程々の家カスタマイズ計画(絶望編・その2)
かわいいという理由だけでサイズを七草に決め、でもって北玄関プランのリニューアルを要求した私たち一家3人。あからさまに乗り気でないBESS東葛さんに若干の不安を覚えつつも、完成を待ちます。
そして2週間後。できましたとのご連絡を受けてふたたび柏へ。さあ、早速プランを拝見いたしましょう。
B「ご要望どおりシューズクロークとパントリーをご用意しました」
私「……」
B「広い土間と広いお風呂もご用意しました」
私「……」
B「オープン風のキッチンもご用意しました」
私「……」
パッと見て個人的にいかんともしがたいという印象を受ける間取りではありましたが、大人なのですぐに口には出さず、ひとまず冷静に検討してみます。ていうか、2階は基本プランと何の変更もないので、1階のみを比較してみましょう。
こちら標準プランとの比較。確かに土間も広くなっててシューズクロークもあり、パントリーも設置されております。
で、こちらは北玄関プランとの比較。やはりこちらの要望がキチンと反映されているように見えます。分かりにくいけどお風呂も1620サイズになってて、洗面台の幅も90センチから135センチへと大幅アップ。
だが、ちょっと待っていただきたい。
何か大切なものを忘れていないだろうか?
私「えと、ベッドルームは?」
B「ないです」
私「え?」
B「ロフトを寝室にしていただければ」
私「ファーwwwwwwwwwwwwww」
B「ダメですか?」
私「ちょっと考えさせてくださいwwww」
B「……」
私「で、オープンキッチンは?」
B「あ、ソレはあります!」
私「どう見ても壁ありますけど?」
B「こういうやつです」
私「ファーwwwwwwwwwwwwww」
B「ダメですか?」
私「節子、それオープンちゃう、対面キッチンや」
B「……」
このようなプランを前にして、主に提案力の部分で大変な不安を感じつつ、早くコトを進めたい一心で、すでに私の独断で申込金20萬圓也を支払ってしまっていたため(なにやってんだ)とりあえず意図を伺ってみます。
私「まずなぜベッドルームがwwwww」
B「パントリーとお風呂と土間とシューズクロークの分で消えました」
私「なぜにwwwww」
B「いや、程々の家は大きさを変えられないので」
私「???」
B「はいー」
私「じゃ、ベッドルーム2階にするぶんロフト広げてくださいwwwww」
B「無理です」
私「なぜにwwwww」
B「いや、程々の家は構造に必要な壁と梁の位置が決まってるので」
私「???」
B「ですからキッチンの前の壁もなくせないので対面が限界です」
私「ファーwwwwwwwwwwwwww」
次回「程々の家カスタマイズ計画(絶望編・その3)」につづく