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アンチ程々の家宣言 〜BESSの家で程々じゃないジャパネスク生活〜

BESSがプロデュースするジャパネスクハウス「程々の家」を、ぜんぜん程々じゃなく暮らす様をご紹介いたします。

愛と欲望の設備選び(キッチン編・その3)

前回は程々の家に導入するトーヨーキッチンのサイズやら仕様やら機器類を決めた私たち一家3人。早くも程々じゃない家になってきた気がいたしますが、まあ気にしない気にしない。

 

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さて、もういっぺん間取り図に戻りますが、このキッチン、後方にパントリーという名の冷蔵庫と洗濯機とカウンターと棚と、とにかくイロイロ詰め込むスペースがございます。

 

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で、このスペース、最初はこんなふうなレイアウトでございまして。

 

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こんな感じのレンジ台を冷蔵庫に並べて置くつもりでございました。幅は75cmまで取れるので、今使ってる石窯ドームもキチンと置けるハズ。が、イロイロ考えていくと以下のような問題が発生する恐れが出てまいりました。

 

・収納スペースが足りない気がする

・玄関入ってすぐコレが見えるのはいかがなものかという気がする

・後ろ側にもカウンターがあったほうがいい気がする

 

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というわけで、パントリーの中の壁をコストダウンも兼ねてぶち抜き、幅165cmのレンジ台というかカップボードというかカウンターを壁沿いにどーんとくっつけることに。

 

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イメージとしてはこんな感じ。上にレンジと炊飯器とトースターとをズラッと並べても幅的には余裕のよっちゃん。収納力が足りなければ吊り戸棚も付けられるし、空いたスペースで作業も可能。よし、コレでいこう。

 

妻「ちょっと待った」

私「?」

妻「コレだと家電まで遠くない?」

私「あ、たしかに」

妻「格子戸は開けとくとして、このプランはいかんばい」

私「は、はい」

 

ということで、もうちょっと考えます。つまりクルッと振り向いただけで家電にアクセスできればいい話なので、じゃあこういうのはどうだろう?

 

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一般的なカウンターの奥行きからもうちょっと大きくして、たとえば60cmとかにしてしまえば、家電をキッチンに向けて配置できます。おまけにワークスペースも拡大するので、お皿を並べるトコからちょっとしたパソコンでのお仕事から、果てには洗濯物を畳むとこまで兼ねられる万能収納台の完成です。やったぜ。

 

妻「なんか浮いとるばい」

私「あ、レンジ」

妻「どがんすっと?」

私「カウンターの下段に入れるっていうのは?」

 

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妻「ああ、なるほど」

私「まあ既製品は売ってないだろうけど」

妻「あ」

私「?」

妻「ゴミ箱は?

私「うっ」

 

確かに上の参考写真のようなカタチにするとなると、ゴミ箱までが遠いという問題は解決されません。ある意味レンジが遠いより問題であります。

 

私「じゃあ、レンジのとこにゴミ箱を……」

 

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妻「レンジは?

私「……」

妻「やりなおし」

私「いや……」

妻「?」

私「腹案があります

妻「また!?」

 

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私「邪魔っけなレンジはコンロ下に入れてしまえ攻撃です」

妻「そがんことできると?」

私「できるできる!」

妻「だったら最初から言いんしゃい」

私「えっ!?」

 

妻のありえないほど軽い返し。

 

そして私は気づいた。

 

何に?

 

妻が「レンジをビルトインする」という意味を分かっていないことに。

 

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妻の認識(想像)

 

私「…」

 

私「……」

 

私「………」

 

私「チャーンス!(心の叫び)

 

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これはつまり合法的にビルトインオーブンを導入できるまたとないチャンス。というわけで、妻が世の中の仕組みに気づかないうちにコトを進めます。

 

私「いいんですか!?」

妻「それしか方法がないならしょうがなかっちゃなか?」

私「じゃあちょっとトーヨーキッチンに行ってきます!」

妻「?」

 

キチンと言質も取ったトコロで頭のなかにベイスターズのチャンステーマ0を鳴り響かせながら一路トーヨーキッチンに。というわけで、コンロ下に入れられるビルトインのレンジくださーい!

 

www.youtube.com

 

でもって、とりあえず今回のレンジに求める条件をざっくり伝えてオススメを教えていただきます。リクエストは以下の通り。

 

・電子レンジ機能付きオーブン

・できるだけ天地の高さが薄いもの

・でも容量は大きいもの

 

上はまあ分かるとして、下はどういうことかをちょっと説明。基本的にトーヨーキッチンの場合、コンロ下は2段の引き出しになります。で、レンジをビルトインした場合、上段の引き出しが潰れるのはもちろんのこと、下段の引き出し高さもレンジの厚みにしたがって低くなるとのこと。

 

コンロ下の引き出しには普段使ってる鍋を収納したいのですが、その中で一番背の高いパスタポットが入らなくなってしまうのはちょっと困る。ということで、下段の引き出し高さをある程度確保できる機種を探してもらいます。

 

T「で、大変申し上げにくいのですが」

私「え、ないんすか!」

T「いや、あるにはあるのですが」

私「?」

T「現在オススメできるのが1機種しかありません」

 

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KM8100001M 60Hz | コンパクトオーブン | AEG | Products | Cooking

 

 

私「あらま」

T「ちょっと前ならミーレでもあったんですが、複合機はなくなっちゃって」

 

基本的にこういったビルトイン系のキカイは、広大なキッチンスペースをほしいままにする人民の敵、もとい、お金持ち向けに作られてるようで、あらゆるものをひとつにまとめないと家が成り立たない私たち一家3人が欲するようなラインナップにはイマイチ注力していないムード。くそう。

 

まあ、とはいえ必要とする機能は全部備わってるみたいだし、今使ってる東芝の石窯ドーム(30L)に比べて容量も39Lと増えるし、上に乗っかるIHコンロとメーカーもお揃いになるし、何よりこないだまであったというミーレに比べて安いそうなので、特に文句はありません。

 

T「あ、あともうひとつ」

私「は?」

T「レンジフードってどうしましょう?」

私「え、あれって選べるんですか?(無知)

T「ペニンシュラタイプだと、基本的にこの「フラット」をオススメしてるんですが」

 

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フラット ペニンシュラタイプ【幅90cm】 | SHOP TOYO KITCHEN

 

私「あ、これでいいです(あんまり興味ない)」

T「おありがとうございます」

 

えー、ほかにもいろんなレンジフードがあるというのを知ったのはだいぶ大人になってからだったのですが、実物を見たらカッコいいし、機能もそれなりだし、お掃除もそれなりに楽そうだし、フツーのキッチンメーカーのに比べたらそりゃちょっとは違うだろうけど、そんなに大差ないって店員も言ってたし、それは間違いないと思う。

 

最新のレンジフード使ったことないから知らないけど、メーカーでそんなに変わったらアホくさくて誰もトーヨーキッチンなんて買わないでしょ。個人的にはこのレンジフードで十分。

 

嘘かと思われるかも知れないけど今のマンションについてる20年前のタカラスタンダードのレンジフードより静かだしカッコも良かった。つまりはタカラスタンダードですらトーヨーキッチンには勝てないと言うわけで、それだけでも個人的には大満足です。 

 

dic.nicovideo.jp

 

さあ、これでキッチンについてはホントのほんとに検討終了。次なる敵はお風呂です。って敵なのか?

 

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次回「愛と欲望の設備選び(お風呂編・その1)」につづく

 

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愛と欲望の設備選び(キッチン編・その2)

前回キッチンどころかただの金属加工のお話になってしまい、妻からたいへんな顰蹙を買ってしまったわけですが、今回はまじめにキッチンに突っ込む機器を選びます。ホントです。

 

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3Dシンクが欲しいばっかりに、メーカー自体はトーヨーキッチン1択となった私たち一家3人の程々の家ですが、メーカー以外にもいろんなことを選ばなきゃいけません。ショールームでお願いしますって言われたのはだいたい下のような感じ。意外といろいろ選ばなきゃいけないんですなあ。

 

① サイズ

② グレード

③ 天板と面材

④ 水栓

⑤ コンロ

⑥ 食洗機

 

この中で①はもう決まっちゃってるからいいとして、最初に選ぶべきはグレード。ここのキッチンは主に「INO」「CORE」「BAY」という3つのグレードから構成されているようで、詳しくは下のリンクを見ていただければと思うのですが、個人的にはこんな感じです。

 

・INO

→クソ高い。天板が薄い。オプションが多彩。

 

・CORE

→やたら高い。天板が厚いけどシャープ。

 

・BAY

→フツーに高い。天板が厚くてちょっとダル。脚が折れるらしい(笑)

 

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トーヨーキッチンスタイル - システムキッチン 商品一覧

 

まず、そもそもの目的となる3Dシンクは、どのグレードでも選べるのでまったく問題なし。というわけで、まずは高い方から見ていきましょう。

 

上の写真とかはもちろんINO。天板の厚さって意外と見た目に効いてきて、もちろんコイツが一番かっこいいのですが、ミドルクラスのCOREのほぼ倍という恐ろしいお値段のため、残念と思う間もなく候補から外れます。

 

で、次のCOREとBAY。コレは画像だとあんまり違いが分からないのですが、実物を目の前にすると天板の角のシャープさが全然違う。INOほどじゃないけど、COREのほうがピンと立ってる感じ。カッコいい。

 

他にも引き出しの奥行きとか選べる面材とかが違うのですが、中でも一番大きいのはキッチンを支えている脚。COREの方が一見細いのですが、キャビネットへの取り付け方法がBAYよりガッチリしてるので、こっちなら地震でも折れなさそう(笑)。

 

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COREとBAYの価格差はだいたい15%くらいなので、ココは迷わずCOREを選択することにいたします。さようならBAY。

 

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で、次は天板と面材。COREで選べる天板は「チタン」と「アイス」の2種類。別にシャレオツさを追求するわけではないので、特に迷わずフツーのヘアライン仕上げっぽいチタンを選択いたします。

 

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あ、ちなみにこっちがチタンで。

 

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こっちがアイスでございます。

 

天板に比べて面材は50種類とかいうとんでもない数から選べるので、めんどくさいのが嫌いな私はあっという間にやる気をなくしましたが、そういうわけにもいかないので頑張って選びます。

 

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最初はオールステンレスにしちまおうとも思ったのですが、玄関入ってすぐにそんな銀色のブツが鎮座してたりすると、宅急便のお兄さんとかが我が家の表玄関をレストランの勝手口と思い込んでしまったりというリスクもあるので、それは無し。

 

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で、じゃあ厨房感をなくすためにはどうすればいいかと考えた結果、カウンター側にこんなモザイクタイルを貼っちゃえばいいんじゃね的に検討した時期もありました。が、失敗した時に取り返しがつかないのでコレもパス。

 

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結構悩んで悩んで、ルシーダというブラックミラーっぽい面材を選ぶことにいたしました。空間に比べて(というか家のサイズに比べて)キッチンが大きい気がするので、ミラーっぽくすることでちょっとでも圧迫感を抑えるのが狙いです。ミラーっぽいのなんて掃除が大変そうという説もありますが、何より安かったので問題ございません。

 

さて、次は水栓。

 

妻「コレで」

私「わっ、いたの!?」

妻「コレで」

私「えっ?」

妻「コレで」

 

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ウサギ ロングノーズ ステンレスフィニッシュ | SHOP TOYO KITCHEN

 

私「な、なにコレ」

妻「ウサギばい」

私「えっ?」

妻「かわいかねえ」

私「えっ?」

妻「あ、3種類あるけどこのステンレスフィニッシュでお願いね」

私「えっ?」

妻「クロームとかつや消しに比べて3万円高かばってん一番かわいかけんね」

私「えっ?(迫真)

妻「それともBESSの標準キッチンにする?

私「喜んでステンレスフィニッシュをご用意させていただきます」

 

なお、このあと水栓が2つ必要という事実を知り、私のお小遣い残高が無事死亡するというハプニングが発生いたしますが、まあ確かに質感という点では高いので、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで妻の要求を受け入れることにいたします。

 

で、コンロ。こちらはひとつ条件がありまして、それはフツーの3口コンロはイヤというもの。デザインがイマイチというのはもちろんですが、我が家で使っている鍋の場合、手前の2つを使ってしまうとサイズ的に奥が使えなくなってしまうのです。

 

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デザインだけで言えばこの三菱のユーロスタイルIHのようにマトモなのも出てきているのですが、なんだか良くわからない奥の銀色の出っ張りのせいで、結局実質2口になってしまうという問題は解決できず。で、コレを解決しようとすると問答無用で輸入モノになってしまうのであります。ひー。

 

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ちなみに、ショールームで見て一発で「コレや!」と思ったのがこちら。ガゲナウの横並びコンロ。どう考えてもコレが一番使いやすいし、ダイヤルが付いてるのも使いやすいし、なによりカッコいいのですが、問題はお値段と、あと幅が900mmと大きいこと。

 

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今回導入するキッチンの幅が2440mm。そのうち両サイドが20mmずつに加え、3Dシンクが1200mmというベビーバスも真っ青の横幅をぶんどってしまうので、残されたサイズは同じく1200mm。この幅をコンロと食洗機で分け合わなくてはなりません。ので、このコンロを導入してしまうと、食洗機が入らないのです。

 

食洗機の幅は450mmか600mmのいずれか。もちろん幅の広い600mmがいいに越したことはないのですが、そっちを選んでしまうとつまりコンロの幅も600mm以下になってしまい、自動的に4口コンロを諦めなくてはなりません。

 

私「むー、どうしよう」

妻「コンロでいいんじゃない?」

私「そう?」

妻「だってフロントオープンだと450mmでも結構入るやっか」

私「たしかに」

妻「コンロは今でも困っとるけど、食洗機は今使ってないから困るかどうかも分からんし」

私「確かに」

 

ということで、食洗機よりコンロを優先することに決定。とはいえそこで幅を450mm取られてしまうことは確定したので、コンロは幅750mm以内の4口という条件になります。トーヨーキッチンで選べるメーカーは「ガゲナウ」と「AEG」の2つ。

 

・ガゲナウ

→ 高いけど、ダイヤルタイプの火力調整がとっても使いやすそう。

 

・AEG

→ ガゲナウにくらべれば安いけど、火力調整がタッチタイプなのがちょっと残念。

 

機能面で言えばガゲナウがよかったのはもちろんなのですが、残念ながら4口コンロの幅が900mm、800mmと来て、次が590mmになってしまいます。コレだと国産メーカーと同じだから、ちょっと小さいなあ。

 

と、せっかく食洗機で泣いた分の幅を有効活用したいという貧乏根性がムクムクとアタマをもたげてきた結果、ガゲナウではなくこちらのAEG製4口コンロを導入することにいたしました。

 

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HK764400PB | IHクッキングヒーター | AEG | Products | Cooking

 

マルチエリアに対応しているので大きいパエリアパンとかも使えるのがいいトコロ。幅も710mmなので、食洗機が入るギリギリの大きさを確保できます。ガゲナウのダイヤル式に比べれば使い勝手は正直イマイチですが、まあそのうち慣れるからへーきへーき。あと、ガゲナウにくらべれば安いし。

 

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さあ、やっと食洗機にたどり着きました。サイズが自動的に決まってしまったので、メーカーと機種を選ぶだけ。選べるメーカーは「ガゲナウ」「ミーレ」「AEG」の3つです。個人的に特徴はこんな感じ。

 

・ガゲナウ

→ 高いけどカッコいい。中のラックがステンレスでキレイっぽい。

 

・ミーレ

→ 高いけどカッコいい。でもガゲナウよりちょっとアレかも。

 

・AEG

→ 上の2つに比べればお値段がリーズナブル。でもラックが樹脂。

 

ぶっちゃけよく分からないのでトーヨーキッチンの営業さんに聞いてみると、オススメはガゲナウとのこと。性能はもちろんのこと、なんでも本国の値段で比べると他の2社にくらべてブッチギリでエクスペンシブなんだそうな。

 

もう事ココに至って脳味噌もだいぶパンク気味でございまして、イギリスのサイトとかをチェックして値段のウラだけとったところで「もうどうでもいいや」状態に。これが世間一般に言うところの選び疲れというものでしょう。

 

というわけで、営業さんの言うコトをまるっと鵜呑みにし、一番かっこいいガゲナウの一番安いヤツを導入することに決定。はい、終わり終わり。

 

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DI 250 441 | Dishwashing | Gaggenau

 

ネタもオチもないまま3000文字以上も書き散らかして、ようやっとお値段が出てまいります。と思いきや、もうちょっとめんどくさい事態が発生。まさかのキッチンだけで3話目に突入です。ていうかコレいつ建つの?

 

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次回「愛と欲望の設備選び(キッチン編・その3)」につづく

 

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愛と欲望の設備選び(キッチン編・その1)

【注意!】本記事にはキッチンに興味のある人ほどどうでもいい情報ばかり載っています。時間のムダにならないようご注意ください。

 

全部コミコミでセットになってるのが売りの程々の家ですが(そうなのか?)、なんだかんだでイロイロ選ばなくてはいけなくなった私たち一家3人。中でも大物はキッチンとお風呂。というわけで、まずはキッチンを見に行きます。

 

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まず、この時点において、私のキッチンに対する要望はこんな感じでございます。

 

① オープンキッチン

→ 目の前が抜けててほしい。

 

② 一枚板で対面がカウンターになってる

→ 手元などはなから隠す気もないため一枚板で、反対側で軽食を取れるようにしたい。

 

③ ワークトップはステンレスがいい

→ 大理石系は本物じゃないと気を使うし、なによりもステンレスが好き。

 

④ ワークトップの高さは90cmがいい

→ 私も妻もどちらかというと背が高いほう。

 

⑤ 2740mmくらいの幅がほしい

→ 間取りの関係で後ろ側にカウンターを設けられないので、幅を広くしたい。

 

⑥ IHヒーターがいい

→ ガスは掃除が面倒だし、そもそもオール電化だからまあこうなるよね。

 

⑦ フロントオープンの食洗機もほしい

→ 引き出しタイプは知恵の輪になっちゃって使いにくいという話をブログで読んだ。

 

この中で①については間取りの段階でクリア。でもって②に関してもほぼ問題はありません。前住んでたマンションが、奥行き1050mmのカウンターでエライこと使いやすかったので、これをマネしようという魂胆です。

 

次に③と④ですが、これもちょっと調べてみたら、だいたいどこのメーカーでも選べそうなので問題はなさそう。で、ひとつ飛ばして⑥と⑦。コレは設備の問題なので、ほしい機種を決めてそれを突っ込めばいい話なのですが(ホントか?)、問題は③でございます。

 

ここまで考えた間取りだとワークスペースを後ろ側に取れないので、できる限り幅を広くしたいと思っていたのですが、間取り図のスペースに幅2740mm、奥行き1050mmのキッチンを置くと、このような感じになります。

 

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図のグレーの部分が土間でございまして、その下側の框とは5cmほどの段差がございます。で、框ギリギリに柱が1本どーんと立っておりまして、その柱とのクリアランスが30cmちょっとしかありません。つまり、楕円形の人間様が、いったん框に上らないと反対側に行けないのです。コレはめんどくさい。

 

コレを解決するにはキッチンを短くするしかないのですが、ほとんどのキッチンは長さが15cm刻み。というわけで、人間様がスムーズに通れる(であろう)60cmを確保するには、キッチン幅は2440mmが限界ということになります。

 

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私「というわけで、我が家に残された道はトーヨーキッチンしかないのだ」

妻「いっちょんわからん」

 

もちろん妻じゃなくてもさっぱりわからないと思うので、ここで解説。こんなふうにキッチンの幅は取れないけどワークスペースは確保したいという場合、前回の記事でちょろっと触れた3Dシンクが威力を発揮するのであります。

 

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この3Dシンクなるもの、上の画像を見てもイマイチわからないと思うのですが、シンクの上に作業台やらまな板やら水切り台やらをレイヤー状に置くことができて、つまりシンクの中までワークスペースとして使えるというシロモノ。つまり、でっかいシンクと広い作業スペースを両立できるのです。

 

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というわけで、どっかのモデルルームに置いてあったコレを初めて見た私は、初めて黒船を見た江戸の人みたいに心底ビックリし、いやあキッチンにコレが欲しいなあと心底思ったわけであります。

 

さすがにお値段がお値段のため、無闇に導入するのははばかられておりましたが、これで使いやすさとサイズの条件を両立するためという大義名分が生まれたため、積極的に導入を働きかけることができます。ビバ小さいお家。

 

私「いやあ、残念だ。幅さえ取れればこんなの導入しなくて済んだのに(棒読み)

妻「……」

私「家をケチったばかりにキッチンに投資しなくちゃならなくなるとは(棒読み)

妻「……」

私「ちょっと聞いたらずいぶん高いみたいだけど、致し方無しですなあ(棒読み)

妻「待ちんしゃい」

私「え?」

妻「別にトーヨーキッチンじゃなくても似たようなのあるやっか」

私「え?」

妻「たとえばステンレスっぽいメーカーでクリナップのコレとか」

 

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私「うっ……」

妻「こっちのほうが安かばい」

私「ダメ」

妻「なして?」

私「に、ニセモノだから」

妻「まあアイデアは似とるけど」

私「あと」

妻「?」

私「パーツの剛性感が段違い」

妻「??」

私「あと作り方が段違い」

妻「???」

 

実際にショールームに行ってみて、トーヨーキッチンはもちろん、リクシルやらクリナップやらウッドワンやらオーダーキッチンメーカーやらイロイロ見て回り、この手のシンクをあーでもないこーでもないイジり倒してみたところ、群を抜いて頑丈だったのがトーヨーキッチンの3Dシンクでございました。

 

他のメーカーは恐らく片付けのラクさとかお掃除のしやすさとかのバランスを考えて、作業台やまな板が薄く軽く作られてます。んが、それはイコール使った時の不安定さ、というか「力を入れてかぼちゃを切るとズレて気持ちよくない」とか「パスタポットに水満タンに入れて置くとグニャッとして気持ちよくない」とかいう事態に直結してしまいます。

 

んが、トーヨーキッチンの3Dシンクは、軽さや掃除のしやすさなんかを一切無視した(少なくとも重さとサイズの面で)のと引き換えに、昔のベンツのドアとか、昔のフェラーリのシフトゲートとか、つまりそれに近い剛性感を手に入れていたのであります。

 

私「まあ、私にとって料理ってあくまで趣味なわけですよ」

妻「はあ」

私「でも、趣味だからこそ、性能以外の剛性感とかにこだわりたいワケですよ」

妻「はあ」

私「あとね、ココもトーヨーキッチンだけだから」

妻「?」

 

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妻「どこね?」

私「シンクの断面を見ると、入口より底のほうが広くなってる」

妻「あ、ホント」

私「コレってすごいよねえ」

妻「?」

 

フツーこの手のシンクとか、あとは鍋や釜やクルマの鉄板なんかもそうですが、絞り加工という方法で金属の板をプレスして作ります。たとえば「凹」の上に板を置いて、上から「凸」のカタチの型を押し付ければ、コップのようなカタチの製品が出来上がるわけでございます。

 

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www.godai-only.com

 

で、もう聡明な読者の方ならお気づきのとおり、これだと入口より底のほうが狭いカタチであればいくらでも作れるのですが、3Dシンクみたいに底のほうが広がったカタチって、フツー作れないのですよね。だって、上から押し付けるパンチが抜けなくなっちゃうし。

 

実際はパンチを割型といって分割できるようにしたり、パンチのかわりに水圧を使ってプレスしたりしてこのような形状を作ることは可能なのですが、どちらもフツーのプレスに比べるととんでもないコストが掛かるので、フツー目にする工業製品でこのような形状のものはほぼゼロであります。たぶん。

 

おそらくこういう形状にすることで、水ハネを減らしたり、シンクの実質容量を増やしたり、下段にパネルを設置する際の使いやすさや剛性感が向上するというメリットがあるのでしょうが、どう考えても効果とコスト(とそれによる販売価格への跳ね返り)が見合うとも思えず、でも、そんなトコにコストを掛けるという、それこそ昔のベンツやらフェラーリみたいな過剰さに、どうしても魅力を感じてしまうのであります。

 

私「でね、コレに使ってるSUS304だと張り出し成形ならラクにできるんだけど」

妻「えーと……」

私「でも3Dシンクは張り出し成形で作れる形状じゃたぶんないし」

妻「あのー……」

私「でも深絞りをやりすぎると表面の被膜が破壊されて錆びやすくなったりするし」

妻「も、もしもし?」

私「そこらへんの性能を保ったままこの形状に成形するノウハウって一体」

妻「き、聞いてくれとる?」

私「え?」

妻「だ、だいじょうぶ?」

私「なにが?」

妻「いろいろな意味で

 

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私「まあ、これで3Dシンクの魅力をわかってもらえたかな?」

妻「トーヨーキッチンにしたいという君の希望はイヤというほどわかった」

私「ありがとうございます」

妻「そこまで言うならいいけど」

私「!」

妻「まあでも、トーヨーキッチン始まって以来のキモい客なのは間違いなかね」

私「キー!」

 

使いやすさや掃除のしやすさといった、本来キッチンに必要とされる条件とはかけ離れた理由を滔々と開陳することでなし崩し的に採用にこぎつけた3Dシンク、っていうかトーヨーキッチン。ということで、次回は「3Dシンク、その特許の秘密と類似品に関する知財高裁の判断は?」をお送りいたします。

 

妻「やめんしゃい(迫真)

私「ウソです。ちゃんと機器類を選びます」

 

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次回「愛と欲望の設備選び(キッチン編・その2)」につづく

 

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愛と欲望の設備選び(序章・その2)

すっかり成金状態となって欲望の赴くままにキッチンやお風呂を選び始めた私たち一家3人。お互いの欲望、もとい、愛の深さに若干冷静になりつつ、引き続き設備類を選んでいきます。 

 

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私「で、あと他に選ぶものは?」

妻「洗面台とかトイレとかやろね」

私「壁紙とかタイルとかもだねえ」

 

そう、この程々の家の場合、床とか壁とかは基本的に全部最初から仕様が決まっているため、フツーの注文住宅にくらべれば選ぶものが大変少なくなっております。らくちんラクチン。

 

そういやこういうトコをラクするために建売みたいな程々の家にしたということを思い出したのは、間取りでさんざんイロイロ考えた後のことでしたが、こういうのを後の祭りと申します。

 

ていうか、ホントはキッチンもお風呂も程々の家標準仕様というのがバッチリ決まってるんですが、キッチンはそもそもオープンキッチンの設定がなく、お風呂もサイズアップしたら全然趣味じゃない上にエクスペンシブな在来工法のお風呂とかを提案されたため、ユニットバスを自分たちで選ぶことに決定。

 

でもって、さらにキッチン横に貼りたいタイルも、標準仕様のはこれまたエクスペンシブな上に趣味でなく、あとは洗面も幅の広いカウンターが無いとかで、ていうかそもそも洗面まで程々の家の暗さに合わせたら、ちょっと具合がわるいときとかそのまま鬱になりそうなので、ここだけは白くしたいという妻の意見を取り入れて、これまた結局自分たちで選ぶことに決定。って、コレほんとにラクになってるのか?

 

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妻「あと床暖房も決めんとねえ」

私「えっなにそれは」

妻「だって君のワガママで土間キッチンにしたやろ?」

 

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えー、おばあちゃんの家に土間があった妻の言うことによると、土間って夏は涼しくていいものの、冬はそのあまりの寒さに土間やめますか? それとも人間やめますか?状態になってしまうという恐怖の施設とのこと。特にこの程々の家の場合、ご覧の通り土間が天然石のためその底冷え度といったら、日本の景気も真っ青とかなんとか。ひー。

 

妻「やけん床暖房は必須ばい」

私「な、なるへそ……」

妻「常にキッチンに立つ君のことを考えてのことやもんね」

私「あ、ありがとう……(常に?)」

 

そんなこんなで、来るべき程々の家に突っ込む設備類はとりあえずこんな感じ。まあ、トイレとか洗面はそこまで凝るつもりもないため、問題としてはキッチン、お風呂、床暖房といったところでございましょうか?

 

 で、ココからが本題。

 

たいへんぶっちゃけたお話として、そもそも私たち一家3人の家造りの予算は、土地が1500万円&建物2500万円の計4000万円。で、ココまで確定しているお金が、土地1100万円の七草1800万円で計2900万円。というわけで、残った1100万円で設備やら照明やらカーテンやらその他よくわからない工事やら何やらをこなさなくてはなりません。

 

これが八風を建てるんだったら、もう残り予算が600万円しかないため贅沢できないのですが、ココまで見てきたとおり思ったよりおカネが余ってしまっているのです。そうなった場合の選択肢はふたつ。

 

・家の予算を減らしていろんなコトに使う

・家を立派にする

 

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妻「まあ普通に考えたらこっちやろね」

私「でも結局これセレナ買っちゃってるじゃん」

妻「(#^ω^)」

私「いやでもせっかくだから多少は豪華にしてもいいんじゃん?」

 

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妻「なにこれ」

私「安土城

妻「(#^ω^)」

 

やはり雲行きは怪しいままですが、私たち一家3人の七草が安土城になるか、それともセレナになるか、パートごとに考えていくことにいたしましょう。カモン安土桃山時代!

 

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次回「愛と欲望の設備選び(キッチン編・その1)」につづく

 

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愛と欲望の設備選び(序章・その1)

前回まででひととおりの間取りが決まった程々の家。なによりも500万円も安い七草で納得いく間取りがつくれた(本当に納得行くかどうかは知らん)のは非常に喜ばしいことでございました。しかし、そのことが私たち一家3人に思わぬ事態をもたらすことになります。

 

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私「いやあ、安く済んでよかったよかった」

妻「家も500万円安かったし」

私「階段も普通の階段を改造するだけだから25万円くらいで済みそうだし」

妻「らせん階段にくらべれば75万円も浮いたってことやね」

私「これはつまり600万円の宝くじが当たったようなもんですなあっはっは」

妻「いや素晴らしい素晴らしいあっはっは」

 

そう、家が小さくて済んだことで(オマケに土地も安かった)私たち夫婦は完全に気が大きくなっていたのであります。

 

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私「これであのキッチンも手が届くでやんす」

妻「これであのお風呂も手が届くでやんす」

私「あのお風呂って?」

妻「あのキッチンって?」

私「……」

妻「……」

私&妻「せーの

 

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f:id:interspur:20170408161154j:plain

 

私「肩湯wwwwwwww」

妻「馬wwwwwwwww」

私「いや馬は関係ないwwwwwww」

妻「ていうか何ねこのキッチン」

私「トーヨーキッチン

 

toyokitchenstyle.tumblr.com

 

私「ていうか君こそ何だこのお風呂」

妻「スパージュ

 

www.lixil.co.jp

 

私「た、高そうだね」

妻「き、君もやっか」

私「なぜこれを?」

妻「どっかのモデルルームで見たけんが素敵やったねえ」

 

f:id:interspur:20170408163630j:plain

 

妻「肩湯とか」

 

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妻「打たせ湯とか」

 

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妻「オーバーヘッドシャワーとか」

 

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妻「ユニットバスなのにタイルとか素敵やねえ」

私「(いくらするんだろうコレ)」

妻「それより」

私「はい」

妻「君こそ何このキッチン」

私「どっかのモデルルームで見たんだけどカッコよかったなあ」

 

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私「3Dシンクとか」

 

f:id:interspur:20170408165709j:plain

 

私「フロントオープンの食洗機とか」

 

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私「ビルトインのオーブンとか」

 

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私「なんか知らないけど浮いてるトコとかもカッコいいねえ」

妻「(いくらするんだろうコレ)」

 

このように、すっかり成金状態になったお互いのどす黒い姿を目の当たりにし、内心戦々恐々とする私たち夫婦。お金というのは人をここまで変えてしまうのでしょうか。

 

というか、ご参考までに申し上げますと我が家の場合、家にいる時間が長いのが私のため、キッチンはどちらかと言うと私の管轄。でもって、肩こりがひどいのが妻のため、お風呂はどちらかと言うと妻の管轄になっております。さらに念のために申し上げますと、決して主夫ではございませんので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

ということで、それぞれ自らが管轄する予算について、はなはだヤバそうな概算要求を行いそうな事態となり、そこはかとない不安は感じているワケではございますが、つまりこれはお互いの管轄を重視した愛ゆえの行動とご理解いただきたい所存でございます。まあ平気だろ600万も浮いてるんだしはははは。というわけで、引き続き設備を選んでいきましょう。

 

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次回「愛と欲望の設備選び(序章・その2)」につづく

 

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間取りバトル(その4)

らせん階段の採用を検討したことで命を危険に晒すことになった私。生まれたばかりの我が子のためにも階段と引き換えに団信を使うわけにはいかないので、他の方法を考えなくてはいけません。

 

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というわけで、ここまでのまとめ。

 

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【らせん階段を採用しなかった場合】

・テレビを置くと広縁に出にくい

・リビングが使いにくそう

・玄関入るとラーメン屋

 

【らせん階段を採用した場合】

・上の問題が解決

・ひゃくまんえん

・パンツが見える

 

というわけで、なんとかひゃくまんえんを支払わずテレビの見やすさと階段の抜け感と広縁への動線を実現させるために今さら勉強を始めます。図書館に行って階段と名のつく本を片っ端から借り、といっても大した冊数があるわけでもなく、オマケに載ってるのはらせん階段だったりらせん階段だったりらせん階段だったりして、どんだけらせん階段好きなんだよ建築家って人種はクソがなどとブツブツいいながら、ふと目に止まったのがこちら。

 

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この時点ではいったい何に目が止まったのかイマイチ自分でも理解できなかったのですが、なぜか気になるこの階段。よくわからないので、自分がやりたいことを写真でまとめてみることに。

 

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らせん階段じゃなくてもこういう階段なら視線が抜けてくれるから、玄関入ってラーメン屋現象が緩和されると思う。

 

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前住んでたマンションは壁掛けテレビ。でもってお掃除がとってもラクだったので、今回も採用予定。でも、下に多少の収納は欲しいかも。

 

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でもって、こんな感じでヨコにスピーカーがおっ立ちます。5.1chはキライなのでウーファーとかは置かなくても大丈夫だけど、このくらいの収納はほしいかも。

 

うーん。

 

うーん。

 

うーん。

 

 

 

私「ととのいました!

妻「見せんしゃい」

 

f:id:interspur:20170408143451p:plain

 

まず、階段を直進に戻します。

 

次に、下から2段目を踊り場にします。

 

さらに、踊り場を奥行き90cm、幅150cm、高さ40cmのテレビボードに見立てます。

 

そして、踊り場のセンターにテレビを掛けます。

 

最後に、かたっぽのスピーカーを階段の下に置きます。

 

以上、階段兼踊り場兼テレビボードの完成です。

 

この七草、吹抜けの真ん中にどーんと表し梁がありまして、それが室内のアクセントになっております。で、このプランだとその梁とテレビのセンターがピッタリ一致するのですね。

 

だからどうしたという話もありますが、梁の下端までの高さが約2300mm。ということは、照明はたぶん梁の上に来ることになるわけで、変なところにテレビを置くと画面に影が出ちゃいます。ので、そのへんのセンター的なものを揃えると後々ラクなんじゃないかなあ、と。

 

で、イロイロ階段をこねくり回した結果、こんな兼用方法に至ったわけであります。テレビの前を人が横切ることにはなりますが、そこまで人通りは多くないでしょうし、ソコは気にしない。

 

でもって、最初の回り階段プランで唯一良かった収納的な部分。当然らせん階段もオープン階段も下に収納をくっつけることはできないのですが、このカタチにすることで、つまり奥行き90cm、幅150cm、高さ40cmの巨大なボックスが出現することに。リビング収納も無事復活であります。

 

あとあと、コレはほとんどの人には死ぬほどどうでもいいことですが、スピーカー同士の距離をものすごーくちゃんと取れるのも素晴らしいポイント。せっかく木だらけの室内で大きい吹抜けの中なんだから、部屋ごと鳴らすにはけっこう気になってた部分だったりします。

 

私「ドヤァ」

妻「よくもまあこんなことを」

私「問題があるとすれば2階に上がるときにテレビの前を横切るくらいだし」

妻「はあ」

私「手すりないのも40cmまでだからそんな危なくないし」

妻「はあ」

私「オマケに梁とのヘッドクリアランスも大丈夫」

 

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妻「よう考えたねえ」

私「ムフー」

妻「ていうかこの階段といい、左下にある謎のスペースといい」

私「ムフー」

妻「土間キッチンといい、パントリーを隠す格子戸といい」

私「ムフー」

妻「なんか意識高い系っぽい家やね(冷笑)」

私「ヤメテー」

 

そんなこんなで紆余曲折のバトルを経て間取りが決定。したかと思いきや、こちらをBESS東葛に送ったところ「法律上踊り場にも手すりが必要」とか言われるというラストバトルがなぜか発生しましたが、建築基準法施行令第25条を4項までちゃんと読めこのやろう攻撃で無事勝利を収めることができました。2016年4月上旬のことでございます。

 

というわけで、いよいよ今度は設備選び。家造りのハイライトが続いちゃってすでにおつかれ気味ですが、大丈夫か?

 

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間取りバトル(その3)

土間キッチン+アウトドアダイニングという組み合わせでなんとかオープンキッチンと広い玄関土間というスペースをひねり出した私たち一家3人。ようやく間取りづくりの旅もゴールが見えてきたような気がしなくもありません。

 

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とはいえ、ホントに七草でそんなことができるのかはまだ未確認。壁とかは足りてそうですが、まだいまいち信用できません。というわけで、テレビの位置を本気で考えだす前にBESS東葛さんにお伺いを立てることにいたします。

 

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私「いかがっすか?」

B「あの、部屋がなくなってますけど」

私「ほっといてください」

B「たぶん……大丈夫じゃないかと思うんですが……」

私「ですが?」

B「これで構造計算しちゃってからやっぱりやめますって言われると、再計算の追加料金が……」

私「いや、ネタじゃないからwwwwww」

B「はあ……」

私「あ」

B「?」

私「だったらついでにもうちょっとテレビを見やすくしてください」

B「これだと見づらいですか?」

私「テレビが主役ですから」 

B「他のお客様だとテレビよりも薪ストーブとかを大切にされるんですが」

 

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私「うるさい!」

 

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私「こんなしみったれたガジェットより!!!!!!!」※個人の感想です

 

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私「こっちのほうがロマンなの!!!!!!!!!!!」※個人の感想です

 

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私「こんなのより!!!!!!!」※個人の感想です

 

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私「こっちの方が大切なの!!!!!!!」※個人の感想です

 

というわけで、テレビと野球が第一という昭和のような価値観をゴリ押しした結果、1週間後にこんな感じの修正案が送られてまいりました。

 

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私「あ、回り階段」

B「構造的には問題なかったんですが、1本だけ柱が出ちゃいます

私「柱好きなんでオッケーです」

B「集成材なんでキレイに見せるために化粧仕上げにさせてください」

私「あ、どもども(よくわかってない)」

B「で、回り階段にすればちょっとテレビをセンターに持ってこれました」

私「なるへそ」

 

そもそも梁とかが表し仕上げになっている程々の家。ついでに大黒柱みたいのがあったらカッコいいのになどと思ったこともありました。カッコだけで作るのはカッコ悪いけど、必要な柱が出てくるのはむしろ大歓迎であります。絶対足の小指ぶつけるけど。

 

で、階段。確かに回り階段にすればタテ方向のスペースは圧縮できるうえに上り口はヨコ方向に開くことになるので、階段ギリギリにスピーカーを置いても大丈夫。オマケに階段下を収納としても活用できそうです。絶対奥に入れたものは取り出さないけど。

 

問題点としては玄関から入った時の視線。土間キッチンを採用したことで、玄関入ってすぐ台所となっている現状の間取り。そもそも正面が耐力壁になっている上、その幅が広がってしまうと自然とキッチン方向に視線が行ってしまい、事情を知らないお客様がより一層ラーメン屋と間違う可能性があります。何の事情だ。

 

妻「イヤ」

私「え?」

妻「回り階段イヤ

私「ファーwwwwwwwwwww」

妻「かわいくない」

私「まあ確かに」

妻「なんかもっとこう小っちゃくてかわいい階段のなかやろか」

 

というわけで、「階段 コンパクト かわいい」とかいうキーワードでググったところ、こんな画像が出てまいりました。

 

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私「らせん階段でやんす! らせん階段でやんす!」

妻「カッコいいでやんす! カッコいいでやんす!」

私「開放的でやんす! 視線抜けるでやんす!」

妻「カワイイでやんす! カワイイでやんす!」

私「採用でやんす! 採用でやんす!」

 

さっそく喜び勇んでBESS東葛さんに「ラセンカイダンサイヨウ プランオクレ」と打電。すると、可能か不可能かで言ったら可能だったのでプランをお送りしますというお返事が、さらに1週間後に帰ってまいりました。不可能だったら先に言ってくれw

 

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私「こんな感じです……」

妻「らせん階段ちっちゃいねえ!」

私「直径1650mmですからね」

妻「パントリーも広くなったやっか!」

私「ちょっとレンジカウンターまで遠くなりましたけどね」

妻「テレビも見やすそうだし」

私「そうですね」

妻「この筋交いを見せるって?」

私「こういうことみたいです」

 

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妻「きゃーカワイイ!」

私「そうですね」

妻「どしたの、テンション低いやっか?」

私「いや、あの」

妻「?」

私「らせん階段の値段が」

妻「値段が?」

私「ひゃくまんえん

妻「100万円?」

私「100万円」

 

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いよいよもって暴力的になってまいりましたが、階段問題さえ解決すれば間取りバトルもいちおう終了のはず。ということで、がんばって考えます。

 

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次回「間取りバトル(その4)」につづく

 

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