆様のために、我が身を削ってネタを提供いたします。息子よ、これが父の生き様だ!

 

妻「0歳児にアホなこと言わんで」

私「ごめんなさい」

 

antihodohodo.hateblo.jp

 

そんなこんなで施主検査の帰り道。とりあえず美味しいものを食べ、人間らしい心を取り戻したところで、今後の予定を考えることに。

 

① BESS東葛に殴り込む

② 銀行に行って土下座する

③ 小人さんを雇って家を完成させる

 

妻「これは考えるまでもなかばい」

私「というと」

妻「①やね!

子「たいたいたいやーい!

 

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私「こらこら」

妻「言ってわからないなら身体で分からせてやらんば

子「たたいやたいたーい!

私「えーと」

 

どうやら人間らしい心を取り戻したのは私だけだったようなので、説得に説得を重ねてとりあえず銀行へ。すんませんおうち出来てませんでしたー。

 

銀「知ってたwwwwwwwww」

私「ですよねーwwwwwwww」

銀「とりあえず28日まで伸ばしといた」

妻「それ間に合わなかったらどがんすっとですか?」

銀「耳揃えて返して

私「血も涙もないwwwwwww」

 

先日の家屋調査士さんによる写真がどれもこれも工事中だったため、当然のことながら登記ができず、本来だったらつなぎ融資分を一括返済しないといけないようなのですが、どうやら社内でイロイロやりくりをしていただき、なんとか28日に引渡しが完了すれば大丈夫なようにしてくれたとのこと。

 

というわけで、残り5日でなんとかするようBESS東葛さんに釘をさし、でもってあっという間に問題の3月28日。ドキドキしながら現場に向かいます。あれなにこのデジャヴ

 

私「こんちわー」

監「どもです」

私「直ってますかー?」

監「いちおう(ドヤ顔)

私「なにそれwwwwwwww」

 

自信満々に自信なさげな発言をされてしまい、こちらとしては混乱の極みなのですが、めぼしいところを見て回ります。まずは外から。

 

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私「えーと、この外壁のキズのところは」

監「パテ埋めしました」

私「パテ見えちゃってますけど」

監「パテ埋めしましたから」

私「色は?」

監「同じ茶色ですから」

 

まあ、アレだ。色なんてのは人それぞれだからな。茶色って言ったら茶色だもんな、たしかに。うん。じゃあ、次は中だ。

 

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私「えーと、この引戸の端っこが割れてたのは」

監「接着剤で補修しました」

私「ヒビが丸見えなんですが」

監「どうせまた割れますから」

私「えーと」

監「もちろん割れにくくなるように下のガイド位置を修正しました」

私「床に穴が空いちゃってますけど」

監「ガイド位置を修正しましたから」

 

まあ、アレだ。ガイドの場所をズラしたら、そりゃあ穴も開くよな。うん。でもって、ズラしたんだから塗装の跡が残っちゃうのも当たり前だよな。とはいえ、床がホコリだらけなのはさすがに引っ越すにあたってアレだな。

 

私「あとここクリーニングっていつ入るんですか?」

監「もう入りました

私「この床のゴミが目に入らぬか」

監「ゴミですね」

 

web.archive.org

 

この監督はアレか? 鳥谷か? そんじょそこらのAIじゃ考えつかないような返しだぞ。ていうか現場でほとんど見かけなかったから、全然キャラクターがつかめてなかったぞ今まで。って、そうだトイレのドアってどうなったっけ?

 

私「あとキズが入ってたトイレのドアは?」

監「今から交換します」

私「建具屋さんは?」

私「私がやります(ドヤ顔)

 

まあ、もともと建具系の職人さんだったのかもしれないし、手先が器用なのかもしれないし、あ、でも手先が器用ならもうちょっと他のとこもちゃんと直したり塗ったりするはずだけど、でもトイレのドア交換だけは得意なのかもしれないし、おまかせしてみようそうしよう。

 

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私「すいませんちょっといいですか」

監「はい」

私「ここに私が敷いた白いタイルカーペットがあります」

監「はい」

私「養生って」

監「下にビニール敷いてますよ?」

私「新品のキレイなキズひとつないドアの下にあるのは私にも分かります」

監「はい」

私「新品のキレイなキズひとつないドアの下にしかないのも分かります」

監「はい」

私「帰りますんで引渡証ください

監「はい」

私「あとカギください

監「はい」

 

と、まあ、このようにして無事に引渡しも終わり、カギも手に入れ、そのままいそいで銀行に行って最終金の決済もなんとか終わり、名実ともに私たち一家3人の程々の家がこの世に生まれ落ちたことと相成りました。ばんざーい。

 

で、ココからはちょっと真面目な話。って、書こうかと思ったけど、これまたずいぶん長くなっちゃったので、もういっぺん記事を改めさせてください。

 

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次回「程々の家の理想と現実(工期編・その1)」につづく

 

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