アンチ程々の家宣言 〜BESSの家で程々じゃないジャパネスク生活〜

BESSがプロデュースするジャパネスクハウス「程々の家」を、ぜんぜん程々じゃなく暮らす様をご紹介いたします。

愛と欲望の設備選び(トイレ&洗面台編)

ずいぶん長くなったこの「愛と欲望」シリーズ。1週間以上ぐだぐだやっておりますが、実際考えてた期間もだいたい一緒の長さだった気がします。つまり私たち一家3人そろってろくすっぽ考えてないわけですが、リアルタイムでは今日お引っ越しでありました。ちかれた。

 

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さて、世間一般の皆様は設備関係のショールームめぐりって大好きそうなイメージなんですが、私は大嫌いです。なぜならば、大体が都会にあってめんどくさい上にイロイロ並びすぎてて覚えてられないという、脳に致命的な欠陥を抱えているからであります。

 

これが私大絶賛(まだ使ったことないけど)のトーヨーキッチン様とか、妻大絶賛(まだ入ったこともないけど)のスパージュ様くらいの様子のおかしさであれば、帰宅後もなんとか記憶にとどめておけるわけですが、コレがトイレとか洗面台とかになっちゃうと、どんなに詳しく説明を受けて「あ、コレいいかも」なんて思ってても、ショールームを一歩出たとたんにどのメーカーの何がどうだったかなんてこれっぽっちも覚えていないのであります。

 

って書いてみて気づいたのですが、なんかトーヨーキッチンとかスパージュとかを導入することになったのは、機能がどうとかデザインがどうとかではなく、単純に記憶力の問題なのではないかという気もしてまいりましたが、そうなると家造りというか生き様の根本が揺らいでしまう気がするので見て見ぬふりをします。

 

幸いその辺のコトに気づいたとこで、前回決めたスパージュに使われるタイルをもういっぺん見たいという妻のリクエストがあったため、もうめんどくさいので都会じゃなくて近所のちっちゃいリクシルに向かいます。

 

私「そんなわけで全然覚えられないんですよーははは」

リ「まあ基本的にはどのメーカーもどのグレードも大きくカタチは違いませんからね」

妻「バカですいません

リ「いえいえ」

私「というわけで、トイレも洗面台も今日ここで決めていきます」

リ「え、いいんですか」

妻「バカですいません

 

というわけで、まずはいちばんこだわりのないトイレから。一応思いつくままにリクエストをお伝えしていきます。

 

① タンクレスがいい

② リモコンがカッコいいのがいい

③ フタが勝手に開くのがいい

④ トイレ内に手洗いはいらない

⑤ ていうか紙巻器だけあればいい

 

私たちの程々の家、トイレには窓もなく壁紙も天井も床も真っ白の予定。なのでもうイロイロめんどくさいことは言わずに、とにかくシンプルな白い空間に白いおトイレがちょこんと置いてあるのがイメージであります。

 

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私「というわけで、なるべくかっこよくて小さいのが理想です」

リ「でしたらこのサティスシリーズですね」

 

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LIXIL | トイレ | サティス

 

リ「3種類ありまして、手前からG、S、Eタイプになります」

私「違いがわかりません」

妻「バカですいません

 

聞いたとこによると、Gタイプは機能満載、Sタイプはコンパクト、Eタイプはその名の通りエコノミーという住み分け方とのこと。よくよく見るとカタチがそれぞれ違ってて、比べてみるとエッジがシャープなSタイプが好みの感じです。

 

リ「お手洗いの長さが壁芯で1820mmあるのでしたらGタイプでも入りますよ?」

私「いや、カッコよくて小さいほうがいいです」

リ「Gタイプなら泡クッション機能もありますが」

私「なんですかそれ」

リ「男性が立って◯◯◯のとき××××で△△△△な機能です」

私「座りション派なので不要であります」

妻「バカですいません

 

そんなこんなでトイレはサティスSタイプに決定。で、この中でも「S8」「S6」「S5」という3種類のグレードがあって、その中から選べるとのこと。機能の違いはこんな感じ。

 

【S8だけにある機能】

→ リラックスミュージック

→ 部屋暖房

 

【S6以上にある機能】

→ プラズマクラスター消臭

→ フルオート便座

→ ほのかライト

 

私「リラックスミュージックとは?」

リ「座ると自動的に音楽がステレオで流れる機能です」

私「それはつまり音姫様*1的な?」

妻「バカですいません

 

というわけで、フルオート便座が欲しいけど、自分がトイレにいることを音楽でアピールしたくない私たちとしては、選択肢がS6しかございません。ので、コレに決定。あとはリモコンをスマートリモコンに変えてもらって、ついでに2連の紙巻器もお願いして、トイレはコレで完了。次は洗面台です。

 

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で、この洗面台。お風呂と合わせるために、正面部分がタイルになることが決定しておりまして、そのタイルもつまりもう決まっております。ニュアンスミックスホワイトとかいう、まあほとんど真っ白のタイルです。

 

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プロダクトサーチ - タイル建材 - INAX WEB CATALOG

 

特にオシャレでもなければ特徴もないのですが、逆に言えばあんまりタイルタイルしてないので(どういう意味だ)、どんな感じにもすることができそう。ってことで、洗面台選びなんてやっぱり一瞬で終わるでしょ的なムードでございました。ということで、リクエストはこんな感じ。

 

① 幅は1650mm

② ボウルはトイレ側に1つでOK

③ タイルを活かせるデザイン

④ お風呂場との連続感があるデザイン

⑤ 収納力よりもシンプルさを全面に押し出したデザイン

 

まず、一見2ボウルは便利そうですが、よくよく考えるとボウルそのものを2人で同時に使いたいというシチュエーションってあまりないのではないかという点に気づいたため、幅があるのに1ボウル仕様を希望。でもって、トイレの中に手洗いがないので、トイレを出てすぐのところにボウルがあればいいなあ、と。あ、汚いと思う人はウチに来ないでください。

 

で、そこから下のリクエストは、まあつまりそういうことです。収納力よりデザイン重視ってことですね。で、さっさと選んで帰ろうとした5分後。

 

私「……」

妻「なかばい」

リ「うちのショールームに置いてあるのは洗面化粧台になっちゃいますからねえ」

 

洗面化粧台となると基本的にはミラーと洗面台がセット。別にそれ自体は問題ないのですが、そうするとせっかくのタイルが全然見えない。というか、お風呂場との一体感というコンセプトが丸つぶれになってしまいます。これはいけない。

 

私「ボウルだけ選んで造作にしてもらう?」

妻「彼らがロクなの作れるとも思えんばい」

私「たしかに」

リ「造作とまではいかなくてもカウンタータイプっていうのもありますよ」

 

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LIXIL | 商品ラインアップ | 洗面化粧室 | カウンタータイプ

 

平たく言えばミラーと別体になっていて、まあつまり家というかお店とか会社とかでよく使うタイプのもの。これなら造作とまではいかなくてもミラーや水栓の選び方次第でタイルを活かしたデザインにできるとのことであります。

 

実物がないとのことなので、カタログをお借りしてその場で熟読。すると、こんなプランが目に止まりました。

 

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私「コレください

リ「え?」

妻「収納のなかばい

私「でもカッコいいぞ」

妻「モノを収納するために洗面台の幅ば大きくしたんやなかと?」

私「でもカッコいいぞ」

妻「いやカッコはよかばってん」

私「モノはなんとかなるよ(断言)

リ「まあ、これならお値段もリーズナブルですし」

妻「そうなのですか?

 

と、まあ、平たく言えばこのようなやり取りの上で、こちらのマーベリイナカウンターCタイプをベースに、こちらのベッセルタイプのボウルと、こちらのシングルレバー水栓を注文。で、ボウル上面までの高さを10cm高くしてもらって90cmに。さらにせっかくだから足元もスッキリするように壁排水プランにして選択完了。いやあ、終わった終わった。

 

と、こんな感じでオールリクシルになった私たち一家3人の程々の家。このプランをBESS東葛に持っていったら、とりあえず図面は引いてくれて、でもなんでか出来上がる1ヶ月前に「すいません壁排水できないんで床排水にします」などと言われてあの図面はいったい何だったんだという思いにとらわれつつ無事死亡するというハプニングはございましたが、一応まあなんとか格好はつきました。

 

さあ、いよいよ残ったのはタイルとか床暖房とかちょこちょこ。というわけで次回、設備編の最終回です。たぶん。

 

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次回「愛と欲望の設備選び(ドア編)」につづく

 

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*1:ライバル企業であるTOTOさんの製品ですと教えていただきました。