間取りバトル(その3)
土間キッチン+アウトドアダイニングという組み合わせでなんとかオープンキッチンと広い玄関土間というスペースをひねり出した私たち一家3人。ようやく間取りづくりの旅もゴールが見えてきたような気がしなくもありません。
とはいえ、ホントに七草でそんなことができるのかはまだ未確認。壁とかは足りてそうですが、まだいまいち信用できません。というわけで、テレビの位置を本気で考えだす前にBESS東葛さんにお伺いを立てることにいたします。
私「いかがっすか?」
B「あの、部屋がなくなってますけど」
私「ほっといてください」
B「たぶん……大丈夫じゃないかと思うんですが……」
私「ですが?」
B「これで構造計算しちゃってからやっぱりやめますって言われると、再計算の追加料金が……」
私「いや、ネタじゃないからwwwwww」
B「はあ……」
私「あ」
B「?」
私「だったらついでにもうちょっとテレビを見やすくしてください」
B「これだと見づらいですか?」
私「テレビが主役ですから」
B「他のお客様だとテレビよりも薪ストーブとかを大切にされるんですが」
私「うるさい!」
私「こんなしみったれたガジェットより!!!!!!!」※個人の感想です
私「こっちのほうがロマンなの!!!!!!!!!!!」※個人の感想です
私「こんなのより!!!!!!!」※個人の感想です
私「こっちの方が大切なの!!!!!!!」※個人の感想です
というわけで、テレビと野球が第一という昭和のような価値観をゴリ押しした結果、1週間後にこんな感じの修正案が送られてまいりました。
私「あ、回り階段」
B「構造的には問題なかったんですが、1本だけ柱が出ちゃいます」
私「柱好きなんでオッケーです」
B「集成材なんでキレイに見せるために化粧仕上げにさせてください」
私「あ、どもども(よくわかってない)」
B「で、回り階段にすればちょっとテレビをセンターに持ってこれました」
私「なるへそ」
そもそも梁とかが表し仕上げになっている程々の家。ついでに大黒柱みたいのがあったらカッコいいのになどと思ったこともありました。カッコだけで作るのはカッコ悪いけど、必要な柱が出てくるのはむしろ大歓迎であります。絶対足の小指ぶつけるけど。
で、階段。確かに回り階段にすればタテ方向のスペースは圧縮できるうえに上り口はヨコ方向に開くことになるので、階段ギリギリにスピーカーを置いても大丈夫。オマケに階段下を収納としても活用できそうです。絶対奥に入れたものは取り出さないけど。
問題点としては玄関から入った時の視線。土間キッチンを採用したことで、玄関入ってすぐ台所となっている現状の間取り。そもそも正面が耐力壁になっている上、その幅が広がってしまうと自然とキッチン方向に視線が行ってしまい、事情を知らないお客様がより一層ラーメン屋と間違う可能性があります。何の事情だ。
妻「イヤ」
私「え?」
妻「回り階段イヤ」
私「ファーwwwwwwwwwww」
妻「かわいくない」
私「まあ確かに」
妻「なんかもっとこう小っちゃくてかわいい階段のなかやろか」
というわけで、「階段 コンパクト かわいい」とかいうキーワードでググったところ、こんな画像が出てまいりました。
私「らせん階段でやんす! らせん階段でやんす!」
妻「カッコいいでやんす! カッコいいでやんす!」
私「開放的でやんす! 視線抜けるでやんす!」
妻「カワイイでやんす! カワイイでやんす!」
私「採用でやんす! 採用でやんす!」
さっそく喜び勇んでBESS東葛さんに「ラセンカイダンサイヨウ プランオクレ」と打電。すると、可能か不可能かで言ったら可能だったのでプランをお送りしますというお返事が、さらに1週間後に帰ってまいりました。不可能だったら先に言ってくれw
私「こんな感じです……」
妻「らせん階段ちっちゃいねえ!」
私「直径1650mmですからね」
妻「パントリーも広くなったやっか!」
私「ちょっとレンジカウンターまで遠くなりましたけどね」
妻「テレビも見やすそうだし」
私「そうですね」
妻「この筋交いを見せるって?」
私「こういうことみたいです」
妻「きゃーカワイイ!」
私「そうですね」
妻「どしたの、テンション低いやっか?」
私「いや、あの」
妻「?」
私「らせん階段の値段が」
妻「値段が?」
私「ひゃくまんえん」
妻「100万円?」
私「100万円」
いよいよもって暴力的になってまいりましたが、階段問題さえ解決すれば間取りバトルもいちおう終了のはず。ということで、がんばって考えます。
次回「間取りバトル(その4)」につづく